【特別企画】Web業界に興味ある方必見！現役Webクリエイターが語る仕事のあれこれ Part.2デザイナー編｜STUDIO高松

こんにちは。Webデザイナー専攻受講生のMです。

Web業界を目指しているみなさん、「Web制作会社って実際どんなお仕事をしているんだろう？」そう思ったことはありませんか？筆者もそんな疑問を抱える一人です。

それなら実際に働く人に聞いてみよう！ということで、現役でWeb制作会社に勤務しているトレーナー3名に普段のお仕事の様子をインタビューしてきました。なかなか聞くことのできないお仕事での苦労など、貴重なお話が盛りだくさんです！

第2回はWebデザイナーのOさん編です。Webデザイナーのお仕事に興味のある方必見です！

Q1.現在の役職とお仕事の内容を教えてください

勤務しているWeb制作会社では アートディレクター兼デザイナーを担当 しています。
デザイン制作の際には、 コンテンツやUI/UXを考えたり、サイト上で使用する写真の選定 なども担っています。場合によってはカメラマンと必要な写真を撮影しに行き、どのような写真を撮ってほしいかを指示することもあります。

制作するサイトのデザインについては、クライアントから依頼内容を直接ヒアリングできることもありますが、社内のディレクターや広告代理店を介する場合が多いです。

その場合、制作の段階で不明な点があればディレクターに再度ヒアリングをお願いすることもあります。

デザインの提案数はクライアント側の予算や制作期間にもよりますが、クライアントが選びやすいように2、3案出すことが多いです。自分のデザインだけではなく、他のデザイナーが制作したものも一緒に提案して、様々なパターンのデザインを見てもらえるように工夫しています。

デザインが決まった後はデザイン案をもとにエンジニアにコーディングしてもらって実際組み上がったものを実機で確認し、必要に応じてデザイン変更を行ったりして最後まで調整を行います。

Q2.Webデザイナーになるまではどんなお仕事をしていましたか？

20代半ばくらいまでは官公庁や商社で営業事務の仕事などをしていましたが、「手に職が必要だ」と感じて転職を決意しました。幼少期から絵を描くのが好きで、社会人になってからもイラスト付きの社内報を作ったりしていたので、得意なことを生かせる仕事がしたいと思い、現職のWeb制作会社にデザイナー志望で就職しました。当初はデザイナー職ではなく事務職での配属だったので、同じ部署にいるデザイナーさんからスキルを少しでも盗めたらいいな～なんて思いながら働いていました。

働き始めてしばらくして、Photoshopやillustratorでイラストを描かせてもらえるようになり、そこから徐々にデザイナーとしてのお仕事が増えていきました。

Q3.仕事のやりがいや面白さはどんな場面で感じますか？

デザイナーとして仕事を始めたばかりの頃は、自分の考えたデザインが世の中に出て、みんなが見てくれることが嬉しかったです。コンペなどで自分のデザイン案が採用されたときやSNSで反応があるときもやりがいを感じます。

一方で、デザイナーとしての仕事の領域が広がっていくにつれて、自分にかかる責任も大きくなってきたので、不安を感じることも増えてきました。

Q4.仕事の難しさを感じる場面や困難なことはありますか？

クライアントが具体的なイメージを持っていない場合は、イメージのすり合わせがなかなか上手くいかないこともあります。そういうときは実例をお出しして徐々に好みを探っていきますが、時には自分の意見を伝えるだけではなく押し殺さなければいけない場面もあって、自分の「好き」という気持ちだけではできない仕事だなと感じます。

また、サイトの見た目だけではなく、使い勝手の良いサイトにする必要がありますし、デザインの制作が遅れると後に控えている工程に影響するので、納期も常に意識して進めていかなければいけません。同時に様々なことを考慮して制作を進めていくことがやはり大変です。