デザイナーの資格おすすめ8選|種類・メリット・取得の流れを解説

公開日:2026-07-13

デザイナーの資格おすすめ8選|種類・メリット・取得の流れを解説

デザイナーの資格おすすめ8選|種類・メリット・取得の流れを解説

公開日:2026-07-13

「デザイナーになりたいけれど、資格は取っておいたほうがいいのだろうか」「資格の種類が多くて、どれを選べばいいかわからない」——デザイン分野への挑戦を考えるとき、多くの方がこうした疑問にぶつかります。デザイナーの仕事に資格は必須ではありませんが、未経験からの転職や現職でのスキルアップを目指す場合、資格は自分のスキルを客観的に示す材料として役立ちます。本記事では、代表的な資格の種類や取得のメリット、費用の目安、キャリアへの活かし方までを体系的に整理してお伝えします。

この記事の要約

資格の種類 国家資格からAdobe認定試験まで8種を紹介
選び方 未経験・転職・現役デザイナーなど立場別に解説
費用の目安 受験料は6,000円台〜が中心
活用法 給付金制度で受講費用の負担を抑えられる場合も

デザイナーに資格は必要?資格取得の意味とメリット

デザイナーとして働くために、法律上必須となる資格はありません。実際、現役デザイナーの多くは、専門知識を独学やスクールでの学習、実務経験を通じて身につけています。ただし、資格が「不要」であることと「意味がない」ことは同じではありません。

未経験からデザイナーを目指す場合、ポートフォリオ(作品集)だけでは伝えきれない基礎知識やソフトウェアの操作スキルを、資格という客観的な指標で補完できる点は大きなメリットです。採用担当者は限られた選考時間の中で応募者のスキルを判断する必要があり、資格はその判断材料のひとつになります。

資格取得を目指す過程そのものにも意味があります。出題範囲に沿って体系的に学習することで、実務では断片的に覚えがちな知識を整理し直し、抜け漏れに気づける機会になります。

一方で、資格はあくまで基礎スキルを証明するものであり、実務経験やポートフォリオの質に代わるものではありません。転職やキャリアアップを検討する際は、資格取得と並行して制作実績を積み上げていくことが望ましいと考えられます。

資格を取らずにデザイナーになることはできる?

資格を取得しなくても、独学とポートフォリオ制作だけでデザイナーとして活躍している人は数多く存在します。選考で重視されるのは、最終的には実務で通用する制作物を作れるかどうかという点です。

一方で、未経験からの転職やスキルの証明に不安がある場合、資格は学習の道しるべとして機能します。「資格を取るべきか、ポートフォリオ制作を優先すべきか」という二択で悩む必要はなく、資格の学習過程で取り組んだ制作課題をそのままポートフォリオに活用するなど、両方を並行して進める方法もあります。

デザイナーにおすすめの資格8選

デザイナーに関連する資格は、大きく「Webデザイン系」「グラフィックソフト操作系」「色彩・配色系」の3ジャンルに分けられます。ここでは、それぞれのジャンルを代表する資格を8つ紹介します。

資格名 主催 受験料目安(税込)
ウェブデザイン技能検定3級 厚生労働大臣認定(国家検定) 学科6,000円+実技9,000円
Webデザイナー検定ベーシック CG-ARTS 6,050円
Webクリエイター能力認定試験スタンダード サーティファイ 6,400円
Photoshop®クリエイター能力認定試験スタンダード サーティファイ 8,100円
Illustrator®クリエイター能力認定試験スタンダード サーティファイ 8,100円
色彩検定3級 色彩検定協会(文部科学省後援) 7,000円
DTP検定(ビジネス/ディレクション) 株式会社ボーンデジタル 各10,000円(税抜)
POP広告クリエイター技能審査 公開経営指導協会 5,500円

ウェブデザイン技能検定(国家資格)

厚生労働省が指定した試験機関(インターネットスキル認定普及協会)が実施する、Webデザイン分野で唯一の国家検定です。1級・2級・3級があり、受検手数料は3級で学科6,000円・実技9,000円(2026年度)です。未経験者はまず3級から挑戦するのが一般的です。

Webデザイナー検定

CG-ARTSが主催する民間資格で、Webサイトの企画・制作・デザインから運用までの知識を測ります。ベーシックとエキスパートの2レベルがあり、受験料はベーシック6,050円、エキスパート7,150円(税込)です。2024年度の合格率はベーシック65%、エキスパート30%です。

Webクリエイター能力認定試験

サーティファイが主催する、HTML・CSSを用いたコーディングスキルを問う試験です。受験料はスタンダード6,400円、エキスパート8,000円(税込)で、2025年度の平均合格率は91.0%です。

Photoshop®クリエイター能力認定試験

Adobe Photoshopの操作スキルを測る資格です。受験料はスタンダード8,100円、エキスパート9,100円(税込)、2025年度の平均合格率は73.0%で、累計受験者数は11万人を超えます。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Adobe Illustratorの活用能力を測る資格です。受験料はスタンダード8,100円、エキスパート9,100円(税込)、2025年度の平均合格率は72.1%です。

色彩検定

色彩検定協会が主催する、文部科学省後援の公的資格です。3級・2級・1級・UC級の4段階があり、受験料は3級7,000円〜1級15,000円です。累計180万人以上が受検しています。

DTP検定

株式会社ボーンデジタルが運営する、印刷物のデータ制作に必要な「DTP技術」を測る資格です。受験料はいずれも10,000円(税抜)で、資格の有効期限は2年間です。

POP広告クリエイター技能審査(POP検定)

公開経営指導協会が主催する、店舗のPOP広告作成能力を審査する試験です。受験料は5,500円で、店舗ディスプレイや販促物のデザインに関わりたい人に向いています。

資格取得までの3ステップ

1

出題範囲の確認と学習計画の作成

公式サイトで出題範囲・過去問題を確認し、試験日から逆算して学習スケジュールを立てます。

2

公式テキスト・過去問題での学習

出題範囲に沿ってテキストを読み込み、実技試験がある資格はソフトウェアの操作練習も行います。

3

受験申込みと試験当日の対策

公式サイトから受験を申し込み、実技試験は事前に模擬課題で時間配分を確認しておきます。

目的・立場別|自分に合う資格の選び方

未経験からデザイナーを目指す方は、ウェブデザイン技能検定3級やPhotoshop®・Illustrator®のスタンダード級など、入門レベルの資格から着手すると学習計画を立てやすくなります。あわせてWebデザイナー専攻の学習内容を確認し、資格と作品制作の両輪でスキルを示せる状態を目指すとよいでしょう。

就職・転職を目指す方は、志望する職種と関連性の高い資格を優先すると効果的です。デザイナーの仕事内容や職種の違いを把握したうえで、資格を絞り込みましょう。

現役デザイナーでスキルアップを目指す方は、色彩検定やWebデザイナー検定エキスパートなど専門性の高い資格が選択肢になります。グラフィックデザイン講座の詳細もあわせてご確認ください。

資格はキャリア・年収にどう活きる?

dodaの調査によると、Webデザイナーの平均年収は378万円(2024年、全職種平均426万円)です。年代別では20代341万円、30代407万円、40代433万円、50代以上429万円となっています。

Webデザイナー平均年収 378万円 doda調べ・2024年
紹介した資格数 8種 国家資格〜民間資格
給付金の補助率 最大70% 対象講座の場合

資格そのものが年収を直接引き上げるわけではありませんが、スキルの証明として選考や評価の場面で活用できる点は、キャリアアップを目指すうえでの一助になると考えられます。就職・転職サポートの内容もあわせてご確認ください。

資格取得にかかる費用と勉強期間の目安

紹介した資格の受験料は6,000円台〜1万5,000円程度が目安です。学習期間は、Webクリエイター能力認定試験の場合スタンダード級で約24時間、エキスパート級で約38時間が目安とされ、1〜3か月程度の学習期間を見込んでおくと計画を立てやすくなります。

学習方法は3パターン

独学は費用を抑えやすい一方、通信講座や通学スクールは出題範囲に沿ったカリキュラムや添削を受けられる点がメリットです。在職しながら学習する場合はオンライン受講対応かどうかも確認しましょう。

資格取得と合わせて使いたい給付金・支援制度

経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、対象講座を受講し転職を目指す方向けの補助制度です。講座修了時に受講費用の50%(上限40万円)、転職後1年間継続勤務でさらに20%(上限16万円)、合計で最大70%(上限56万円)の補助を受けられます。デジタルハリウッドではWebデザイナー専攻やグラフィックデザイン講座などが対象講座です。

このほか、専門実践教育訓練給付金の対象講座に該当する講座もあります。給付対象は講座・年度によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

デジタルハリウッドで資格対応スキルを体系的に学ぶ

デジタルハリウッドは、Webデザイナー専攻をはじめとする専門コースで、未経験からのスキル習得をサポートしてきた専門スクールです。カリキュラムはHTML/CSSやPhotoshop®、Illustrator®といった実務ソフトの操作から、Webデザインの企画・制作プロセスまでを体系的に学べる構成です。卒業生インタビューでは実際の活用事例も確認できます。全国36校舎およびオンラインで受講できます。

コース名:Webデザイナー専攻
開講時期:随時(校舎により異なる)
受講期間:コース・受講形式により異なる
授業形式:通学/オンライン

まとめ

デザイナーの資格は、就職・転職やスキルアップの場面で自身の知識を客観的に示す材料として役立ちます。ウェブデザイン技能検定のような国家資格から、Photoshop®・Illustrator®・色彩検定といった実務系の資格まで種類は多岐にわたるため、まずは自分の立場や目指すキャリアに合わせて優先順位をつけることが大切です。資格取得と並行してポートフォリオづくりを進め、給付金制度なども活用しながら、無理のないペースで学習を進めていきましょう。

よくある質問

デザイナーになるのに資格は必須ですか?
法律上必須となる資格はありません。ただし、未経験からの転職や実務での信頼性を高める材料として、資格を取得する方は少なくありません。
独学でも資格は取得できますか?
多くの資格は独学での挑戦も可能です。公式テキストや過去問題を活用しながら学習を進められます。
未経験者はどの資格から始めればよいですか?
ウェブデザイン技能検定3級や、Photoshop®・Illustrator®のスタンダード級など入門レベルから始めると計画を立てやすくなります。
資格取得の費用を抑える方法はありますか?
経済産業省のリスキリング支援事業など、対象講座であれば受講費用の一部が給付される制度があります。
複数の資格を同時に勉強してもよいですか?
不可能ではありませんが、まずは1つの資格に照準を絞って学習し、合格後に次のステップへ進む方が定着しやすいと考えられます。
資格の有効期限はありますか?
多くの資格に更新義務はありませんが、DTP検定のように有効期限があり更新試験が必要な資格もあります。

Written By

デジタルハリウッドSTUDIO編集部

全国に展開する「デジタルハリウッドSTUDIO」の運営・広報チームです。Web・映像・デザインを学ぶ受講生一人ひとりの挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、現場のリアルな声や最新の学習トピックスを発信しています。

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