CGアニメーターになるには?必要な資格や仕事内容、年収について紹介

CGアニメーターになるには?仕事内容やとっておきたい資格について解説

公開日:2023-10-15

CGアニメーターはキャラクターの動きや魔法などのエフェクト、世界観を作る専門家です。 現在は3DCGを使用しているアニメは増加傾向にあります。そのためCGアニメーターの需要は高まっています。アニメに影響を受け、見るだけでなく制作する側に行きたいと思う方も多いのではないでしょうか? 現在需要が高まっているCGアニメーターの仕事内容やどのようにしてCGアニメーターになるのかについてご紹介いたします。

【目次】

  1. モデリング
  2. テクスチャリング
  3. リギング
  4. エフェクト
  • CGアニメーターとアニメーターの違い
  • CGアニメーターの現状・需要や将来性は?
  • CGアニメーターの就職先
  • CGアニメーターの平均年収は?
  • CGアニメーターに資格は必要?
  • CGアニメーターに必要な能力
    1. デッサン力
    2. コミュニケーション能力
    3. 発想力
    4. 根気強さ体力
  • CGアニメーターを目指す方法とは?
    1. 専門学校でCGを学ぶ
    2. 制作会社に就職する
    3. フリーランスとして活動する。
  • 独学だけでCGアニメーターになれるレベルまで到達するのは難しい!
  • CGアニメーターを目指すならデジタルハリウッド専門スクールへ
  • まとめ
  • CGアニメーターとはどんな職業?

    2Dや3Dで制作されたグラフィックに動きをつけていくことをアニメーションといい、もCGアニメーターのお仕事 です。

    CGで作られたモデルにそのシーンやキャラクターにあった違和感のないような動きを付 CGアニメーターは作品のクオリティを左右する「動き」を担当する 為、とても重要な役割となっています。

    CGアニメーターは特に架空の世界を創造する仕事ですので、様々な制作方法を使用し、よりリアルな動きを追及していきます。

    CGの動きによって見た人に大きな感動を与えることも少なくありません。

    そしてCGアニメーターが求める場面は今後ますます広がっていくといわれています。

    今後求められる職業として将来性が非常に高い職業 だといえるでしょう。

    CGクリエイターの仕事内容

    CGアニメーターは2Dや3Dでアニメーションを制作する仕事です。 架空の世界を現実の世界のように リアルな表現を追求し、CGアニメならではの立体感のある動きを表現することができます。その他にもエフェクトなどを制作し、よりアニメの世界観をよりリアルに表現することができます。そもそもCGクリエイターの仕事内容は下記のようになっています。

    モデリング(モデラ―)

    キャラクターや、背景の建物、道具などを立体的に表現していく作業です。ここでは物を見て 3Dにするための観察眼が重要 になってきます。そのためにはデッサンなどをすることによってものの見方や観察眼を鍛えることができます。観察眼が鍛えられることによってよりクオリティを上げることができます。


    テクスチャリング

    モデリングされた物体に色や質感を与えます。1で制作したモデルに画像を張り付け、リアリティを創造していきます。モデリングに張り付ける画像に関してもリアリティが大事になってきます。

    テクスチャリングを施すと ノンテクスチャモデルとテクスチャが施されたものを比較するとクオリティは段違い です。

    リギング

    キャラクターを動かすためのボーンといられる骨のようなものをモデルに挿入する工程をします。ボーンを調整することによって間接の動く範囲を指定することができます。範囲を指定することによって、人間や動物の動かない範囲に関節が曲がるようなことを防ぐことができます。これを行うことで動きがより現実に近いものになってきます。

    エフェクト

    キャラクターなどではなく、オーラや炎、火花、魔法などの光が関わる攻撃効果など、爆発やその爆発によって壊れたものの破片なども表現することができます。

    このようにCGクリエイターという一括りの中には様々な分野があり、それぞれの工程を理解しておくことによってより自分が学びたい分野をより学びやすくなります。




    CGアニメーターとアニメーターの違い

    どちらもアニメーションに関わり、キャラクターや作品のクオリティに関わる仕事ですが、 アニメーターがアニメーションのもととなる絵を描き、CGアニメーターがCG技術を用いて動きや効果を表現していきます。

    CGアニメーターは最先端の3D技術、映像ソフトなどを使いこなしてリアリティを追及し、作品制作に生かしていきます。 キャラクターの動きにだけでなく、3Dの技術ならではの臨場感や情景の表現も担うのが特徴です

    CGアニメーターと比較し、アニメーターはアニメーションのもととなる部分を制作するので、高い画力が必要になることもさることながら、キャラクターの動きが自然であることも求められます。


    CGアニメーターの現状・需要や将来性は?

    CGアニメーターは将来性がある職業といわれています。

    現在アニメの作品の中でもCGを扱う作品は年々増加傾向にあるため、需要が増えてきている現状です。そして手書きのアニメーションよりも労働環境が改善されているのも魅力の一つです。

    またCGはアニメやゲームなどのクリエイティブな業界だけでなく、医療や建築などの幅広い場面でも活用されており、今後さらに活躍の場が広がっていくと予想されています。

    これからの産業の発展にCGは欠かせないコンテンツになってきているといえます。

    さらに5Gの導入の影響もあり、今後ますますCGのコンテンツは増えていくでしょう。

    様々なCGコンテンツが増えてきている昨今 ますますCGの需要が高まっていくでしょう


    CGアニメーターの就職先

    CGアニメーターの就職先は大きく分けて2つあります。

    1つ目は制作会社に所属するという方法です。

    CGアニメーションの制作会社に就職することによってCGアニメーターになることができます。しかし、注意点として 未経験者の採用が少ないというのも現状 の一つです。

    現在CGアニメーション会社はアニメーターを採用する際になるべく手間がかからない人材を求めている為、未経験者の採用は確率が低いといわれています。

    2つ目はフリーランスとして活動するという方法があります。

    フリーランスとしてCGアニメーターになるほとんどの人は1つ目で紹介したすでにCGアニメーション制作会社で経験を積んでいる人が多いというのが現状です。

    もちろん中には独学でCGを身に着けて働く人もいますが、プロとして活躍するまでのスキルを身に着けるのは難易度が高い といえます。

    しかし、フリーランスはスキルの高さをアピールするとともに営業もしなくてはならないため、フリーランスになる前にまずは制作会社でCGアニメーターとして実績を積むことが重要になってくると思われます。


    CGアニメーターの平均年収は?

    CGアニメーターの 平均年収は550万円程 度といわれています。

    CGアニメーターはほかのクリエイターに比べて給与水準が高く、安定しているといわれています。

    ですがスキルが身についていない期間は年収が300万円前後になる企業が多いのも事実です。

    CGアニメーターに資格は必要?

    CGアニメーターに 資格は必要ありません。

    CGアニメーションを制作するスキルがあればCGアニメーターとして活躍することができます。

    ですがCGアニメーターになるにあたって役立つ資格もあります

    ・CGエンジニア検定

    ・CGクリエイター検定

    ・色彩検定

    色彩検定に関してはテクスチャリングやエフェクトを制作する際の知識が身につきさらに活躍する場が広がると思われます。

    どの資格もCG現場で働くうえで役立ってくる資格になってきます。

    CGアニメーターに必要な能力

    デッサン力

    CGアニメーターはリアルな世界観をCGで表現できなくてはクオリティが高いアニメの作品を制作することは不可能です。そのため、 現実世界をよく観察し、どのように表現すればよりリアリティが増すかを考えなくてはなりません。

    その際に現実世界を表現するための観察眼が必要になってきます。どれだけグラフィックツールを使いこなすことができても観察力とそれを表現する力が重要になってくるということです。

    コミュニケーション能力

    CGアニメの制作現場はチーム制作が基本 です。ほかのCGアニメーターとの協力しての作業があることはもちろん、プロデューサーやディレクター、デザイナーなど 他の役割の人と連携してよりスムーズに制作進めるためのコミュニケーション力が求められます。

    発想力

    CGアニメでは存在しない町の風景や魔法などの表現を求められることも億あります。アニメを観る人々が世界観に没入できるようにするため、 現実世界にないものだった場合でも、リアルに表現するための発想力は重要になってきます。 発想力を鍛えるためには様々な作品を見ることや、CG以外の芸術作品に触れることも発想力を鍛えるよい方法になります。


    根気強さ体力

    CGアニメーターは細かい作業が多く、クオリティの高い作品を求められます。

    それに加え納期内に仕上げる必要があります。 チームで協力して制作を進めるため納期内に納品しなくては自分以外の人の制作にも影響が出ます。

    そのためコツコツと地道に取り組む根気強さと体力が必要です。

    CGアニメーターを目指す方法とは?

    CGアニメーターになるためには以下三つの方法でCGを学ぶことができます。

    ・専門学校でCGの基礎を学ぶ。

    ・制作会社に就職する。

    ・フリーランスとして活動する。


    専門学校でCGを学ぶ

    CGアニメーターになるためには基本的なCGのスキルが必要になってきます。

    専門学校は大学に比べて実習が多いため、未経験者がCGを学ぶ環境としては最適です。

       また就職活動の支援などが充実しているところも多く、ポートフォリオの作成などのサポートも充実しています。

    さらに、就職先を紹介してくれる専門学校も多く、未経験者が専門学校に入学してからあっという間にプロになるケースもあります。

    CGアニメーターになるにはCGの基礎的なスキルを持っておいた方が就職活動でも有利 です。安定してCGアニメーターになりたい人は専門学校で学ぶことは近道になるといえます

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    制作会社に就職する

    CGアニメーションの会社に就職するとCGアニメーターになれます。 しかし未経験から採用している企業は少なく、未経験者を採用している企業を探しだす必要があります。 上記でも紹介しましたが、CGアニメーターを採用する際になるべく教える手間のかからない人材を求めています。

    どの制作会社でも手取り足取り、基礎から足得てくれる保証はないので未経験者からCGアニメーターとして採用される確率は低くなる傾向にあります。


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    フリーランスとして活動する。

    CGクリエイターとして活動している人は、すでに制作会社で経験を積んでいる場合がほとんどです。

    独学でCGスキルを身につけて働いている人もいらっしゃいますが、プロとして活躍できるほどのスキルの習得は難易度が高く、個人でアニメーション作品を発表することや、ポートフォリオを持ち込んで営業することが重要になってきます。

    ここで 自らのCGスキルの高さを証明することができれば仕事を受注できます

    しかしフリーランスのCGアニメーターはスキルの高さや、営業など多忙になることが多いです。

    そのため、 フリーランスとして働く前に制作会社でCGアニメーターとして実績を積む方がよいです

    独学だけでCGアニメーターになれるレベルまで到達するのは難しい!

    CGを作ることは簡単ではありません。特に未経験から独学では1つの作品の制作にかなりの時間がかかってしまします。 CGの上達には沢山の作品を制作する必要があります。 沢山の作品を制作することによってCGのクオリティが向上します。

    実際に多くの方が難しいを感じるのは以下の理由も存在します。

    1.3DCGの知識や技術を理解するのが難しい。

    3DCGを作る場合、専用ソフトを使う必要があります。専用ソフトを用いてモデリングをし、色や質感を加えるとこや、様々な工程を経る必要があります。

    各工程を理解していなければ、CGを制作することは困難です。

    2.初めから難しい3DCGを作ろうとしている。

    プロが作成した3DCG等クオリティの高い作品を見てあこがれる人も多いのではないでしょうか。

    しかし、初めからクオリティの高い作品を作れるわけではありません。

    まだ始めたばかりで慣れていないうちからこうクオリティを目指してしまうことによって思うような作品を作れず、挫折につながってしまいますので、 まずは簡単でシンプルなものから制作をはじめ、少しずつレベルを上げていきましょう。

    CGアニメーターを目指すならデジタルハリウッド専門スクールへ

    ここまで3DCGアニメーターのなり方や独学で3DCGを学ぶ難しさなどを紹介してきました。仕事や学校をやめて専門学校に入りなおすという方法もありますが、 やはり、仕事や学校と両立して3DCGを学びたいという方も多いのではないのでしょうか。

    そこでデジタルハイウッドでは社会人向けスクールを常設しております。

    デジタルハリウッド 社会人スクールでは入学する方の8割以上が未経験から3DCGに挑戦しています。 そしてお 仕事などの状況によって3DCGを学ぶコースを自分の生活に合わせて選ぶことができます。 自分が通えるコースを自分で選ぶことができることによって、継続しやすいというのも魅力の一つです。

    就転職サポートも充実させておりますので、ぜひ1度説明会に参加してみてはいかがでしょうか?

    説明会ではスタッフとマンツーマンで貴方にあったコースを相談しながら探すことができます。

    貴方にあったコースを一緒に探していきましょう!

    まとめ

    今回は3DCGアニメーターについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

    CGアニメーターを目指しCGの制作を始める方は多いですが、 難しいと感じやめてしまう人も少なくありません。

    しかし、 しっかり基礎から学んでいくということと沢山の作品に触れ観察眼を鍛えることによって確実に上達していくものです 。まずは焦らず基礎的な部分から楽しく学んでいきましょう。

    デジタルハリウッドでは、基礎からしっかり3DCGを学ぶコースを複数ご用意してありますので、 ぜひ説明会への参加をご検討ください。

    著者:デジタルハリウッド スクール 編集部