こんにちは!デジタルハリウッド東京本校です。
2015年開講になった、CG経験者向けの短期集中講座シリーズ"CGヒーローズ "。その第一弾となる5講座の講師が一堂に会する"CGヒーローズ スペシャルイベント"が、去る2月14日に実施されたのでレポートいたします!
一人でも十分豪華な講師がなんと5人も集まったこの日。第1部は各コースを担当する講師からのコースプレゼンテーションパート、第2部は5名全員によるクロストーキングという2部構成でした。
この日、デジタルハリウッドで何があったのでしょうか!?
CGヒーロズとは?
『CGヒーローズ』は、 ”3DCG表現のプロ達が3DCG経験者に向けて、 ワンランク上のテクニックを伝授する”、 がコンセプトの短期集中講座です。
講座はすべてCG ソフトウェアスキルのある方が対象。
現在専門学校や大学で3DCGを学んでいる方、CG映像業界の現場で働いている方は、もうワンランク上のテクニックを習得するチャンスです!
特設ページはこちらから↓↓
第一部 各CGヒーローからの担当コース紹介!
「Houdini秋元塾」
トップバッターは「Houdini秋元塾」担当の秋元純一先生(トランジスタ・スタジオ)。
この前の週に開講していたコースで、2週間にわたって土・日と合計12時間の授業×2習慣という、超過密な短期集中コースでした。この日もセミナー後に6時間の授業が待っていましたが、パワフルなトークをいただきました!
▶Houdiniについてはこちらから
「Maya Animation & アニメーション論講座」
お二人目は、森江康太先生(MORIE Inc.)。このコースはMayaのアニメーションだけでなく、アニメーション作家としての演出論や企画の指導までしていただけるコースになるようです。
さらに、受講生には特典としてCGWORLD誌に掲載のコーナー「アニメーションスタイル」で用いたアニメーションモデルデータを配布してくださる、とのこと!
▶
Mayaについてはこちらから
▶
アニメーションについてはこちらから
「NUKE+Python 実写系3D Compositing実践講座」
3番手はフリーランスコンポジットアーティスト・中野先生による、実写合成をメインとした講座の紹介。授業で実際に用いる合成映像(マンションの窓から乗り出す少女)+CGの紙飛行機)を合成したデモ映像を見せてくれました。
さらにこの授業ではスクリプト言語「Python」についても、担当の先生を別途お招きして指導くださいます。実写系でチカラをつけたい方にはまたとない機会になりそうです!
▶
NUKEについてはこちらから
▶コンポジットについてはこちらから
「3dsMAX実践画龍点睛トータルワーク」
早野海兵先生(株式会社画龍の代表取締役)による、意外にも本邦初の授業です! なんと「Autodesk社の公認授業になりました」と当日ご披露された他、気合の入りまくった授業PV(Autodesk社ロゴマーク入り!)も公開してくださりました。
「日本のCG人材育成に取り組みたい」という早野先生の思いの詰まったこの講座、希望者多数で即満席となってしまいました…!!!
▶
3dsMAXについてはこちらから
「ZBrush生物スカルプティング実践講座」
最後は、本学卒業生の森田悠揮先生(モデリング/スカルプティングアーティスト)による、ZBrushでの生物スカルプティングコースです! 授業紹介では森田さん自身のデモリール(本学卒業時の卒業制作作品も含む)や携わった作品紹介を中心に、3日間の授業で1体の動物モデルを作り上げる授業であることが明かされました。
▶
ZBrushについてはこちらから
▶スカルプティングについてはこちらから
第二部 CGヒーローたちによるクロストーク&質疑応答
第二部では、各ヒーローが一堂に会して、「CG業界の現在、未来について」というテーマでアツく語り合っていただきました!
その後の質疑応答でも「CGクリエイターの待遇や給与についてどう思いますか?」「ヒーローになり得た条件はなんですか?」「CGを続けられる秘訣って何ですか?」など、ざっくばらんな質問にざっくばらんに答える盛況振りでした。
本学学長の杉山先生もセミナー&質疑応答に参加し、以下のようにコメントしています!
>今回の講座では、それぞれ得意とするツールを使うものの、そこで受講生に伝えいたものは、
>エンターテインメントな映像をどのように創造していくのか、ということで一致していた。
>CGが活躍するフィールドが、コンテンツ産業全体に広がり、さらに他の産業にも広がっている
>ということで、どのCGヒーローからも、人材不足という言葉が出てきたのが印象的だった。
最後はポスターにヒーローサインを書いて記念撮影! その後ヒーローたちは交友を深めながら夜の街へと消えていきました。
CGヒーローズは現在絶賛開講中! このコースから新たなCGヒーローが生まれるのが楽しみです!
CGヒーローズの授業に潜入!トランジスタ・スタジオの秋元純一先生によるHoudini初級編
2月より続々と開講しているCGヒーローズ3、先週はCGヒーローズNukeが開講、続いて今週はHoudini初級編が始まりました。初回授業の様子をレポートして皆さまにお届けします。
勿論、授業そのものの内容は専門的なお話が続きますし、実際にHoudiniを触りながらでないと中々に伝わらないことばかりです。
ですので、授業の雰囲気だけでもお伝えする事ができれと思っています。少しだけお付き合い下さいね。
潜り込んできた授業はHoudini初級編。
ご担当頂きますのは、Houdiniと言えばこの方、トランジスタ・スタジオの秋元純一先生。
このHoudiniの授業は前回までスキル別にクラスを分けていなかったんですね。今回初めての取り組みとしてスキルレベルを分け、より学習し易く設計し直してみたのです。
初級編は全くHoudiniを触ったことが無くてもOK!と先生はおっしゃっておられます。
むしろ思い込みや固定化した概念がない方が偏見なく吸収して貰えるとのこと。
今回の受講生さんの中にはデジハリ自体が初めてと言う方も多く緊張気味だったのですが、先生が程よく和やかな空気にして下さいました。
(秋元先生は見た目怖い先生に見えますが、とんでもない!とても気配りの方なのです。)
そしていよいよ授業が始まりました。Houdiniの歴史、遍歴、ユーザーの推移などの説明から開始。開発当時と名前は違うそうですが、開発されてから25年も経つ歴史の長いソフトなんですね、初めて知りました。
Edit「Houdiniは1つとして同じ画にならない。そのユニークさに感銘を受けた人が使っているのです。」
ホワイトボードを使っての説明も交えながら授業は進みます。
段々とその存在感が認知され出したこのソフトがなぜ爆発的に流行らないのか?それは「とっつきにくい」雰囲気だからだと残念そうな秋元先生。
とっつきにくいと評されてしまうところは、Houdiniの真骨頂であるノードでの制御。
では、そんな風に難しいとされているのに、なぜ使われるのか?
受講生の皆さんもなぜ学ぼうと思ったのか?皆さんにHoudiniに対するイメージを聞くと...
・何でも出来そう
・エフェクトに強い
・強力なパーティクル
などの回答を聞き、頷かれる先生。「それら全て正解ですが、でももっと別のソフトウェアの方が簡単であったり、普及率が高かったりしますよね。」と、2~3例を挙げ、皆さんも納得されているご様子。
「Houdiniは1つとして同じ画にならない。そのユニークさに感銘を受けた人が使っているのです。」と断言される秋元先生。
”この授業では使い方より考え方を学んで欲しい”
そう言ってセットアップを開始した秋元先生。皆さんに秋元イズムを伝える授業が始まりました。頑張って下さいね、皆さん!!
”初級者から抜け出したい!”と言う気概
ちなみに、3月に控えている中級編ではより高度な内容を予定しています。
でも先生が大事にされている事はスキルの高さの有無ではなく、”初級者から抜け出したい!”と言う気概だとのこと。
こちらの授業も楽しみですね。
それではこの辺で。
"Houdini"開発のSideEffects社実演セミナーも開催
デジタルハリウッドでは3DCGソフト"Houdini"開発元のSideEffects社様による、"Houdini"の機能に特化した実演セミナーも開催。
未経験の方は、本科CG/VFX専攻VFXコースの専門授業にて、そして経験者の方はCGヒーローズにて”Houdini"を学ぶということで、Houdiniの開発に携わったプロダクトスペシャリストと、シニア・マスマティシャン(上級数学者)が来校し、最新の技術を含めHoudiniの機能について解説いただくセミナーも実施しました。
デジタルハリウッドでは、みなさんの学びを様々な形で加速させていきます!
次回開講コース詳細&申込受付は下記バナーから!
3DCGのソフトや用語について知りたい方は、『 CG用語辞典』へ!
▼よりCG分野の学びを深めたい方へ
スクール説明会(無料)では「カリキュラム」「業界の最新情報」
「就職情報」「通学方法」など専門カウンセラーが丁寧にご案内致します。
※ご予約の際、ご希望のスクールは『東京本校』をご選択ください。