公開日:2025-11-19
デザインの現場では、生成AIツールの進化によって企画から完成までのスピードが劇的に向上しています。画像生成・レイアウト作成・バナー制作・ロゴ案出しまで、これまで専門スキルが必要だった作業も、AIを使えば誰でも短時間で高品質なアウトプットが可能になってきました。本記事では、最新のデザイン生成AIツール20選を厳選して紹介し、選び方や注意点もまとめて解説します。
【目次】
【2025年】デザイン生成AIツールおすすめ20選
デザイン生成AIツールの進化により、画像制作やバナー生成、レイアウト作成がより高速・高品質に制作できるようになってきました。今回は、デザイン生成AIツールをいくつか紹介します。
ツール Midjourney(ミッドジャーニー)
Midjourneyは、アート寄りの高品質ビジュアル生成に強みを持つ画像生成AIです。光・質感・構図の表現力が高く、広告、ビジュアルアート、コンセプトデザインなど幅広い用途で使われています。テキストから画像を生成でき、直感的なプロンプト調整で繊細な世界観を創り出せる点が大きな特徴です。2025年版では人物の手や顔の精度も大幅に向上し、より自然な仕上がりが可能になりました。商用利用にも対応しており、デザイナーの制作補助としてだけでなく、アイデア出しやラフ制作にも最適なツールです。
ツール 4o Image Generation
4o Image Generation は、OpenAI が GPT-4o に実装した最新の画像生成機能です。従来の DALL·E 系列よりも高速で高精細、構図の安定性や指示の解釈精度が大幅に向上しています。ChatGPT で直接利用でき、画像生成・画像編集・バリエーション作成などを対話形式で行える点が大きな強みです。不要物の削除、背景の生成、要素の追加、色味の調整など細かい編集も自然に反映され、デザイン制作の下書きから完成イメージ作成まで幅広く活用できます。また、テキスト・画像・構造化情報を一体で生成できるため、WebデザインやSNS広告の素材制作との相性も抜群です。DALL·E 3 の後継・統合的な立ち位置の最新モデルとして、2025年に最も注目されている画像生成ツールの一つです。
ツール Adobe Firefly
Adobe FireflyはPhotoshop・IllustratorなどAdobe製品に統合された生成AI機能です。「生成塗りつぶし」や「生成拡張」を使うことで、写真の不足部分を自然に補完したり、レイアウトに合わせて画像を作り直したりできます。またIllustratorの「生成ベクター」ではベクター素材をAIで瞬時に作成できます。Adobe Stockデータをもとに学習しているため著作権面で安心感がある点も大きな利点。商用利用との相性が良く、プロの制作現場との親和性が高いツールです。
ツール Stable Diffusion
Stable Diffusionはオープンソースで使える高性能画像生成AIで、自由なカスタマイズ性が非常に高いことが特徴です。独自モデルの追加やLoRAの読み込みが可能で、特定の絵柄やブランドトーンを反映した画像生成に適しています。無料で利用できる環境も多く、予算を抑えながら高品質な生成をしたいユーザーにも人気です。2025年はSDXLベースモデルの進化により、構図安定性やリアル表現がさらに向上。企業の広告制作、ゲーム背景、アニメ調画像など幅広い用途に対応しています。
ツール Canva AI
Canva AIはCanvaのデザイン機能に統合された生成AI「Magic Media」「Magic Design」などを含む総合AIスイートです。画像生成、文章生成、デザイン自動提案などがワンクリックで実行でき、非デザイナーでもクオリティの高いバナーやSNS画像を作成できます。テンプレート数が豊富で、生成画像をそのままレイアウトに配置できるため、時短効果が非常に高い点が魅力です。チームでの共同編集にも強く、企業のSNS運用にも最適なツールとして広く利用されています。
ツール FigJam AI
Figma AIは2024〜2025年に強化された新しい生成AI機能で、ワイヤーフレームの自動生成、UI要素の提案、プロトタイプの自動化など、UI/UXデザインの効率を大幅に向上させます。テキストから画面構成を生成できるため、アイデアスケッチ〜構成案作成までを一気に短縮できます。FigJam AIでは、カスタマージャーニーや体験マップを自動生成でき、ワークショップの準備も短時間で完了します。Web制作やアプリデザインに関わるチームに必須のAIツールです。
ツール Runway Gen-2
Runway Gen-2は動画生成AIですが、静止画生成やイメージ編集の機能も充実しており、デザイン制作に活用されるケースが増えています。画像をもとにしたモーション生成やスタイル変換など、ビジュアル表現の幅が広く、広告クリエイティブ制作にも向いています。背景差し替え・素材生成などデザイン補助にも便利で、動画・画像を横断したAIクリエイションを強力にサポートするツールとして注目されています。
ツール Ideogram
Ideogramは“文字入り画像”を生成できる点が最大の強みです。AI画像では難しいとされるロゴタイプやタイポグラフィ表現に優れ、バナー広告やポスターなど文字とビジュアルを組み合わせたデザインに最適。フォント表現も自然で、ブランド向きのクリエイティブを短時間で作成できます。2025年版では商用利用も安心して使える体系が整い、より幅広い制作環境で採用されています。
ツール Leonardo AI
Leonardo AIは高精度の画像生成に加え、素材生成やモデル学習に強みを持つ統合型クリエイティブAIです。ゲーム背景・キャラクター素材などの生成に優れ、テクスチャー制作やパターン作成にも幅広く対応しています。UIが使いやすく、初心者でもプロ品質のビジュアルを作れる点が魅力です。自社の制作スタイルに合わせたカスタムモデルを作成できるため、企業のブランド表現を統一した画像生成にも活用できます。
ツール Kittl AI
Kittl AIはロゴ・タイポグラフィ・ポスターなどグラフィック制作に特化したデザインAIツールです。テンプレートがスタイリッシュで、文字入りデザインを高品質に生成できる点が人気です。AIロゴ生成、AIイラスト生成、AIパターン生成など機能が充実しており、ブランド制作やショップデザインにも利用されています。
ツール Photoshop AI
Photoshopに搭載された「生成塗りつぶし」は、画像の不要物除去や構図調整をAIで自動化する強力な機能です。人物の背景拡張や写真の一部編集などが高品質に行え、手作業では時間がかかる修正も数秒で完了します。プロのレタッチ現場でも採用が増えています。生成拡張と組み合わせることで、SNSバナーや記事アイキャッチの素材を効率的に作れるため、マーケターにも非常に便利な機能群です。
ツール Illustrator AI
Illustratorの生成ベクター機能は、プロンプトからベクター素材を生成できる画期的な機能です。ロゴ案・アイコン・装飾パーツなどをAIが生成し、編集可能なパスとして出力します。手描きのスケッチをもとにベクター化することも可能で、作業時間を大幅に短縮。特に企業ロゴ制作やWebアイコン制作など、ベクターデータが重要なシーンで役立ちます。
ツール PhotoRoom
PhotoRoomはEC画像・商品写真の制作に特化したAIツールで、背景削除が非常に高精度です。商品を自動切り抜きし、好みの背景を瞬時に生成できます。撮影スタジオを使わなくても、AIで高品質な商品画像を作れるため、EC事業者やSNSショップに人気。テンプレートも豊富で、商品LPやInstagram投稿画像の制作にも向いています。
ツール Clipdrop
Clipdropはテキストから画像生成できるだけでなく、画像のアップスケール、不要物除去、背景生成など、多機能な編集ツールを揃えています。特に「Relight(AI照明調整)」が優秀で、写真の光源や雰囲気を自然に整えることが可能です。Adobeに買収されたことで品質もさらに向上し、プロの写真加工にも使える精度を持っています。
ツール Microsoft Designer
Microsoft DesignerはAIが自動でデザインを提案するツールで、SNS投稿、バナー、ポスターなどを瞬時に生成できます。文章入力だけで複数のデザイン案が表示され、色・フォント・レイアウト調整も自動で最適化します。Copilotと連携しているため、文章生成→デザイン制作まで一気に完了させられる点が大きな魅力です。
ツール Visme AI
Visme AIはプレゼン資料・インフォグラフィック制作に強いデザインツールです。データ図解やビジュアル資料をAIが自動生成し、統一感のあるスライドデザインを数分で作成できます。企業の企画書・マーケ資料・研修資料など、ビジュアル化の多い業務に最適です。テンプレートの美しさも魅力で、情報整理とデザインを同時に進められます。
ツール Khroma
KhromaはAIが好みの配色パターンを学習し、最適なカラーパレットを提案してくれるツールです。Webデザインやロゴデザインで配色に悩む人に特におすすめです。ブランドカラーの方向性をAIと一緒に定められるため、制作の初期段階で役立ちます。書き出したカラーコードをそのままデザインツールに利用できる点も便利です。
ツール Vectorizer.ai
Vectorizer.aiは、画像をAIで高精度にベクター化するツールです。ロゴ・スケッチ・写真をアップロードするだけで、Illustrator編集可能なパスデータとして出力します。従来の手作業トレースに比べ、圧倒的に時間を短縮でき、品質も安定。ロゴ制作や印刷デザインの現場で使われています。
ツール Remove.bg
Remove.bgは、人物や物体をAIで高精度に切り抜ける背景削除特化ツールです。1クリックで背景透明化が完了し、EC・SNS・広告など幅広いデザイン制作に利用できます。カットラインの精度が高く、人物の髪の毛まで綺麗に処理できる点が強み。大量画像の一括処理も可能で、作業効率を大きく改善します。
Remove.bg
ツール Bing Image Creator
Bing Image Creatorは、無料で利用できる画像生成AIとして人気です。商用利用可能な高品質画像をコストゼロで生成できます。無料でここまで使えるツールは珍しく、個人のSNS画像やブログアイキャッチなどライトな用途に最適です。生成スピードも速く、手軽にAI画像を試したい人におすすめです。
デザイン生成AIツールを選ぶ際のポイント
デザイン生成AIは精度や用途が大きく異なるため、目的に合ったツール選びが重要です。画像品質、編集の自由度、商用利用範囲などを比較し、制作ワークフローに合うツールを選びましょう。
ポイント1:用途に合った生成精度・スタイルを確認する
デザイン生成AIは、写実的・アート寄り・アニメ調・タイポグラフィ特化など、得意とする表現が異なります。広告やバナー向けなのか、イラスト制作が中心なのか、あるいはWebデザインの構成案に使いたいのかによって適したツールは変わります。まずは自分の目的に必要な表現スタイルや解像度が実現できるかを確認し、生成したいイメージに近い作例やプロンプトの相性を必ずチェックすることが重要です。
ポイント2:商用利用可否・利用規約を必ず確認する
AI生成画像はツールによって著作権や商用利用ルールが大きく異なります。商用利用が禁止されているツールや、クレジット表記が必要なもの、生成データが学習に再利用される場合など注意点もさまざまです。特に企業サイトや広告クリエイティブに使う場合は、利用規約の範囲を確認しないとトラブルにつながる可能性があります。制作物を公開・販売する予定がある場合は、商用利用可能で著作権リスクの低いツールを選ぶことが必須です。
ポイント3:編集機能や他ツールとの連携しやすさをチェック
生成した画像をそのまま使うとは限らず、多くの場合レタッチ・レイアウト調整・テキスト追加など後工程が必要です。そのため、PhotoshopやCanva、Figmaなど普段使うデザインツールと連携しやすいかどうかがポイントになります。また、生成後の編集機能(背景変更、要素追加、サイズ調整、拡張など)が充実しているほど制作効率が向上します。ワークフロー全体で負担が減らせるツールを選ぶことで、実務での活用効果を最大化できます。
デザイン生成AIツールを利用する際の注意点
AI生成画像は便利な一方で、著作権や情報漏えいのリスクも伴います。利用規約や学習データの扱いを必ず確認し、安全かつ適切な範囲で活用することが重要です。
注意点1:著作権・商用利用条件を必ず確認する
デザイン生成AIツールで作った画像は、ツールごとに商用利用の範囲や著作権に関するルールが異なります。商用利用が禁止のツールや、生成物に対してユーザーが完全な権利を持てないケースもあり、ビジネス利用する際は特に注意が必要です。また、学習データに著作物が含まれている可能性もあるため、他社ブランドに似たデザインや著作権侵害につながる表現にならないよう十分確認する必要があります。公開・販売する可能性がある制作物は、必ず利用規約を読み、権利的に問題がないツールを選びましょう。
注意点2:機密情報や個人情報を入力しない
多くのデザイン生成AIツールでは、入力した情報がモデル改善に利用されたり、サーバー上に保存されたりする可能性があります。そのため、社外秘のデザイン案、クライアント情報、個人情報など機密性の高い内容をプロンプトに入力するのは避けるべきです。特にクラウド型AIは情報流出リスクがゼロではありません。安全に利用するには、企業向けのセキュアプランを使用するか、情報を抽象化して入力するなどの対策が必要です。運用ルールを整備し、リスクを理解した上で活用しましょう。
デザインAIの活用事例
デザインAIは広告制作から商品開発、アプリUI設計まで幅広く活用されています。ここでは実際の活用事例を紹介します。
事例 1:コカ・コーラ
コカ・コーラは、2023年3月20日、テキストや画像生成AIの技術を取り入れた新しいプラットフォーム「Create Real Magic」の開設を発表しました。このツールでは、クリエイターがコカ・コーラの象徴とも言えるボトルやロゴ、サンタクロースやシロクマなどコカ・コーラ社の広告アーカイブに残る有名なモチーフなど、数十のブランドアセットを活用し、画像生成AIの技術を使ってアート作品を制作できます。
ユーザーがテーマ・シーン・スタイルを選ぶことでオリジナル画像を生成できる仕組みを開放し、その生成された画像をSNS・屋外広告等に展開しました。その結果、従来よりも多様なクリエイティブ案を短時間で取得でき、ブランドへの参加意識(エンゲージメント)や話題化を促せたという事例になります。
事例 2:株式会社パルコ
パルコは「HAPPY HOLIDAYS キャンペーン」の広告制作において、人物モデル・背景・映像・音楽すべてを生成AIで作成したという大胆な取り組みを実施しました。今までは、撮影スタジオ、モデルキャスティング、音源制作など多くのリソースを要するクリエイティブ制作を実施していましたが、このキャンペーンでは、プロンプト入力のみで制作を実施しました。ファッション広告というブランド性の高い領域において、モード感のあるグラフィック・ムービーに仕上げています。制作工数・コストの削減と、ブランドとしての“新しさ”も両立した先進的な活用事例です。
事例 3:伊藤園
伊藤園では、パッケージデザインのラフ出しや広告モデル起用に生成AIを活用しています。例えば、「お〜いお茶 カテキン緑茶」のテレビCMに生成AIで作成したモデルを起用したり、パッケージデザイン案にも生成AIを取り入れたりしています。ラフ案をAIで複数生成し、実際の人が、その中から選択・ブラッシュアップするフローで制作を進めたそうです。
AIタレントを起用した「お~いお茶 カテキン緑茶」のTV-CM第二弾!新作TV-CM「食事の脂肪をスルー」篇を、4月4日(木)より放映開始
「デジタルハリウッド」でWebスキルを身につけよう
デジタルハリウッド専門スクールでは、Webデザイン・UI/UX・動画・3DCG・AI活用まで、幅広いデジタルスキルを実践的に学べます。最新の制作環境や専門講師のサポートに加え、現場レベルの課題に取り組むカリキュラムで、初心者でも短期間で“使えるスキル”を習得できる点が魅力です。副業・転職・フリーランスなど多様なキャリアにも対応しており、時代に求められるWebスキルをしっかり身につけたい方に最適な学習を提供しています。
まとめ
デザイン生成AIツールは、制作スピードを高め、表現の幅を広げる強力なツールです。しかし、著作権や情報管理など注意すべき点もあるため、特性を理解した上で活用することが重要です。本記事で紹介したツールや事例を踏まえ、目的に合ったAIを選ぶことで、デザイン業務の効率化とクオリティ向上を両立できます。最新技術を上手に取り入れ、クリエイティブの可能性をさらに広げていきましょう。
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