UI/UXデザイナーとは|仕事内容・必要スキル・年収を解説

公開日:2025-12-09

UI/UXデザイナーとは|仕事内容・必要スキル・年収を解説

UI/UXデザイナーとは|仕事内容・必要スキル・年収を解説

公開日:2025-12-09(更新日:2026-09-17)

Web業界を目指す方の中で人気を集めている職種の一つに、UI/UXデザイナーがあります。Webデザイナーとしての経験を活かしてキャリアチェンジを検討している方も多いのではないでしょうか。そもそもUI/UXデザイナーとはどのような職種なのか、Webデザイナーとの違いや具体的な仕事内容、必要とされるスキル、年収の目安などを解説します。

UI/UXデザイナーとは

UI/UXデザイナーとは、ユーザーにとって使いやすいデザイン、ユーザーの良い体験をデザインする職種のことです。UI(User Interface)とは、ユーザーとサービスの接点となる画面や操作部分のことを指し、UX(User Experience)とは、ユーザーがサービスや製品を利用した際に得られる体験・感じ方のことを指します。例えば、あるWebサイトであれば、訪れたユーザーが目にする画面や操作部分がUIにあたり、そのサイトを使って「使いやすい」「良い体験ができた」と感じる部分がUXにあたります。

UIデザイナーとUXデザイナーは、ユーザー目線でデザインをするという点では共通していますが、UIデザイナーは主に画面・操作部分の使いやすさを、UXデザイナーはサービス全体を通じた体験の設計を担うという点で役割が異なります。ただし、ユーザーが心地よいと感じるためには、優れたUIとUXの両方が必要とされており、実務では両方の視点を兼ね備えたUI/UXデザイナーとして活躍する人も多いとされています。

企業によっては、UI設計とUX設計を分業せず、一人のデザイナーがUI/UXデザイナーとして両方を担当するケースも見られます。両方の視点を持つことで、見た目の使いやすさだけでなく、サービス全体を通じた満足度の高い体験を設計できる点が、この職種ならではの強みといえるでしょう。

UI/UXデザイナーの主な仕事内容

UIデザイナーは、Webサイト・アプリ・ソフトウェア・機械など様々なもののUIをデザインするのが主な仕事です。ユーザーが直接触れる・閲覧する画面のデザインを担当し、Webサイトであればページ全体のビジュアルデザインを請け負います。

UXデザイナーは、アプリ・製品・Webサイトなど様々なサービスの体験そのものを設計するのが主な仕事です。UIデザインの知識だけでなく、ユーザーの心理や行動を踏まえた設計力が求められます。

具体的な業務工程としては、ユーザーへのヒアリングや市場調査を通じた要件定義から始まり、画面構成を検討するワイヤーフレームの作成、実際に動作を確認できるプロトタイプの制作、そしてユーザーテストによる検証と改善という一連の流れを担うことが多いとされています。こうした工程を経て、使いやすく満足度の高いサービス・製品を形にしていきます。

プロジェクトの規模によっては、企画段階からエンジニアやマーケティング担当者と連携しながら進めることも多く、デザインだけでなくビジネス視点でのすり合わせが求められる場面も少なくありません。完成後もユーザーの反応やアクセスデータをもとに改善を重ねていく、いわゆる「運用フェーズ」の業務に関わることもあり、一度作って終わりではなく、継続的にサービスを育てていく視点が求められる仕事といえます。

UI/UXデザイナーの仕事のやりがい

UI/UXデザイナーは、デザインを通してユーザーの体験をより良くできる仕事です。課題を発見し、改善策を形にすることで社会やサービスに貢献できる点に大きなやりがいがあるとされています。

ユーザーの困りごとをデザインの力で解決できることは、大きなやりがいの一つです。調査から課題を把握し、情報設計やプロトタイプを通じて改善策を形にしていくプロセスには、ものづくりの本質的な楽しさがあります。

また、デザインだけでなく企画・エンジニアリング・マーケティングなど多職種と連携し、サービスづくりの上流から関わることができる点も魅力です。チームでアイデアを出し合いながら形にしていく過程は、プロジェクトを共に創り上げる面白さがあるとされています。自身の提案や判断がサービス全体の価値に直結するため、責任とともに大きな達成感が得られる点も魅力の一つです。

UI/UXデザインの領域は常に進化しており、新しい知見に触れながら学び続けられる点も、継続的なやりがいにつながっているといえます。ユーザー行動の変化に合わせてデザイン手法もアップデートされるため、自分の成長がそのままサービス改善につながる実感を得られる点も、この職種ならではの魅力といえるでしょう。

WebデザイナーとUI/UXデザイナーの違い

WebデザイナーとUI/UXデザイナーは、同じ「デザイナー」とつく職業ですが、業務内容は異なるとされています。Webデザイナーは、クライアントのサービスや製品などのWebサイト・LPを作ることが主な仕事であるのに対し、UI/UXデザイナーはサービス・製品そのものの設計を担うことがメインになります。

例えば、Webデザイナーとして特定のキャンペーンサイトのビジュアルデザインを手がける場合と、UI/UXデザイナーとしてアプリ全体の画面遷移や操作フローを設計する場合とでは、関わる範囲や必要なスキルの幅が異なります。Webデザイナーとしての実務経験がある方であれば、ビジュアルデザインのスキルは活かしつつ、ユーザーリサーチや情報設計といった新たなスキルを補うことで、UI/UXデザイナーへのキャリアチェンジを目指しやすいといえるでしょう。

また、Webデザイナーの仕事はサイトの見た目や訴求力を高めることに重点が置かれる場面が多いのに対し、UI/UXデザイナーの仕事は、ユーザーが目的を達成できるかどうかという機能面・体験面まで踏み込んで設計する点が特徴です。そのため、デザインの見た目を整えるスキルに加えて、なぜそのデザインが使いやすいのかを論理的に説明できる力も求められる傾向にあります。

UI/UXデザイナーに必要なスキル

UI/UXデザイナーになるために求められる主なスキルを紹介します。

デザインツールに関するスキル

Photoshop・IllustratorといったデザインソフトだけでなくFigma等が広く使われており、これらのツールを使いこなせるスキルが求められます。プログラミング言語やコードに関する知識があると、エンジニアとのコミュニケーションも図りやすくなるとされています。

コミュニケーションスキル

UI/UXデザイナーは、様々な分野のメンバーやクライアントと関わりながらデザインを作っていく職種です。ユーザーへのヒアリングも行うため、コミュニケーションスキルは必須のスキルの一つといえます。

マネジメントスキル

市場調査などを基にブランディングの方向性を決め、一貫性のあるサービスやプロダクトを制作していく必要があります。指針に沿ってスケジュールを管理し、周囲を巻き込みながら進めていくマネジメント力が求められます。

ユーザーリサーチ力

インタビューやアンケート、ユーザビリティテストなどを通じて課題を発見し、デザインに反映させる力が欠かせません。データに基づいて仮説を立て、改善を重ねる姿勢が求められます。

情報設計スキル

複雑な情報を整理し、ユーザーが迷わず目的にたどり着ける構造を作る力も重要です。画面構成や導線、コンテンツ配置を論理的に組み立てる力が、プロダクト全体の価値向上につながります

UI/UXデザイナーにおすすめの資格

UI/UXデザイナーに限らずクリエイティブ職では、資格よりも実績や経験が重視される傾向にあります。ただし、経験や実績がまだ少なくスキルの証明がしづらい場合は、資格取得も選択肢の一つとされています。

代表的な資格としては、ウェブデザイン技能検定、人間中心設計専門家資格認定制度(特定非営利活動法人人間中心設計推進機構=HCD-Net)、アドビ認定プロフェッショナルなどが挙げられます。いずれも実務スキルの一定水準を客観的に示す手段として活用できるとされています。

UI/UXデザイナーの年収の目安

UI/UXデザイナー単独の公的な年収統計は確認できていないため、断定的な数値は避け、近接する職種のデータを参考として紹介します。doda職種図鑑(2025年1月更新)によると、Webデザイナーの平均年収は364.8万円とされています。(出典:doda職種図鑑「デザイナー/クリエイターとは?」|doda.jp/guide/zukan/098.html、2025年1月31日更新・調査期間2023年9月〜2024年8月、2026年9月時点で確認。UI/UXデザイナー単独の統計ではなくWebデザイナー職種の数値である点にご留意ください)UI/UXデザイナーはWebデザイナーと比較して、要件定義や情報設計といった上流工程を担うことが多い専門職であるため、経験・スキル次第でこれより高い水準が期待される場合もあるとされていますが、個人差が大きく一概にはいえません。

年収は経験年数・保有スキル・所属する企業や案件によって大きく変動するため、正確な水準を知りたい場合は、求人情報や転職エージェントなど複数の情報源を確認することをおすすめします。

UI/UXデザイナーの将来性となるには

現在のWeb制作・サービス設計において、UI/UXデザイナーの仕事は重要度が高まっていると考えられています。ユーザーにとって良い体験を提供するには、優れたUIとUXの両方が欠かせないため、専門的なスキルを持つUI/UXデザイナーの需要は今後も一定程度続くと見られています。近年は生成AIの活用が広がっており、UIのラフ案作成など一部の作業が効率化される可能性があるとされていますが、ユーザーの課題を深く理解し体験全体を設計する力は、引き続き人の役割として重要であり続けると考えられています。

UI/UXデザイナーを目指す道筋としては、書籍やオンライン教材で基礎を独学する方法、スクールで体系的に学ぶ方法、Webデザイナーなど関連職種からキャリアチェンジする方法、実務の中でスキルを広げていく方法など、複数の選択肢があります。自分の状況や目指すペースに合わせて、これらの方法を組み合わせながらスキルを積み上げていくことが大切です。

UI/UXデザインを学ぶならデジタルハリウッド専門スクール

UI/UXデザインを本格的に学びたい方には、デジタルハリウッド専門スクールがおすすめです。デジタルハリウッド専門スクールは、社会人向けにUI/UXデザインが学べる専門スクールで、働きながら受講することができ、未経験からUI/UXデザイナーとしての就職・転職を目指せる環境が整っています。

どのようなスキルを身につけ、どのような目的で活かしたいかによっておすすめのコースは変わってきます。少しでも興味のある方は、本科UI/UXデザイン専攻の詳細を確認してみることをおすすめします。

UI/UXデザインを本格的に学ぶなら

UI/UXデザイナーへのキャリアチェンジには、デザインツールの操作スキルだけでなく、ユーザーリサーチや情報設計といった専門的な知識・経験が求められます。デジタルハリウッドでは、未経験からでもUI/UXデザインの実務スキルを体系的に学べる環境が整っています。

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まとめ

今回は、UI/UXデザイナーとはどのような職種で、どのような仕事内容・スキルが求められ、年収の目安はどのくらいなのかを紹介してきました。ユーザーにサービスや製品を通じて良い体験をしてもらうためには、UI/UXデザイナーのスキルが欠かせません。指示通りの作業をするだけでなく、ブランディングを考えたりアウトプットまでの様々な工程に関わったりと、プロダクトを形づくる面白さがある職種といえるでしょう。

  • UI/UXデザイナーとは、ユーザーにとって使いやすいデザイン・良い体験をデザインする職種のこと
  • UIデザイナーは画面・操作部分のデザイン、UXデザイナーはサービス全体の体験設計を担う
  • Webデザイナーはサイト・LP制作、UI/UXデザイナーはサービス・製品自体の設計が主な仕事という違いがある
  • 必要なスキルは、デザインツール・コミュニケーション・マネジメント・ユーザーリサーチ・情報設計の5点
  • 年収は経験・スキル次第で変動するため、doda等のデータを参考にしつつ複数の情報源で確認することが望ましい

UI/UXデザインを本格的に学びたい方は、まずは説明会などで自分に合った学び方を相談してみることをおすすめします。

デジタルハリウッド 編集部

UI/UXデザイン・Webデザイン分野の学び直しに役立つ情報を発信。仕事内容・キャリアの整理から、実務に必要なスキルの解説まで、専門スクール運営で培った知見をもとに解説しています。