グラフィックデザイナーに向いている人の特徴とは?向いていない人やなり方も紹介

グラフィックデザイナーに向いている人の特徴とは?向いていない人やなり方も紹介

公開日:2025-12-16

グラフィックデザイナーは、広告・パッケージ・ロゴなど、目に見える“デザイン”を通して人に価値を届ける仕事です。本記事では、グラフィックデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴から、実際の体験談、やりがいやキャリアアップの方法まで幅広く紹介します。


【目次】

グラフィックデザイナーが向いている人に共通している特徴

グラフィックデザイナーは、発想力や表現力に加え、相手の意図をくみ取りながら形にする力が求められます。グラフィックデザイナーに向いている人の特徴をいくつか紹介します。


柔軟な発想ができる人

物事を多角的に捉えられる柔軟な発想力がある人は、デザインの幅を広げやすい傾向があります。固定観念にとらわれず、新しい見え方や表現を考える力が、魅力的なデザインにつながります。クライアントの意図をくみながら創造する楽しさを感じられる人に向いています。


細部にこだわれる人

余白の取り方、色味、バランスなど、細かい調整を丁寧に積み重ねられる人は活躍しやすいです。わずかな違いがデザイン全体の印象を大きく左右するため、細部を突き詰められる観察力と根気が大きな武器になります。仕上がりの質にこだわれる人に最適です。


相手の意図をくみ取れる人

コミュニケーションを通して相手の目的や要望を理解し、それをデザインに反映できる人はプロとして重宝されます。グラフィックデザイナーは、デザインを通して“伝える”ことが仕事の中心となります。ヒアリング力や調整力があることで、クライアントの期待を超える提案がしやすくなります。


学び続ける姿勢がある人

デザインの技術やツールは常に進化します。そのため、トレンドや新しい技法に興味を持ち、学び続けられる人ほど成長が早いです。自主的に研究したり、情報収集ができたりする姿勢は実務で活かせる大きな強みになります。向上心のある人ほど活躍の幅が広がります。


ユーザー視点で考えられる人

自分の好みだけでなく、ターゲットがどう感じるかを考えながらデザインができる人は、成果につながる表現を生み出せます。「伝わるか」「使いやすいか」といった視点を持てることで、説得力のあるデザインが実現します。客観的な視点を持てる人に向いています。

グラフィックデザイナーが向いていない人に共通している特徴

グラフィックデザイナーは、創意工夫や継続的な学びが求められるため、それらが苦手な人はギャップを感じやすい傾向があります。いくつか特徴を紹介します。


こだわりが強すぎて柔軟に調整するのが苦手

自分の好みに強くこだわり、相手の意図や目的よりも「自分が作りたいデザイン」を優先してしまう人は、実務で壁を感じやすいです。グラフィックデザインは、クライアントの課題解決が前提のため、柔軟にアイデアを修正したり方向転換できたりする姿勢が欠かせません。


学び続けることが苦手

デザインツールやトレンドは常に変化するため、アップデートを怠ると実務に対応がしづらくなります。学ぶ習慣がなく新しい情報に興味を持てない人は、スキルが停滞しやすく、成長の機会を逃してしまう傾向があります。

細かい作業が苦痛に感じる

色の調整、文字間の微調整、レイアウトの修正など、グラフィックデザインは地道な作業の積み重ねが多い職種です。細部を詰める工程にストレスを感じる人は、完成度を上げる工程が負担になり、モチベーションが維持しにくいことがあります。


コミュニケーションが極端に苦手

ヒアリングや提案、修正のやり取りなど、デザイナーはクライアントやチームと連携しながら進める場面が多くあります。意思疎通が苦手で、相手の意図をくむのが難しい人は、すれ違いが起こりやすく、成果につながるデザインが作りにくくなります。

みんなの体験談

デジタルハリウッド専門スクールには、未経験からグラフィックデザイナーとして活躍している卒業生が多くいます。


グラフィックデザイナーが向いていると感じた人

小野崎 智美さん

▼入学前

フリーランスフォトグラファー


▼卒業後

フリーランスデジタルフォトレタッチャー、動画撮影・編集

▼卒業生インタビュー


太田 博士さん


▼入学前

株式会社ZOZOカスタマーサポートセンターアナリスト

▼卒業後

株式会社ZOZOテクノロジーズ デザイン本部
徳島県出身、千葉県在住。
2016年、株式会社ZOZOのカスタマーサポートセンターへアナリストとして入社。ZOZOの遊び心あふれるクリエイティブに憧れ、デザインの道を目指し在職中にデジタルハリウッドに入学。2019年、株式会社ZOZOテクノロジーズ デザイン本部へ異動。
現在はZOZOTOWNアプリや新規サービスのデザインに従事。

▼卒業生インタビュー

グラフィックデザイナーが向いていないと感じた人

一方で、グラフィックデザイナーに向いていない・後悔しているという声を聞くこともあります。

これからグラフィックデザイナーを目指そうとしている方は、グラフィックデザイナーの良い面だけではなく、実際の働き方を知っていることも大切です。グラフィックデザイナーを目指したいけれど、自分がグラフィックデザイナーに向いているのか・向いていないのか自分だけでは判断が難しいかもしれません。例えば、グラフィックデザインを学べるスクールでは個別の説明会を実施していることもあります。デジタルハリウッド専門スクールでも個別の説明会を開催していますので、お気軽にご参加ください。

グラフィックデザイナーの仕事のやりがい

グラフィックデザイナーは、自分の表現がデザインとして形となり、多くの人に届く喜びを味わえる仕事です。


自分のデザインが世に出る達成感

自分の作った広告やポスター、パッケージが実際に街中や店頭に並び、多くの人の目に触れる瞬間は、グラフィックデザイナーならではの大きな達成感があります。アイデアが実物として形になり、社会に影響を与える実感を味わえるのはこの仕事ならではといえます。努力や工夫が視覚的な成果となって残るため、モチベーションにもつながります。ものづくりが好きな人にとっては、特に大きな喜びとなるでしょう。


クライアントの課題解決に貢献できる

グラフィックデザインは単なる“見た目を整える作業”ではなく、伝えたい価値やメッセージを最適な形にして届ける仕事です。クライアントの意図を深く理解し、課題に対する視覚的な解決策を提示することで、事業の成功や売上向上につながるケースも多くあります。「デザインのおかげで成果が出ました。」などと感謝される瞬間は、大きなやりがいです。


スキルが成長し続ける環境で働けること

デザインツールや表現手法は日々進化しており、新しい知識を吸収し続ける必要があります。その分、努力すればするほど技術や表現力が磨かれ、実務に活かせる幅が広がります。過去の自分と比べて成長していると実感しやすい点も魅力のひとつです。常に新しい挑戦ができるため、飽きることなくスキルアップを楽しめる環境です。

グラフィックデザイナーとしてキャリアアップするには?

グラフィックデザイナーとしてキャリアアップするには、技術力だけでなく提案力や専門領域の強化など、多角的な視点で成長していくことが重要です。


専門分野を深めて強みを作る

グラフィックデザインは、対応するデザインの分野が広く、広告・パッケージ・ブランディングなどさまざまな領域があります。特定の分野に強みを持つことで、案件の幅が広がり、指名されやすくなるメリットがあります。自分の興味や得意分野を深く掘り下げることで、市場価値を高めるキャリアアップが可能です。


ディレクション力を身につける

デザイン制作だけでなく、企画提案や進行管理を担えるようになると、アートディレクターやデザインマネージャーなど別の職種へのステップアップにつながります。クライアントの課題を理解し、デザインの方向性を導く力は、キャリアの幅を広げるうえで欠かせません。


スキルのアップデートを続ける

デザインツールや表現手法は常に進化しているため、新しい技術を積極的に習得し続ける姿勢が重要です。Illustrator・Photoshopだけでなく、動画編集、Webデザイン、AIの活用など周辺領域を学ぶことで、提案の幅が大きく広がり、より高いレベルの仕事に携わることができます。

グラフィックデザイナーになる方法

必要なデザイン基礎やツール操作を学び、実践的な作品を制作しながらポートフォリオを整えることがスタートの第一歩です。未経験からでもグラフィックデザイナーを目指せます。


デザイン基礎とツールを学ぶ

レイアウト・配色・タイポグラフィなどの基礎知識に加え、IllustratorやPhotoshopなど主要ツールの操作を習得します。デザインの考え方と実践的なスキルを同時に身につけることが重要です。


作品制作とポートフォリオ作成

広告、パッケージ、ロゴなど実践的な制作物を制作し、デザイン意図や工夫点が伝わるポートフォリオにまとめます。採用担当者に強みなどを分かりやすく示すことが重要です。


現場経験を積んでスキルを磨く

インターンやアシスタント、制作会社などで実務経験を積み、クライアントワークを通して進行管理や修正対応にも慣れていきます。現場での経験が実践力と対応力を高めます。

グラフィックデザインを学ぶなら「デジタルハリウッド」

デジタルハリウッド専門スクールでは、未経験からグラフィックデザインを学ぶことができます。

実務で求められるデザイン基礎やIllustrator・Photoshopの操作などの基礎的な知識やスキルから、ブランディングや広告制作といった応用的な知識・スキルまで幅広く学べます。現役クリエイターによる指導で、最新のトレンドや実践的なスキルを習得することもできます。現場で必要とされるスキルをしっかり身につけたい方に最適の学習環境をそなえています。

まとめ

グラフィックデザイナーは、アイディアをデザインとして形にする楽しさや、社会に届ける達成感を味わえる魅力的な職業です。向き・不向きはあるものの、必要なスキルを学び、ポートフォリオを整えれば未経験からでも目指せます。キャリアアップの方法も多様で、専門領域の強化やディレクション力の習得によってキャリアの幅が広がります。自分の“表現”を武器にしたい方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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