Nukeとは

The Foundry社の製品。映像制作工程において、コンポジット(デジタル合成)作業を行うソフトウェア。大手プロダクションでの導入は標準的である。Nukeには、Nuke・NukeX・NukeStudioと3つの種類の製品があり、Nukeが1番標準的なソフトウェアです。デジタルハリウッドで開講をしている本科CGヴィジュアルアーティスト専攻とCGGYMで学習することができる。

NUKEが得意とする作業としてまず【実写の処理】がある。まず、キーイング(Keylightが標準装備)でのグリーンの抜けが簡単にできる。そしてカメラマッチムーブ(※1)はAfter Effectsの比ではなく、BoujouやPFTrackなどのカメラマッチムーブソフトを使わずとも処理できるのが利点だ。

※1.カメラマッチムーブとは・・・実写で撮影した素材映像からカメラがどのように動いたのかを解析し、データとすること。このデータを3DCGへ持っていくと、実写素材と同じ動きのカメラができる。


次に【3DCGの素材合成】が便利な点があげられる。3DCGソフトでレンダリングしたOpenEXR形式(※2)などのマルチレイヤーファイルの取り扱いがAfter Effectsだと一つ一つ、読み込んだりと手間暇が大変だが、NUKEだと簡単にできる。

※2.OpenEXR形式とは?・・・OpenEXR(またはEXR)とはHDRI画像ファイルフォーマットのこと。インダストリアル・ライト&マジックによって作られたソフトウェアとセットのオープン標準としてリリースされたもの。従来の1677万色(RGB各8ビット)よりはるかに多いRGB各32ビットの色情報や、コンボジット作業に利用する画像の各レイヤー情報などを1ファイルで内包できる便利なファイル形式。


After Effectsとの違い
コンポジットのソフトでよく使われているソフトはAfter Effectsがあるが、そのAfter Effectsとの違いをみていくと、After Effectsは簡単な合成やモーショングラフィックス系の「0からの映像作り」に秀でており、「素材同士を合成する」という使い方ではNukeの方が格段に上位のソフトである。
After Effectsはレイヤー構造なので視覚的にわかりやすい反面、複雑な処理を行うときにコンポジションをネスト化して、また素材にしなおして・・・など面倒だが、Nukeはノード形式なので複雑な合成もわかりやすい。つまり、合成の素材が多くなればなるほどAfter EffectsよりNukeが良いとなる。

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