デジタルハリウッドが提案する学習スタイル「AIネイティブ・ラーニング」とは?

公開日:2025-08-07

近年、AI が瞬時に画像やテキストを生成するようになったことで、「クリエイターの仕事が奪われるのではないか」という不安や、「どう付き合うべきか」という戸惑いが広がっています。さまざまな学習方法がある中で、独学では客観的なフィードバックを得ることが難しく、自力でのスキルアップには限界があります。 このような背景から、AI を「創造性を高めるパートナー」として捉え、その力を最大限に活用する学習スタイル「AI ネイティブ・ラーニング」を2025年10月から導入。

今回は、「AIネイティブ・ラーニング」とは何かを解説します。

【目次】

AIと対話しながら作品を磨く、共創型の学び方

「AIネイティブ・ラーニング」は、AIを使って何かを“つくる”のではなく、AIとの対話を通じて思考を深め、作品の完成度を高めていくという、新しい発想の学び方です。

たとえば、「どこが良くて、どこを直すべきか」「どうすればもっと伝わるのか」といった問いに、AIが即座にフィードバックを返してくれる。そのやりとりを重ねることで、自分の意図や表現を言語化しながら、作品の完成度を高めていくことができます。

今や、AIを学べる講座や教材は世の中にあふれています。しかしデジタルハリウッドSTUDIOが目指すのは、「AIの使い方を覚える」ことではなく、「AIと共に考え、学びながら、より良いアウトプットを生み出す」こと。 これからのクリエイターに必要な力は、まさにそこにあると考えています。

「難しそう」「自分にできるのか」という不安にも寄り添う

とはいえ、「AIと一緒に学ぶ」と聞いて、不安に感じる方も少なくないかもしれません。

とくに、社会人になってから新しいことにチャレンジしようとしている方や、これまでクリエイティブの世界に触れてこなかった方にとっては、「どこから始めたらいいのか分からない」「学んでも、それが仕事につながるのか不安」といった気持ちがあるのではないでしょうか。

デジタルハリウッドSTUDIOは、AIを“冷たい機械的なツール”としてではなく、「わからないときは、AIにも人にも相談できる」存在として捉えています。ひとりで悩まず、サポートを受けながら“できる”を増やしていける。それが、AIネイティブ・ラーニングの大きな特長のひとつです。

クリエイティブ領域で広がるAI活用のニーズ

では実際に、クリエイティブ分野でAIはどのように活用されているのでしょうか。

デジハリオンラインスクールが実施した「クリエイターと生成AIに関する意識調査2024」では、47.3%のクリエイターが「週に1回以上生成AIを利用している」と回答。 中でも、動画編集に携わる人の43.2%、Web制作に関わる人の39.6%が「生成AIを積極的に活用したい」と答えています。

また、2025年7月にデジタルハリウッドが開催した生成AI関連のセミナーでは、参加者全員が「生成AIを使いこなせるようになりたい」と回答するなど、現場でのニーズが顕在化しています。

こうした流れを見ると、「AIを活用する力」は今後、特別なスキルではなく、誰もが持っていて当たり前になっていくと考えられます。

Ututorが実現する、AIとの深い学び

AIネイティブ・ラーニングを支えているのが、デジタルハリウッドSTUDIO独自のチューターAI「Ututor(ユーチューター)」です。

このAIは、蓄積された教育データや作品例をもとに、まるでプロの講師のように学習者をサポートしてくれます。

※Ututorの詳細ページはこちら
https://school.dhw.co.jp/support/learning/ututor.html

1. プロレベルのフィードバックが、すぐに何度でも

Ututorは、受講生の提出作品に対して的確なフィードバックを即座に返してくれます。 「このままでいいのか」「どこを直すべきか」といった不安に、リアルタイムで答えてくれる存在がいることで、学びの質もスピードも飛躍的に向上します。

2. 改善を重ねる楽しさがモチベーションに

Ututorのコメントは「できていない」ではなく「もっと良くなる」に重きを置いた前向きなアドバイス。 自分の表現が少しずつ洗練されていく過程そのものが、楽しく充実した体験になります。

3. 「なぜ?」を重ねて、完成を決める力が育つ

「この配色の理由は?」「構成は伝わりやすい?」といった問いかけを通して、自分の表現に対する“理由”を言語化していく力も養われます。 これは、プロとして「完成」を自分で決める力=審美眼を育てるうえでも重要です。

AI時代のクリエイター像とは

今後ますます、AIと一緒に考え、つくり上げていくスタイルが当たり前になっていきます。

デジタルハリウッドSTUDIOが提案する「AIネイティブ・ラーニング」は、単にAIの使い方を学ぶだけではなく、AIとの対話を通して自分自身のクリエイティブの軸を育てていくという、新たな学び方です。

ひとりで抱え込まず、AIや人に相談しながら、ものづくりと向き合っていける。そんな学びの環境が、これからのクリエイターにとっての新しいスタート地点になるかもしれません。

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まとめ

生成AIの普及により、クリエイティブの世界は大きく変化しています。 デジタルハリウッドSTUDIOが提案する「AIネイティブ・ラーニング」は、ただAIを使いこなすのではなく、AIとの対話を通して思考を深め、表現の本質に向き合う学び方です。

  • ・時代に合わせて進化してきた学習環境の延長線上にある、新たなスタイル
  • ・AIとの継続的なやりとりを通じて、思考力・創造力・判断力を高める仕組み
  • ・独自開発のチューターAI「Ututor」による、即時かつ質の高いフィードバック
  • ・クリエイティブ業界でも、AI活用スキルが“当たり前”になる時代への対応

これからの学びは、受け身のスキル習得ではなく、AIと共に考えながら、自ら成長していくプロセスそのもの。 「AIネイティブ・ラーニング」は、そんな時代に必要とされる、次世代型の学び方です。

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