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企業斡旋で WEB デザイン学習!未来のクリエイター育成に注力するワケとは?【卒業生インタビュー】

2022-04-20


ドイツから日本に来て就職した企業からの推奨で、以前からやってみたかった WEB デザイン学習をデジハリスクールで始め、脅威のスピードで課題提出を完了し、クオリティの高い作品作りと技術習得にこだわり WEB デザイン学習を修了したヴェルゲンスパスカルさん。
技術習得後のヴェルゲンスさんの想いと、企業様がデジハリスクールを推奨した理由を教えて頂きました。



ヴェルゲンスパスカルさん
専科 Web デザイナー専攻 21 年 8 月生
株式会社日光プロセスにお勤め
株式会社日光プロセス:https://www.nikkop.co.jp/





1.企業斡旋で WEB デザイン学習!未来に備えて IT スキルを取得


■自己紹介をお願いします。

ドイツの大学で学習中、「遅刻しない」「時間厳守」などの日本の文化を知りました。ドイツも日本の文化と似ており、こんなにも離れている島国がなぜ共通する部分がたくさんあるのか?と興味を抱き、日本や日本語の学習を大学で専攻しました。1 年間、日本への留学もして、せっかく学習した日本語を活用しスキルアップしたいと思い、2 年前にドイツから日本に来て就職活動をしました。
2021 年 5 月に制作会社の株式会社日光プロセスに入社し、各部署の研修を受けて、印刷物の制作や出力データの編集などの業務を行っておりました。日光プロセスでは新規事業に力を入れており、印刷だけではなくデジタルの方面でも事業を展開したいと思っているところで「企画を考案してほしい」という課題を与えられました。そこで印刷と WEB をうまく融合できる企画はないか考え始め、いくつか企画提案をしていた時に、WEB にも興味があることを伝えると、今まで他の社員もデジハリの「専科 WEB デザイナー専攻」のコースや「専科ネット動画クリエイター専攻」のコースを受講している方がいるということを知り、未来に備えてデジタルで何かできる人材を増やしたいとの企業の想いから推奨されて、デジハリで受講することになりました。


■日光プロセス様はなぜデジタル方面の知識を強化しているのですか?

今まではポスターやカレンダーなどの印刷物をメインとして制作事業を行っていたのですが、現在、WEB 制作やコーポレート動画・イラストの需要が高まる中、デジタル方面の提案にも対応していきたいと考えているからです。
例えば、最近であれば NFT などのトレンドがある中、アナログの知識しかない人材だと対応できないと困るので、これから事業を大きくしていく上で幅広いデジタルの知識を持つ人材を増やしていきたいという想いから、デジタルハリウッドのコースを推奨しています。


2.独学とスクール学習の違いは?スキルアップ後の作品を公開!


■ヴェルゲンスさんは学習進捗が前代未聞の速さで課題提出を修了されていましたが、元々学習の経験があったのですか?

日本に来て入学前、独学をしていましたが、その時作ったサイトがこちらです!笑
就活の為に、ネットで情報を調べて作った練習ページなのですが、独学で頑張って作ってもこの程度か…と思いました。
やっぱり直接指導して頂ける学習や、質問ができないとWEB 学習は難しいと感じましたね。
それに日本語も学びつつ、WEB デザインの学習も独学となると大変でした。WEB デザインへの興味は持ち続けていましたが、独学での学習は進まないので諦めかけていましたが、日光プロセスで今回このような機会を得られて 良かったと感じています!



▼独学されていた時に作成されたページ


https://kishmo.github.io/


■卒業制作で完成させたWEB ページを見せていただけますか?

京都にあるおばんざいと洋食の飲食店「アイサニ」様のページを作成いたしました。

Javascript を使い、動きのあるページにしたいと思い TOP の暖簾やメニューページのレスポンシブデザインにもこだわりました。Javascript で分からない事も多々あり、別のデザインにするという手段もありましたが、そこで諦めて妥協をするのが悔しくて、一日中調べつくしたのに結果が出ないという日もありました。

大変でしたが、調べ尽くす時間をかけ、それでも分からないことは先生に質問もできたので、デジハリの環境を活用しつつ、どういう理屈で出来るのか理解できた時がすごく楽しかったですね。



▼卒業制作「おばんざいと純洋食アイサニ」



http://pscl.sakura.ne.jp/menu.html



■学習のスケジュール感を教えてください。

6ヵ月間のコースで最初の4ヵ月目までに仕上げないといけない8つ課題は1、2か月目で提出し終えました。

それからはイレギュラーで少し早いですが、卒業制作のデザインを考えたりする時間にあてていましたね。

学習スケジュール的には、平日の勤務時間中を研修として学習時間を与えていただいていたので、お昼すぎ~17時位まで学習をしていました。教室は週2回、通わせていただいていました。自宅に戻ってからや、土日に関しては、しっかり休んでいました。笑
職場で学習時間を設けて頂いていたので、休みも確保しつつ学べたので良かったです。


■独学と比べてスクール学習のいいところはありますか?
私の場合は、自分で調べて解決することは好きですが、やっぱり1週間調べて息詰まったりした経験もあったので、そういったときに先生に相談してすぐに解決に繋がったり、こだわりすぎる性格なので「気にしすぎだよ」とアドバイスをもらえた方が、次に進みやすいし、コーディングのところも聞くとすぐに解決に繋がりました。一番良かったのが、デザインを先生の目を通して意見を聞かせて頂いたり、考え方を学べたところがかなり参考になりました。コーディングの部分は独学でも時間はかかるけど学べると思うのですが、デザインは人の意見やプロ目線の意見を取り入れないと進まないので、すごく良かったです。
独学の時に作ったページもその時はカッコいいと思って作っていたと思いますが、今見たら「なにこれ?」と思いますね。笑


3.学習スピード最速のウェルゲンスさんに学習のコツとビジョンを教えていただきました


■卒業制作の取り組みで大変だったことはありますか?

メニューの写真が切り替わるデザインにしたいと思い CSS だけでコーディングしてブラウザでの確認が遅くなってしまい、safari を見たときにスムーズに動かず、うまく反映していませんでした。

そのため、ほぼ最初からやり直しをして修正したのですごく大変でしたね。
なぜ CSS だけで safari では反映されてないのか知りたかったし、1ヶ月くらい悩んでいましたが、結局書き換えようという結果に至りました。
ただ、卒業制作までの課題が早く終わっていたので、卒業制作にあてる時間が多く作れたため対応できました。 せっかくなので、プラスの知識も得ようと思い、卒業制作では色々な細かな機能を付けて知識習得をしていく期間にもなりました。


■学習の経験を経て、得た知識や制作のコツを教えてください。

現在、新規事業の企画で LP のデザインを考案しており、一人でもくもくとデザインを一日中考えて制作しても、次の日に見たら全然良くないデザインに見えたりしました。
ずっと同じデザインを見続けて、考え続けても、デザインの方向性を良くする判断基準が分からなくなったりすることもあるので、たまには割り切って一日何もしない日を作ることがコツですね。

脳を休める時間を作って回復させてから、クリエイティブに取り掛かることをオススメします。また、デザインを考えるときにコ ーディングの事を考えず、作ってしまうとコーディングをする際、大変な事になってしまうので、納期や制作時間、コーディングのことを意識した デザインを考えられるような知識を得て良かったです。


■今後のビジョンを教えてください。

今はとにかく色々な IT スキルを身に付けていきたいと考えています。今月から高性能なスキャナを導入するのですが、それを使い色んなものをスキャンして、リアル空間にギャラリーを作り、その WEB サイトを作りたいと思っています。またページ作成の際、イラストが必要だなと思ったときに、自分で描けるようになりたいなと思ったりもします。今は簡単なイラストしか描けないので、そういった制作も自分一人で作れるようになれたら嬉しいですね。

イラストの有無で効果がどう反映するか分析したりすることが好きなので、多角的にデザイン制作できるよう技術を身に付けていきたいです。




4.クライアントに寄り添ったデザイナーになれるように


■頑張ったエピソードを教えてください。

メニューページの FOOD と DRINK のページを切り替えられるようにデザインし、その機能を付けたところですね。

Javascript を使って ユーザーが見やすく使いやすいようにしました。また、レスポンシブデザインにも力をいれました。PC 画面で見た時とスマホサイズで見た時にもキレイに見えるよう、画像の配置なども考えて作成しましたね。


■学習前、学習後で変わったことはありますか?

一つはデザインの意識が上がったこと。もう一つは、コーディング知識の理解度ですね。
独学の時はコーディングの理屈をきちんと理解していなかったため、制作はできるのですが、うまく反映させられなかった時、問題が発生した時に問題解決ができませんでした。
学習後は、理解度が上がり何か問題が発生したときに解決する手段を身に付けました。

単にコーディングタグを暗記するというわけでなく、こういう時はこういう対処をするというフローを身に付けていけましたので、実践的な技術をつけることができたと思います。


■今後のヴェルゲンスさんの目標を教えてください。

どの分野においても、100点でなくとも、80点前後の知識を持てるように技術・知識をたくさん持つことです。
色々なプロジェクトを進めていく上で、何か問題が発生した際、どこが問題点か言えるよう色々なプロジェクトを進めていく上で、何か問題が発生した際、どこが問題点か言えるような自分になりたいからです。

その次元になれば、また新しい目的が出てくるとは思いますが、現時点では現時点では IT の技術・知識を増やしていくということと、ユーザーエクスペリエンスを意識したデザインを制作していくこと忘れず、色んなプロジェクトに関わって識したデザインを制作していくことを忘れず、色んなプロジェクトに関わってクライアントが伝えたい内容・表現したい内容を再現できるようなデザイナーになっていきたいですね。



5.株式会社日光プロセスの社長様にデジハリを推奨した理由を聞いてみました


■デジタルハリウッドに社員の方を通わせたご理由は?

今期より、デジタル推進部を立ち上げたことがきっかけです。作業のみならず、デジタルとの共存は避けられないことが時代背景としてあると考えます。また、新しい機能を社内に持ち、提案の幅を拡げていくためです。


■いろんなスクールがある中、デジタルハリウッドを選ばれたご理由は?

土日の講義があることや講義内容が、ディレクターの育成と実作業の育成とコースがあったことですね。


■多くの企業は外注をする中で、日光プロセス様は一社員をなぜスクールに通わせて育てようと思いましたか?

外注をするにしても、社内の機能として知識のある人間を置かなければ、ただ作業をこなすだけで 、取引先の想いに応えるという部分にまでたどりつけないからです。

社外からの知識導入で社内機能を充実させていくことは、必要なことだと考えております。


■今後はヴェルゲンスさんにどのような人材になっていってもらいたいですか?

日光プロセスのありたい姿の中で、自身の持っている知識を活かして、内部から提案をどんどん行って欲しいと考えます。特にヴェルゲンスさんは、多様性を受け入れ調和のとれた社会を是とする、社是「和」を意識して、さまざまな提案をしてもらいたいと考えています。また、そのような「場」を会社としても造れたらと考えています。


■デジタルに強い人材を増やして、具体的に何をやっていきたいビジョンを教えてください。

印刷業界は受け身の姿勢で、ある仕事をどのようにこなしていくかに比重を置いた仕事をしてきました。

ただ印刷が上手いとか、品質が良いとかではなく(それも非常に重要なアイデンティティですが)、そこにデジタル要素を加えることで、自分たちが企業や団体の課題を解決できるビジネスモデルを構築することで、「視覚表現企業」になるというビジョンを達成したいと考えています。
例えば現在、動画付きの絵本をクラウドファンディングを通じて、北海道の千歳水族館と実施しました。

このように、動画制作やクラウドファンディング、というwith デジタル要素をもっともっと会社として増やしていきたいと考えています。


6.今後、WEB デザイナーになりたい方へメッセージ


僕は頑固なので、最初は自分の好きなデザインを作りたいと思って先生に見てもらったときに意見を聞かず、「こうしたい!」という意見を通そうとしたことがありましたが、今考えればプロからの意見を聞き、柔軟に対応して、伸びしろを伸ばしていくことが大切だと思います。

コーディングに関しては、最初に分からないまま進めていくよりも、理解することに注力を入れて、次に進んでいく方が長期的に見て、良い学習方法だと思います。
デジハリの学習では課題制作に期限があり、働きながらの学習だと大変な事もあると思いますが、課題の納期や修了することだけを気にして学習を進めるのではなく、「技術を身に付けたい」という想いを実現させるために学習していることを忘れずにしていただきたいですね。

先生に WEB デザイナーとして必要な知識の優先順位を聞いて、実行することが大切です!

あとは WEB デザインを楽しむコツとして、ルーチンワークをしないことですね。WEB デザインの学習一つにしてもデザイン・コーディング・ヒアリングの練習など多種にわたる学習容があるので、同じことをずっとするのではなく、色々な分野の学習に興味を持って取り組んでみる事をお勧めします!


IT スキル向上が可能なデジタルハリウッド STUDIO 学習。今後ヴェルゲンスさんのような、デジタルに強い人材育成にご興味のある企業様は、ぜひ 無料説明会にお越しくださいませ。





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