Figma Make完全ガイド|使い方・料金・できること

公開日:2026-09-16

Figma Make完全ガイド|使い方・料金・できること

Figma Make完全ガイド|使い方・料金・できること

公開日:2026-09-16

Figmaでのデザイン制作に慣れてきて、次は「プロンプトだけでUIやプロトタイプまで作れたら」と感じている方は多いのではないでしょうか。Figma Makeは、プロンプトからプロトタイプやWebアプリ、インタラクティブなUIを生成できるAI駆動型のツールです。本記事では、Figma Makeでできることから料金プランとAIクレジットの仕組み、基本の使い方、商用利用時の注意点までを整理し、UI/UXデザイナーとしてのキャリアにどう活かせるかという視点も交えて解説します。

Figma Makeとは|プロンプトからUIを生成するAI機能

Figma Makeとは、テキストプロンプトを入力するだけでプロトタイプやWebアプリ、インタラクティブなUIを生成できるAI駆動型のツールです。Figmaが提供するAI機能群は「Figma AI」と総称され、画像生成やテキストのリライト、レイヤー名の自動整理などとあわせて一般提供(GA)されています。Figma Makeはこの Figma AI の中でも、プロンプトから実際に動くUI・アプリを生成する機能にあたります。

2026年9月時点で、Figma Makeの主要機能はGA(一般提供)として利用できますが、「Make on your local codebase」と呼ばれる、生成したものを手元のコードベースへ直接反映する機能はベータ表記です。ベータ機能は今後の仕様変更や提供条件の見直しが起こりうる点を踏まえ、業務で利用する際は都度公式情報を確認するとよいでしょう。

初めて名称を目にすると「Figma AI」と「Figma Make」の違いが分かりにくいかもしれませんが、Figma AIが機能群全体の呼び名、Figma Makeはその中の一機能、という整理をしておくと理解しやすくなります。名称や提供状況(GA・ベータの区分)は今後も変わる可能性があるため、社内の制作フローに組み込む前には最新の公式情報を確認する習慣をつけておくと安心です。初めて触れる用語が多い場合は、クリエイティブ用語辞典で関連ワードを確認しながら読み進めると理解がスムーズです。

Figma Makeでできること

Figma Makeは、プロンプトを入力することでプロトタイプやWebアプリ、インタラクティブなUIをその場で生成できます。生成したデザインはそのまま完成形ではなく、ファイルへのコメントやバージョン履歴の確認、細部を手作業で調整する「ポイント&エディット」機能を使いながら、対話的に仕上げていくのが一般的な使い方です。モバイル表示への対応やカスタムフォントの反映にも対応しており、Web制作の初期プロトタイピングから細部のブラッシュアップまで、一連の流れをFigma上で完結させやすい設計になっています。特にUI/UXデザイナーにとっては、これまでエンジニアに依頼していたインタラクション確認や簡易プロトタイプの動作検証を、自分の手元で完結できる点が実務上のメリットになりやすいと考えられます。企画段階のラフなアイデアを短時間で動く形に落とし込み、チームメンバーや関係者に触ってもらいながらフィードバックを得る、といった使い方も想定しやすいでしょう。AIを使った画像生成にも関心がある場合は、AI総合クリエイティブ講座で表現の幅を広げる学び方もあります。

デザインシステムを活かすMake kits

生成するUIのトーン&マナーを既存のデザインシステムに合わせたい場合は、「Make kits」という仕組みが用意されています。デザインシステムやnpmパッケージと連携させることで、自社・自チームのコンポーネントやスタイルに近い形でFigma Makeの生成結果を得やすくなります。

MCPコネクタによる外部連携

また、MCP(Model Context Protocol)コネクタを使うことで、外部のツールやデータソースとFigma Makeを連携させることも可能です。連携先や活用方法は今後拡張が見込まれる領域のため、公式情報を随時確認するとよいでしょう。

Figma Makeの料金プランとAIクレジット

Figma Makeを本格的に活用するには、有料プランのフルシートが必要です。無料のStarterプランでも試すことはできますが、チームライブラリを利用できない、公開時にはFigma Communityへの同時公開が必須になるなどの制限があります。一方、Dev・Collab・Viewといったシートは、ドラフト内での試用にとどまります。

料金体系は2026年9月時点で、Professionalプランのフルシートが月額16米ドル、Organizationプランが月額55米ドル(年払いのみ)、Enterpriseプランが月額90米ドル(年払いのみ)となっています。Figma Makeを制限なく使うには、Professional以上のプランでフルシートを契約する必要があります。あわせて押さえておきたいのが、Figma AI機能全般に適用されている「AIクレジット」の仕組みです。Figma Makeを含むFigma AI機能全般はこのクレジットを消費する形で提供されており、プランによって毎月付与されるクレジット数が異なります。個人で試験的に使ってみたいのか、チームの制作フローに組み込みたいのかによって、適したプラン・シートの組み合わせは変わってくるため、契約前に想定する使い方を整理しておくとよいでしょう。特に初めて導入する場合は、まず自分の担当業務の中で生成頻度が高くなりそうな作業を洗い出し、月間クレジットの範囲内で収まるかどうかを試算してから契約プランを検討するという進め方も現実的です。

プラン別のAIクレジット付与量

月間に付与されるAIクレジット数は、フルシートの場合でStarterが500(1日あたり150が上限)、Professionalが3,000、Organizationが3,500、Enterpriseが4,250です。Dev・Collab・Viewといったシートについては、プランに関わらず月500クレジットで統一されています。自分やチームがどのプラン・シートで契約しているかによって、Figma Makeを使える頻度の目安が変わってくる点は事前に確認しておきたいポイントです。

機能ごとのクレジット消費目安

実際の消費量は生成する内容によって変わりますが、Figma公式ヘルプセンターの記載によると、フォントの変更で約30クレジット以上、ボタンの反応などインタラクティブ要素の追加で約75クレジット以上、ゼロからのアプリ生成では約100クレジット以上が目安とされています。アプリが複雑になるほど消費量は増える傾向があるため、初めて使う際は小さな範囲から試してクレジットの減り方を確認するとよいでしょう。なお、月間の付与分を超えて利用したい場合は、追加のサブスクリプションや従量課金(pay-as-you-go)で購入する方法も用意されていますが、単価については公式ページ上に明記がないため、契約前に最新の料金画面で確認することをおすすめします。

※上記の料金・クレジット数は2026年9月時点の公式情報です。プランや仕様は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

Figma Makeの使い方|基本の操作ステップ

Figma Makeの基本的な使い方は、テキストプロンプトを入力してUIやプロトタイプを生成し、必要に応じて手直ししていく流れです。細かい操作手順は今後のアップデートで変わる可能性があるため、ここでは大まかな流れを紹介します。

プロンプト入力から生成まで

作りたい画面のイメージや要件をプロンプトとして入力すると、Figma MakeがUIやインタラクションを含むプロトタイプを生成します。生成後は「ポイント&エディット」機能を使って気になる箇所を個別に調整したり、コメントやバージョン履歴を確認したりしながら、対話的に完成度を高めていくのが基本的な進め方です。意図した結果を得るにはプロンプトの組み立て方も重要になるため、体系的に学びたい場合はAI総合クリエイティブ講座も参考になります。画面全体を一度に指示するのではなく、要素ごとに分けて具体的な要件を伝えていくと、修正の往復回数を減らしやすい傾向があります。

Dev Modeでのコード確認・反映

生成したデザインをエンジニアに渡す、あるいは自分でコードを確認したい場合は、Dev Modeとの連携を使います。また、生成結果を手元のコードベースへ直接反映する「Make on your local codebase」という機能も用意されていますが、2026年9月時点ではベータ表記です。この機能はベータ期間中は無料で、AIクレジットを消費しない扱いとされていますが、ベータ終了後は通常のクレジット消費が適用される見込みとされています。本格的な開発フローに組み込む前に、最新の提供状況を確認しておくと安心です。

商用利用・著作権に関する注意点

商用利用にあたっては、第三者の著作権を侵害しないようにする責任はユーザー自身にあり、著作権侵害の申し立てがあった場合の手続き(DMCAに基づく対応)も用意されています。

なお、Figma Makeで生成した成果物の商用利用可否そのものを明確に断定する条項は、2026年9月時点の公式ページ上では確認できませんでした。そのため本記事でも「商用利用できます」と断定はせず、実際にビジネス用途で使う前には、Figma公式の利用規約・著作権ポリシーのページで最新の記載を必ず確認することをおすすめします。特にクライアントワークや自社サービスなど外部に公開する用途で使う場合は、生成物に含まれる要素(画像・アイコン・コードスニペットなど)の権利関係を事前にチェックしておくと安心です。判断に迷う場合は、法務担当者や社内のガイドラインと照らし合わせたうえで利用を検討するとよいでしょう。個人の学習やポートフォリオ制作といった非公開の用途と、クライアントへの納品や自社サービスとしての公開といった用途とでは、確認すべき水準も変わってくるため、目的に応じて公式ポリシーを読み直す習慣をつけておくと安心です。

UI/UXデザイナーのキャリアにとってのFigma Make

Figma Makeのようなツールに触れておくことは、UI/UXデザイナーとしての業務範囲を広げるきっかけになり得ます。これまでエンジニアに依頼していたインタラクションの検証や簡易プロトタイプの作成を自分で試せるようになると、デザインの意図をより具体的な形でチームに共有しやすくなると考えられます。

ただし、AIツールを使えることが直接的に年収アップや転職成功を保証するわけではありません。あくまで、実務の幅を広げたり、コミュニケーションを円滑にしたりするための選択肢のひとつとして捉えるのが現実的です。特に、AI活用スキルの有無だけでなく、デザインの意図をロジカルに説明できる力や、生成結果を評価・修正できる力が、今後のUI/UXデザイナーには求められていくと考えられます。

コーディング未経験からでも、Figma Makeを通じてUI実装の感覚をつかんでおくことは、上流工程に関わりたいと考えるデザイナーにとって役立つ経験になり得ます。デジタルハリウッドのUI/UXデザイン専攻では、Figmaを使ったデザイン制作の基礎から、AIを活用した実務の考え方まで学ぶ環境が用意されています。

実際にAI活用がどのようなキャリアにつながるかは個人差がありますが、クリエイターの働き方図鑑や卒業生インタビューを見る、就職・転職サポート体制の詳細なども参考にしながら、自分に合った学び方・働き方を検討してみるとよいでしょう。独学でツールの使い方を覚えるだけでなく、デザインの基礎やチームでの合意形成の進め方まで含めて学び直すことで、AIを使いこなす前提となる土台を固められる、という考え方もあります。

Figma Makeに関するよくある質問

QFigma MakeとFigma AIの違いは?

Figma AIは、画像生成やテキストのリライト、レイヤー名の自動整理などを含むFigmaのAI機能群全体の呼び方で、一般提供されています。Figma Makeは、その中でもプロンプトからプロトタイプやアプリを生成する機能を指し、名称としては「Figma AIの一機能がFigma Make」という関係で覚えておくと混同しにくくなります。

QFigma Makeは無料で使える?

無料のStarterプランでもFigma Makeを試すこと自体は可能ですが、チームライブラリが使えない、公開時にFigma Communityへの同時公開が必須になるなどの制限があります。制限なく継続的に使うには、Professional以上の有料プランでフルシートを契約する必要があります。まずは個人アカウントのStarterプランで操作感を掴んでから、業務で本格的に使うかどうかを判断する、という進め方も選択肢のひとつです。

QFigma Makeの生成物は商用利用できる?

2026年9月時点の公式ページでは、Figma Make生成物の商用利用可否を明確に断定する記載は確認できていません。第三者の権利を侵害しないことはユーザーの責任とされているため、商用で使う際は必ず最新の利用規約・著作権ポリシーを確認するようにしましょう。不明点がある場合は、断定情報を待つのではなく、都度公式サポートやポリシーページで確認する姿勢が実務上は安全です。

Figma Makeを学び、AI時代のUI/UXデザイナーへ

Figma MakeのようなAI活用は、UI/UXデザイナーの働き方を広げる選択肢のひとつです。デジタルハリウッドのUI/UXデザイン専攻では、Figmaを使った上流工程からAIを活用した制作の考え方まで体系的に学べます。まずは無料のスクール説明会で、自分に合った学び方を相談してみませんか。

説明会無料・個別相談OK・オンライン参加可

まとめ

Figma Makeは、プロンプトからプロトタイプやWebアプリを生成できるAI駆動型のツールで、Figma AI機能群の一部として提供されています。本格的に使うにはProfessional以上の有料プランが必要で、AIクレジット制のもとプランごとに使える量が変わります。商用利用については明確な断定条項が確認できないため、利用前に公式ポリシーを確認することが欠かせません。

UI/UXデザイナーにとっては、実務の幅を広げる選択肢のひとつとして捉え、必要に応じてスクールなどで体系的に学ぶのも一つの方法です。

デジタルハリウッド 編集部

UI/UXデザインの実務に役立つAIツール活用法を発信。Figmaを中心としたデザインワークフローの最新動向を、専門スクール運営で培った知見をもとに解説しています。

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