コロナ禍の環境と心境の変化を感じ、15 年間勤めたホテル業界からの転職を考え挑戦したWeb デザイン学習。
専科 Web デザイナー専攻 超実践型就職・転職プランを正社員で働きながら成し遂げた武藤悠介さんに、学習内容と現在の心境のインタビューをしてみました!
武藤悠介さん 35 歳
専科 Web デザイナー専攻 超実践型就職・転職プラン 21 年 8 月生
Note: https://note.com/kamoshikayukke/n/nc267bf7aa7fd
Twitter: https://twitter.com/yu_dot_k
【目次】
1.15 年間勤めたホテル業界からのキャリアチェンジ!働き方を見直してWEBデザインに挑戦
■自己紹介をお願い致します。
「笑顔をつくる仕事がしたい」と決意し高校卒業後、ホテルの専門学校へ進学。
20歳で入社して今年で16年目になります。3年目からホテルのバリスタとして働き始め、ラテアートを通じてお客様を笑顔にできる仕事にとてもやりがいを感じていました。始めた当時はまだ社内でも認知度は低かったので、資格手当を目標に社内でチームを立ち上げ、積極的に大会に出場したり、社内トレーニングなどに力を入れていました。
社内での認知度も上がり、後輩も育ってきたタイミングで、ちょうどグループホテルの新規開業に伴い異動となりました。ホテル 2 軒の立ち上げを担当したのですが、コロナがきっかけで開業後、半年で在籍していたホテルが休館になってしまったんですね。休館になってからは、元々いた母体のホテルで業務改善や、営業再開に向けて準備を行っていました。
▼大会出場時のラテアート「くじゃく」
■そのコロナ禍をキッカケに転職を考えられたのですか?
ホテルの仕事にはやりがいを感じていたし、ありがたいことに周りの上司や部下にも恵まれていたんですが、ホテルの仕事は勤務体制が不規則なので、40代50代になった時を考えると体力的に難しいなと感じていて、コロナ禍になる前からうっすらゆくゆくは転職することを考えていました。そしてコロナ禍になってしまい、考える時間が出来たので 5 年後何をやっていたいか、こういう働き方をしていたいなど箇条書きにして、結論、転職をしようと決めました。
■その中で WEB デザイナーという働き方を選ばれたと思いますが、元々デザインの興味は
ありましたか?
絵が元々好きだとか、描いていたとかはなかったんですが、バリスタをやっている時、大会に向けてラテアートの絵柄のプレゼンを試行錯誤しているとき、夜勤の合間をぬってでも楽しいと思えていたのを思い出して、自分は制作や作り出す事に魅力を感じていたんだ、と気づきました。
また、ありがたい事に周りにWEBデザインに携わっている友人がいて働き方を見聞きしており、そういった働き方があると知る機会があったので、「WEB デザイナー」という働き方に興味を持ちました。
コロナがきっかけで営業もままならない状況にはなりましたが、前向きに考えると勉強できる時間はできたので、このタイミングで今後は情勢に影響されにくい、独りでも戦えるスキルを身につけたいと考え、WEBデザインの勉強を始めました。
2.仲間と一緒に成長できるスクール学習。 ハードなスケジュールも管理して仕事をしながら実践的な学習を実現!
■Web デザイン学習はなぜスクール学習を選びましたか?
デザインソフトの使用経験もなかったですし、プロゲートという無料でコーディング学習ができるツールを使用した経験はありますが、やった後に、自分がどれくらい理解しているんだろう…と思ったときに、独学の学習では限界を感じましたね。それに独学でもくもくと学習を進めるより、分からないことを直接聞けたり、誰かと一緒にアウトプットができる方が続けられるなと思ったので、スクール学習を選びました。
■なぜデジハリを選ばれましたか?
説明会は何校か説明会を受けて、オンライン完結のスクールも多くあったのですが、プロゲートで学習していたときのように孤独に学習をしていくイメージだったので、本当にできるのかな?と心配でした。デジハリではクラス制で学習を進めていけるので、みんなで成長できると感じたことと、学習期間中に実績が作れる内容の超実践型就職・転職プランの学習内容を知り、年齢的にも今から転職を狙うには、実践的な学習をしていった方が良いと考えてデジハリでの学習を決めました。
■学習スケジュールは?
働きながらの学習でさらに超実践型就職・転職プランの学習は、通常の映像教材、課題とクライアントワークを同時進行で進める必要があった為、映像教材の方を1 か月利用延長のを制度を使い学習期間を延ばしていただいたこともあり無事、修了することができました。夜勤の仕事が多かったため、夕方の 4 時~次の日の朝 9 時半まで仕事して、そこからはどうしても寝てしまったりして学習時間の確保が難しかったです。
延長をキッカケににスケジュール見直しをして、やらないといけないこと・やりたいこと・やっておいた方がいいことを書き出して、優先順位をつけて、前日の夜に明日やる事を細かくスケジュールで書き出していく、というやり方で実践していました。頭の中で、明日はこれをやろうと考えているだけでは忘れてしまうので。
3.クライアントワークで着眼点を評価され入賞! スケジュール管理も学び、周りを巻き込んで成長できた学習の経緯とは?
■超実践型就職・転職プランの学習について教えてください。
超実践プランのクライアントワークという学習があり、実際のクライアントからいただいたお仕事を課題に、チラシや Web サイトを実務さながらのフローで制作する実践的な学習です。まず先生から事前に企業様情報や抱えている問題、どんな制作物を作ってほしいかなど記載のヒアリングシートをもらい、先生と受講生と共にクライアントにヒアリングをして、それをもとにデザインやコーディング制作をしていきます。最後の講評会で選出されると実際にデザインを採用していただけるといった内容です。
一番良かったと思う内容は、本来であれば、一人でヒアリングから企画・プレゼンを対応していかないといけないところ、先生方が一緒に見てくださって、アドバイスをその都度くださることと、もう一つ大きいなと思ったことは、フィードバックも他の受講生もいるので、20 人いたら 20 人分のフィードバックを先生やクライアントから聞くことが出来ることですね。
■どのようなクライアントの対応をされましたか?
グラフィック課題では、熊本県天草市の企業誘致のチラシを作る内容でした。ITの中小企業をターゲットとし、企業誘致によって天草市を活性化していきたいというご要望でした。
制作当時はまだツールの使い方にも慣れておらず、調べながらの制作だったので時間もかかってしまいました。
また、天草市の事も全然知らない状態だったので、何を訴求ポイントにすれば良いかとても悩みました。
しかしヒアリングを続けていくうちに、先進地である福岡市がアニメ産業で地域活性化していること、同じように天草市もCGに力を入れたいという想いを知り、思い切ってターゲットをCG制作会社に絞る事に決めたんです。
オモテ面では観光地を連想する風景なども一切使わず、「これから CG で活性化させたい」という想いを表現するため、「天草市のご当地キャラクターをイラストからCGにする工程」というテーマに決めました。
その「過程」を表現するために敢えてガタガタで未完成なCGを使っています。(流石にCG制作のスキルはなかったので別途依頼しました笑)
最終プレゼンではその着眼点や発想力について評価をいただくことができ、更にありがたいことに実際にCG制作会社への営業の際に使用していただくことも決まりました。
また、WEB制作の課題ではランディングページの制作で本採用はされませんでしたが、特別賞をいただくことがきました!
■苦労した点はありますか?
周りと比べて制作の実力差を気にしてしまっていましたが、クライアントワークの先生方がモチベ―ションの上がる言い回しとか、雰囲気作りをしてくださっていたので、諦めずに課題に取り組むことができました。あとは仕事をしながらの超実践プランは、タイトな学習内容でしっかり学習時間を確保しないといけない為、推奨されていなかったみたいで、クライアントワークについては、もう少しこだわりたいという気持ちもありましたが、まずは期限を守って最大限の成果を出すことを目標にしました。スケジュール感を考える練習ができたからこそ卒業制作の時には前もってスケジュールを細かく組むことができて、やり切ることができました!例えば、あらかじめ先生に聞く予定を入れておいたり、周りを巻き込んで勉強会の予定も先に入れておくように心がけていました。
人見知りの部分もあるのですが、クライアントワークで一緒だった受講生が「孤独との闘いだ」と悩んでいたのをキッカケに、同じように悩んでいる人が少しでも孤独を解消できる会があればと思い、自ら皆に声を掛けて Nework というサービスを使い勉強会を開くことができ、コミュニケーション面においても成長しました。今でも勉強会で一緒に学習した方とは、定期的に情報交換や交流をしていて、今後も横の繋がりを大切にしていきたいと思っております。
▼クライアントワーク課題 1
クライアント様:熊本県天草市経済部産業政策課 様
制作物:IT 企業、CG 制作会社向け企業誘致チラシ
コンセプト:「いつかCG技術のすごい島と知られたい」
▼クライアントワーク課題 2
クライアント:マイナビワークス 様
制作物:転職検討者向けランディングページ(デザイン案)
コンセプト:「玄関先の口うるさい母」
▼Nework
4.クライアントが納得のいく説得力のあるデザインを心掛けた卒業制作
■卒業制作ではどうでしたか?
友人がカフェを開業した為、そのサイトを作らせていただいたのですが、ヒアリング内容をもとに企画内容・デザインの提案もした際、あまり納得してもらえる提案ができず悔しかったですね。自分なりに結構調べて、こういう理由でこういうデザインにしたいという提案をしっかりしたつもりが甘かったようでした。その時に「説得力のあるデザインって何だろう?」と考え、分析や調査をするスケジュールを予定より 1 週間くらい伸ばして、お客さんはどういう経路でサイトに辿り着くのか、都合の良いペルソナ設定にならないよう、地域の出生率や婚姻率、就業率などを徹底的に調べました。卒業発表会で用意するプレゼン資料は皆さん 10 枚前後ですが、気が付いたら僕だけ 40 枚位になっていました。笑
具体的に変えたポイントは、TOP を元々は静止画のスライドで提案していましたが、一番最初にサイトにアクセスしたときに目に止めてみてもらえるよう、店の雰囲気や様子が分かる動画にしようという説得の仕方をして、気に入っていただけました。動画の長さも重くならないよう短めにして、その他のデザインも動きのあるサイトにして目に止めてもらいやすく工夫しました。クライアントからの要望で、お問合せも連絡経路を一括にしたいという事で、お問合せフォームなどは作らず LINE につながるようにしたり、スマホで見た時と PCで見たときのデザインの違いも工夫しました。
■クライアントとのやり取りの工夫はありますか?
ZOOM や LINE を使ってレスポンスの早いやり取りをし、納得してもらえるような調査をしました。そもそも飲食店の WEB サイトは需要があるのか?という問いに対してご納得いただく為、スマホメインのページで制作をするという提案の上、サイトまでたどり着いたユーザーを逃さないようにするためにはどうするか、という話まで聞いていただきました。
単に「こういうデザインにしたい」とお伝えするだけではご納得いただけないと思うので、デザインの効果などの理由を明確にお伝えしました。飲食店のサイトは、飲食店用の情報サイトも豊富にあり、また SNS ツールで十分だという意見も多数あるのですが、そういったツールは他者からの意見が集まる場所なので、飲食店の WEB サイトの役割は他者の感想ではなく「店側の想いを伝える場所」で必要だとお伝えしました。あとは納期を守るために、早めに素材の提出のお願いをして期限を守ってもらい、確認してほしい部分を具体的に提示していました。
■参考にしたサイトはありますか?
地域の飲食店の同じ形態サイトと、カフェと共にフォトグラファーとしても活動されているオーナーなので、フォトスタジオのサイトを 20.30 サイトほど参考にしました。カフェと併設しているフォトスタジオのサイトが別で 1 社あり、そこを参考にしてましたね。ただ、クライアントは飲食店メインで、フォトサービスもされているという内容だったため、まったく同じような形態のところはなく、参考にするサイトがあまりなく、そこも苦労した点ではあります。
■スケジュール感を教えてください。
仕事をしながら進めていたので、休みの日と仕事が終わって一旦何時間か睡眠をとってから後は出勤までの時間を使い、合間を縫って取り組んでいました。ですが、睡眠時間が少ない時は一人で作業をして視界にベッドがあると寝てしまうので、誘惑に負けそうな時は、とにかく外に出て作業することを心掛けていました。笑勉強会を定期的に開いていた事もあり、一人で作業する以外に仲間と一緒に意見交換やコミュニケ―ションを取りながら、強制力を保ちつつモチベーションも上げながら課題に取り組めたので、無事、折れずに学習を修了でました!
5.理想の自分になるまでの想い
■現在は就活前だと思いますが、どのようなことに取り組まれていますか?
面接が 15 年ぶりになるので、まずはデジハリのキャリアサポートのキャリアセンターに予約して、しっかり面接対策をしようと思っています!面接のときに、うまく自分をアピールできるよう、自分のやりたいことその為に今までやってきたこと・これからの目標を面接のときに伝えられるよう書き出してまとめようと思います。このインタビューに関しても、今までのことを振り返るキッカケにもなり、人前で自分の事を発信する事はなかなかないので、良い機会をいただいてありがとうございます!
■どのようなデザイナーになりたいですか?
デジハリに入学する前は、単に制作ができる仕事がしたいという想いだけだったのですが、クライアントワークや卒業制作の学習を経て、もっとロジカルな思考で問題を解決できるデザイナーになりたいと思っています。クライアントへ説得できるのは、結果にコミットした数字の部分だと思うので、マーケティングの知識もこれからもっとつけていきたいと思っています。
■これからのビジョンを教えてください
まずは、WEB デザイナーとして就職して多角的に活動していきたいと思っています。また40歳になるまでに WEB ディレクターかフリーランスとして活動していきたいと考えています。フリーランスは、0 から自分が携われるので、全部自分の責任でもあるけど、全部自分の成果になるというところに魅力を感じています。あとはライフスタイルも、15 年間、夜勤ばかりの働き方だった為、自分の時間を大切にしつつ、猫を飼って一緒に過ごす時間を作り幸せな生活をしていきたいですね。
6.これから学習を始められる方へメッセージ
■これから WEB デザイン学習を始める方へのアドバイス
学習を始められる理由は人それぞれだと思うのですが、一番大事な事は、学習のモチベーション維持する事だと思います。その為に、周りを巻き込んで学習を進めていくかが大事だと考えています。他のスクールでオンライン学習で一人でもくもくと進めるものもあると思うのですが、デジハリはクラス制で仲間と進めていけるので、最初だけ少し勇気を出して声を掛けてみたら、共に学習を進めて成長できる戦友ができると思いますので、積極的に自分から動いていってほしいですね。
■入学を検討されている方へのメッセージ
現状に満足していないワケではない方も、本当になりたい自分・やってみたい事を追求して、紙などに書き起こして、その中に「Web デザイン学習」が入っていたら、ぜひ始めて見てください!
このインタビューの後、Webディレクター職で転職に成功され、目標実現の一部を果たした武藤さん。
スタート地点に立ち、これからも武藤さんらしく、活躍することを願っております♩
武藤さんのように、状況判断をして大きくキャリアチェンジをしてみたい・・・と、勇気ある挑戦をお考えの方、Webデザイナーという働き方にご興味のある方は是非、説明会に来てお話を聞かせてくださいね。
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