Veo3(Veo 3.1)使い方・料金完全ガイド

公開日:2026-09-08

Veo3(Veo 3.1)使い方・料金完全ガイド

Veo3(Veo 3.1)使い方・料金完全ガイド

公開日:2026-09-08

「Veo3」というGoogleの動画生成AIを試してみたいものの、導入を迷っている方も多いのではないでしょうか。Veo2やVeo3.1との違い、実際の使い方、無料で使えるのか、仕事で使ってもいいのかが分からないという方も少なくありません。Veo3は、Google DeepMindが開発する動画生成AIモデルのシリーズ名で、2026年8月時点での最新版はVeo 3.1です。本記事では、使い方や料金プラン、商用利用・著作権で気をつけたいポイントまで、順を追って解説します。

この記事の要約

Veo3とは Google DeepMindの動画生成AI。現時点での最新版はVeo3.1
使い方 Geminiアプリ・Google Flowからテキスト指示だけで動画生成できる
料金 無料プランでの利用明記はなく、Google AI Plus以上が現実的
商用利用・著作権 所有権はユーザー側にあるとされるが、最終判断は都度の規約確認が前提

Veo3とは?Google DeepMindの動画生成AI

Veo3とは、Google DeepMindが開発・提供する動画生成AIモデルの一つで、テキストや画像から映像を生成できるサービスです。「Veo」というシリーズにはVeo 2・Veo 3・Veo 3.1があり、2026年8月時点での最新版はVeo 3.1です。本記事では「Veo3」という名称で広く検索されているシリーズ全体の最新情報として、主にVeo 3.1を中心に、使い方や料金、商用利用の注意点を解説していきます。

特徴として、効果音や環境音、会話音声などを映像とあわせて生成できるネイティブ音声生成に対応している点が挙げられます。ただし、自然で一貫性のある発話(せりふ)の生成は開発途上であるとも案内されています。標準の動画の長さは8秒で、解像度は1080pおよび4Kに対応しています。

生成された動画には、AI生成物であることを示す電子透かし「SynthID」が付与されます。提供チャネルは、一般ユーザー向けのGeminiアプリ・Google Flowに加え、開発者向けのGoogle AI Studio・Gemini API、法人向けのGoogle Vidsなど多岐にわたります。

テキストから映像を作り出すという特性上、これまで撮影機材やロケーションの手配が必要だった映像素材を、アイデア段階で手早く可視化できる点も注目されている理由の一つです。SNS運用や広告制作の現場では、企画の方向性を関係者と素早くすり合わせるためのラフ映像として活用する動きも広がりつつあります。

とはいえ、生成される映像はあくまでAIによる推定・合成であり、意図した通りの仕上がりに必ずしもならない点には留意が必要です。特にせりふを伴う自然な会話シーンは発展途上とされているため、現時点では「ゼロから完成品を作る」よりも「アイデア出しや素材の下地作り」として活用するのが実務的な向き合い方といえるでしょう。

生成AIやプロンプトなどの用語に馴染みがない方は、生成AI関連の用語をやさしく解説するクリエイティブ用語辞典もあわせて確認しておくと、以降の解説がスムーズに理解できます。

Veo3・Veo3.1・Veo2の違いと最新動向

Veo3・Veo3.1・Veo2の違いを整理しておきましょう。Veo 3.1はVeo3の後継モデルで、ネイティブ音声生成やVideo to Video編集など、機能面で強化されているとされています。

注意したいのは、開発者向けのGemini API経由でのVeo3(無印)・Veo2の提供は、2026年6月30日付で終了(deprecated)と案内されている点です。そのため、これから新しくAPI経由で利用を始める場合は、Veo 3.1を選ぶのが基本的な選択肢になります。

日常会話や検索では「Veo3」という名称がシリーズ全体や最新版を指して使われることも多いため、本記事でも「Veo3」を主な呼び方としつつ、実質的な内容はVeo 3.1を中心に解説しています。

なお、旧バージョンのVeo2についても、Veo3と同様に2026年6月30日付でAPI提供が終了しているとされています。生成AIツールはこのようにモデルの入れ替わりが早いため、記事や解説サイトを参照する際は、いつ時点の情報かを意識しながら読み進めることが大切です。本記事の情報も2026年8月時点の公式情報にもとづいています。

一方で、Geminiアプリなど一般ユーザー向けのチャネルでは、モデルのバージョン名を意識せずに「動画生成」機能として提供されている場合もあります。バージョンの違いを厳密に使い分けたい開発者・エンジニアの立場でなければ、まずは提供されている機能をそのまま試してみて、必要に応じて詳細を調べていく、という向き合い方でも十分でしょう。

Veo3(Veo 3.1)の使い方

Veo(Veo 3.1)を利用する主なチャネルは、一般ユーザー向けのGeminiアプリと、動画制作によりフォーカスしたGoogle Flowの2つです。開発者であればGoogle AI StudioやGemini APIから直接呼び出す方法もありますが、まずは手軽なGeminiアプリやFlowでの操作感を確かめてから、必要に応じて開発者向けの経路を検討するとよいでしょう。それぞれの基本的な使い方を見ていきます。

Geminiアプリでの使い方

Geminiアプリでは、チャット欄に「どんな動画を、どんな雰囲気で作りたいか」を文章で入力することで、動画を生成できます。たとえば「夕暮れの海辺を歩く様子を、映画のワンシーンのように」といった具体的な指示を出すと、意図に近い結果が得られやすくなります。

指示を送信すると、モデルが内容を踏まえて動画を生成し、画面上で確認できます。1回で理想の仕上がりにならなくても、指示の言葉を調整しながら生成し直す、という進め方が基本です。人物の動き・カメラワーク・光の当たり方など、盛り込みたい要素を一文にまとめすぎず、優先順位の高いものから伝えるとブレの少ない結果につながります。より細かくプロンプトを設計したい場合は、AI総合クリエイティブ講座のような専門講座で基礎を身につける方法もあります。

生成された動画には前述の通りSynthID電子透かしが付与されるため、AI生成物であることが判別できるようになっています。

Google Flowでの使い方

Google Flowでは、Veo 3.1 Lite・Fast・Qualityという複数のモデルから選んで動画を生成できます。モデルによって生成速度や画質のバランスが異なり、対応する動画の長さも4秒・6秒・8秒(10秒はVeo 3.1 Fastのみ対応)と選択肢があります。

Flowには、すでにある動画を別のスタイルに作り変えるVideo to Video編集の機能もあり、これはVeo 3.1 Fastで対応しています。既存の動画素材をもとに雰囲気を変えたい、といった用途にはこうした編集機能が役立ちます。

用途に応じて、手軽に試したい場合はGeminiアプリ、動画制作の一連の作業をまとめて行いたい場合はGoogle Flow、というように使い分けるとよいでしょう。どちらのチャネルも操作の起点は「言葉で意図を伝える」という点で共通しているため、まずは片方で慣れてから、もう一方も試してみるという進め方がおすすめです

料金プラン|無料で使える?個人向けサブスクと開発者向けAPI料金

Veoの料金体系は、一般ユーザー向けのGoogle AIサブスクリプションと、開発者向けのGemini API従量課金とで大きく分かれています。それぞれの費用感を確認しておきましょう。

個人向け:Google AIサブスクリプションプラン

無料プランのページ上では、Veoによる動画生成の利用について明記がなく、実質的にはGoogle AI Plus以上のプランへの加入が必要になると考えられます。断定はできないため、実際に利用する前にGoogle公式のプランページで最新の表示を確認することをおすすめします。

有料プランは、Google AI Plus(月額725円)、Google AI Pro(月額2,900円)、Google AI Ultra(月額14,500円・32,000円の2段階、取得時点の表示)が用意されています。上位プランほど生成量や利用できる機能の上限が高くなる設計とされていますが、具体的な生成回数の上限はプランページ上に明記されていません。まずはPlusプランから試し、利用頻度に応じて上位プランを検討するという進め方が現実的です。副業やSNS投稿でたまに動画を作る程度であれば、比較的手頃なPlusプランの範囲で足りるケースも多い一方、業務で本格的に活用したい場合は、上位プランや後述のAPI従量課金もあわせて検討するとよいでしょう。

開発者向け:Gemini API従量課金

開発者向けにGemini API経由で利用する場合は、Veo 3.1のStandard・Fast・Liteそれぞれで従量課金となり、無料枠は用意されていません。1秒あたりの料金は、画質・速度を優先したStandardが720p/1080pで0.40米ドル、4Kで0.60米ドルです。バランス型のFastは720pで0.10米ドル、1080pで0.12米ドル、4Kで0.30米ドルとなります。低コストなLiteは720pで0.05米ドル、1080pで0.08米ドルで、4Kには対応していません(いずれも取得時点の表示)。

課金は生成が成功した動画に対してのみ発生し、音声はすべてのモデルでデフォルトで含まれるとされています。自社サービスやアプリにVeoの機能を組み込みたい開発者は、用途に応じてモデルの画質・速度・料金のバランスを比較検討するとよいでしょう。

たとえば、大量の短尺動画を試作しながら方向性を絞り込みたい段階ではコストの低いLiteモデルを、最終的な納品用途には画質を優先したStandardモデルを、というように制作フェーズに応じてモデルを使い分けることで、コストと品質のバランスを取りやすくなります

商用利用・著作権で気をつけたいポイント

Veoで生成した動画を仕事で使う場合、商用利用や著作権に関するルールを正しく理解しておくことが欠かせません。

Gemini API利用規約上、生成物の所有権はユーザー側にあり、Googleは新たな知的財産権を主張しないとされています。ただし規約の「Use of Generated Content」条項には、商用利用を明示的に許可する条項や「ロイヤリティ不要」を明言する条項は確認できず、生成物の利用については利用者自身が責任を負う旨が定められています。ビジネスや広告での利用を検討する場合は、適用法の遵守を前提に、事前にGoogleの最新の利用規約を確認することをおすすめします。

一方で、生成物やAI・機械学習サービスを用いて、Googleのモデルと競合・類似するプロダクトやサービスを開発する目的での利用、Googleモデルを代替・模倣するための利用は禁止されています。また、権利侵害や有害なコンテンツの生成を禁じるProhibited Use Policyが利用規約に組み込まれている点にも注意が必要です。動画という媒体の特性上、実在の人物に酷似した映像や、誤解を招く演出を含む生成物は、こうしたポリシーに抵触するリスクが特に高い領域といえます。

プラン別や、Vertex AI(Google Cloud上で提供される法人・開発者向けのAIサービス基盤)など提供形態別の商用利用条件の細かな違いまでは公式ページだけで確定できない部分もあるため、クライアントワークなど責任の重い場面で使用する際は、利用の都度、Googleの最新の利用規約を確認したうえで判断することをおすすめします。

特に注意したいのは、生成した動画に実在するブランドのロゴや、著名なキャラクターに酷似した要素が含まれてしまうケースです。意図せずこうした要素が混入した映像をそのまま商用の成果物として使用すると、著作権や商標権の観点でトラブルにつながる可能性があります。生成結果を確認する際は、既存の作品やブランドと酷似していないかをチェックする習慣をつけておくと安全です

クライアントに納品する成果物として生成AIの出力をそのまま用いる場合は、事前にクライアントへ生成AIを利用している旨を共有し、認識をすり合わせておくことも、後々のトラブルを避けるうえで有効です。個別の案件での可否に迷う場合は、法務や制作ディレクターなど専門知識を持つ立場に確認する姿勢も大切です。

導入前に確認したい選定ポイント

Veoを導入するかどうかを判断する際は、自分の利用シーンに合わせて選ぶことがポイントです。個人でSNS投稿用の動画をたまに作りたい程度であれば、Geminiアプリとお手頃な有料プランの組み合わせで十分なケースが多いでしょう。一方、業務で継続的に動画制作を行いたい場合は、Google Flowでのモデル選択や、開発者向けAPIの従量課金も含めて検討する価値があります。

広告やクライアントワークなど商用の場面で使う場合は、料金だけでなく利用規約・商用利用条件の確認が前提になる点も忘れてはいけません。

開発者・エンジニアの立場であれば、Gemini API経由での従量課金を軸に、自社サービスへの組み込みやすさ・処理速度・画質のバランスで判断するのが現実的です。反対に、動画制作そのものを仕事にしたい、あるいは副業から本業へと発展させたいという場合は、単発のツール利用だけでなく、企画・構成・編集を含めた総合的なスキルの習得が長期的な武器になります

また、Veoのようなツールが使えることと、クライアントに評価される映像に仕上げる企画力・編集スキルを持つことは別の力です。ツールの使い方だけでなく、動画クリエイターの仕事内容を紹介するお仕事図鑑で実務のイメージを掴みつつ、実務で通用するスキルを体系的に身につけていく視点も大切にしたいところです。

よくある質問

QVeo3は無料で使える?

無料プランのページ上ではVeoの動画生成利用について明記がなく、実質的にはGoogle AI Plus以上のプランが必要になると考えられます。実際に利用する前に公式ページで最新の表示を確認することをおすすめします。

QVeo3とVeo3.1はどちらを使えばいい?

これから新しく使い始めるのであれば、機能が強化された後継モデルのVeo 3.1がおすすめです。Gemini API経由でのVeo3(無印)の提供は2026年6月30日付で終了しているとされています。

Q生成した動画を仕事で使ってもいい?

規約上、生成物の所有権はユーザー側にあり、Googleは所有権を主張しないとされています。ただし商用利用を明示的に許可する条項は規約内に確認できず、Googleモデルと競合するサービス開発目的での利用など禁止事項もあるため、特にクライアントワークで使う場合は最新の規約を確認したうえで判断することをおすすめします。

QVeo3とGoogle Flowの関係は?

Google FlowはVeoモデルを使って動画を生成・編集できる、動画制作に特化したツールです。Flow上ではVeo 3.1のLite・Fast・Qualityといったモデルを選んで利用できます。

Q動画の長さや解像度に制限はある?

標準的な動画の長さは8秒で、解像度は1080pおよび4Kに対応しています。Google Flowでは4秒・6秒・8秒・10秒といった長さも選択できます。

まとめ

Veo3(実質的にはVeo 3.1が最新版)は、テキストや画像から動画を生成できるGoogleのAIモデルです。無料プランでの利用は明記されておらず、Google AI Plus以上のプラン加入や、開発者向けAPIの従量課金が現実的な選択肢になると考えられます。

AIはあくまで制作を補助するツールであり、クライアントワークで評価される映像に仕上げるには、企画力や編集スキルを体系的に身につけることが重要です。AIを活用しながら実務レベルの動画制作スキルを学びたい方は、次の一歩として、動画クリエイター専攻のカリキュラムを確認し、専門的な講座での学習を検討してみてはいかがでしょうか。

AI動画生成ツールを、実務で通用するスキルに変えませんか?

Veo3は動画制作のアイデア出しや素材作りに便利ですが、クライアントワークで評価される企画力・編集スキル・著作権判断には専門知識が欠かせません。デジタルハリウッドの動画クリエイター専攻では、AI活用を含めた実践的な動画制作スキルを体系的に学べます。

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デジタルハリウッド 編集部

クリエイティブ分野の学び直し・スキルアップに役立つ情報を発信。AIツールの実務活用からキャリア形成まで、専門スクール運営で培った知見をもとに解説しています。

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