TeraPadとは|特徴・使い方・おすすめテキストエディタ比較

公開日:2026-09-18

TeraPadとは|特徴・使い方・おすすめテキストエディタ比較

TeraPadとは|特徴・使い方・おすすめテキストエディタ比較

公開日:2023-07-01(更新日:2026-09-15)

Web制作やプログラミングの授業で「TeraPad(テラパッド)」という名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。無料で使える定番のテキストエディタですが、開発が古いソフトというイメージから「今も使えるの?」と不安に思う方もいるかもしれません。本記事では、TeraPadとは何か、主な機能や便利な機能、ダウンロード方法に加えて、他の無料テキストエディタとの違いについても解説します。

TeraPad(テラパッド)とは|特徴と基本情報

「TeraPad(テラパッド)」とは、寺尾進氏が開発・提供している無料のテキストエディタです。Windows(ウィンドウズ)で動作し、1つのウィンドウで1つの文書を編集する「SDI(Single Document Interface:シングル・ドキュメント・インタフェース)」形式を採用しています。

シンプルな作りで動作も軽く、長年にわたり多くの初心者に利用されてきたとされています。HTML・CSS・JavaScript・Visual Basic・Perl・PHP・Rubyなど、さまざまなプログラミング言語に対応しており、これからコーディングを学び始める方にもおすすめのテキストエディタの一つです。

なお、Windows標準搭載の「メモ帳」と比べると、行番号の表示やシンタックスハイライト(言語ごとの色分け表示)など、コーディング作業を補助する機能が充実している点が大きな違いといえます。メモ帳だけでは物足りなさを感じ始めた初心者が、次のステップとして導入を検討することが多いテキストエディタの一つとされています。

インストールも比較的シンプルで、パソコンの動作環境をあまり選ばないという点も、初心者にとって取り入れやすい理由の一つです。高機能な統合開発環境(IDE)は多機能ゆえに操作を覚えるまでに時間がかかることもありますが、TeraPadはテキストエディタとしての基本機能に絞られているため、初めてコードを書く段階でも迷いにくい設計になっているといえるでしょう。

TeraPadは今も使える?開発状況とWindows 11対応

無料ソフトの中には、開発が止まってしまい古いバージョンのまま放置されているものも少なくありません。TeraPadについても、2012年11月に公開されたバージョン以降、約10年にわたり大きな更新が行われていない時期があったとされています。

しかし、2022年10月には、Windows 11環境での不具合報告を受けて開発が再開され、対応版が公開されました。その後も更新が続けられ、2023年9月時点で公開されているバージョンが、本記事執筆時点で公式サイトから確認できる最新版となっています。

長期間にわたり大きな動きがなかった時期を経てはいるものの、Windows 11に対応したバージョンが提供され、現在も配布が継続されているソフトである点は、利用を検討する上で安心材料の一つといえるでしょう。ただし、更新の頻度自体は高いとはいえないため、ダウンロード前に公式サイトで最新のバージョン情報を確認しておくことをおすすめします。

無料ソフトの中には、開発者の都合で配布自体が突然終了してしまうものも見られますが、TeraPadは長い活動休止期間を経ても開発者自身の手で更新が再開されたという経緯があります。学習教材や授業で紹介されることの多い定番ソフトの一つとして、今後も一定の利用者に支えられていくことが見込まれるでしょう。

TeraPadの主な機能

プログラミングを行う際に、Windows標準搭載のメモ帳しか使ったことのない人から、ある程度コーディングに慣れた人まで、十分に使える機能が備わっています。

行番号の表示や、1行あたりの文字数の表示などが行え、さらに画面の分割が行えることから、HTMLとCSSの2つの画面を並べてコードを書くことも可能です。長いコードを書く際に現在の位置を把握しやすくなるほか、複数のファイルを見比べながら作業を進めたい場合にも役立ちます。

そのほかにも、改行の表示や禁則処理を設定できる機能などがあります。ブラウザでコードが正常に記述できているかをチェックしたい場合は、TeraPadの設定から希望のブラウザを追加しておくことで、ツールバーにブラウザのアイコンが表示されます。これにより、記述したコードを簡単にブラウザで確認できるようになります。

TeraPadの便利な機能

プログラミングの際にうっかり全角スペースを入れてしまうと、画面が真っ白になったり、実際のブラウザでの表示にスペースが表示されてしまったりするため、特に注意したい部分です。TeraPadの設定メニューから該当のオプションを有効にしておくことで、全角スペースが入力された際に薄い四角のマークを表示して知らせてくれるようになり、入力ミスによるエラーを防ぐことができます。半角スペースについても、同様に専用のマークで表示することが可能です。

操作履歴に関しては、TeraPadでは標準で64回まで元に戻すことができるため、操作ミスをしてしまった場合や、少し前のコードの状態に戻したい場合にも安心です。設定を変更することで、最大1,000回まで元に戻す操作を行えるようになります。

また、HTMLファイルだけでなくPHPやJavaなどの言語に対しても、タグが言語ごとに自動的に色分けされる「編集モード」が搭載されています。これにより、複雑なコードも視覚的に見やすくなり、効率的にコードを記述できるようになります。

TeraPadのダウンロード方法とインストール方法

TeraPadは、公式サイトからダウンロードできます。インストーラ付きのファイルをダウンロードし、ファイルを開いて画面の指示に従って進めていくことで、インストールを行うことができます。

インストールの途中では、ファイルのコピー先フォルダの指定や、デスクトップにショートカットを作成するかどうかの確認などが表示される場合があります。表示される案内に沿って進めていけば、特別な知識がなくてもインストールを完了できるでしょう。なお、細かい画面表示やボタンの名称は、ダウンロードするバージョンによって多少異なる場合があるため、実際にダウンロードした際の案内に従って進めてください。

TeraPadと他の無料テキストエディタの比較

TeraPad以外にも、無料で使えるテキストエディタはいくつか存在します。ここでは代表的な3つのエディタとの違いを紹介します。

「Visual Studio Code」は、無料で利用でき、商用利用も可能なオープンソースのコードエディタです。拡張機能を追加することで、JavaScriptやHTML・CSSはもちろん、Python・PHP・Javaなど、ほぼすべての主要な言語に対応できる高い拡張性を持っています。その分、機能や設定項目が多く、TeraPadに比べると初心者にとっては情報量が多く感じられる場合があります。

「Notepad++」は、GPL(GNU General Public License)に基づく無料のオープンソースソフトウェアで、Windows専用のテキストエディタとして開発が継続されています。TeraPadと同様にシンプルで動作が軽い点が特徴ですが、対応する機能や設定の細かさにはそれぞれ違いがあります。

「Sublime Text」は、個人用ライセンスが買い切り制で提供されており、ビジネス・商用利用の場合は座席数に応じたライセンス体系が用意されています。無料で評価版を試すこともできますが、継続して利用する場合はライセンスの購入を検討する必要がある点が、完全無料で提供されているTeraPadとの大きな違いです。

これらのエディタと比べると、TeraPadはシンプルで軽量、動作も直感的に理解しやすいという特徴があります。どのエディタが一番優れているというわけではなく、これからコーディングの基本操作に慣れたいという段階であればTeraPadのようなシンプルなエディタから始め、扱えるファイルの種類や作業内容が増えてきたタイミングで、VS Codeのような拡張性の高いエディタへの移行を検討するというのも一つの考え方です。

特に、拡張機能の追加やカスタマイズの自由度を重視する場合はVS Codeのような多機能エディタが向いているなど、選び方は用途によって変わってきます。まずは操作に迷わないシンプルなエディタでコーディングの基礎を身につけ、必要な機能が増えてきた段階で乗り換えを検討する、という進め方が初心者にとって無理のない流れといえるでしょう。

まとめ|テキストエディタの基礎を学ぶなら

TeraPadは、寺尾進氏が提供しているシンプルで軽量な無料テキストエディタです。開発が長期間止まっていた時期を経ながらも、Windows 11に対応したバージョンが公開されるなど、現在も配布が継続されています。行番号表示や画面分割、全角スペースの可視化といった便利な機能を備えており、HTML/CSSなどの学習を始めたばかりの初心者に向いているエディタといえるでしょう。

操作に慣れてきたら、Visual Studio Codeのような拡張性の高いエディタへの移行を検討するのも一つの選択肢です。まずは身近なテキストエディタから触れてみることで、コーディングの基本を無理なく身につけていくことができます。

こうしたテキストエディタの基本操作は、HTML/CSSをはじめとするWeb制作・グラフィックデザインの学習の第一歩でもあります。体系的に学びたい方は、グラフィックデザイン系講座の詳細を確認してみることをおすすめします。

テキストエディタの基礎を実務で活かすなら

テキストエディタの基本操作は、HTML/CSSをはじめとするWeb制作・グラフィックデザインの学習の土台になります。デジタルハリウッドでは、未経験からでもデザイン・制作の実務スキルを体系的に学べる環境が整っています。

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この記事のポイント

  • TeraPadとは、寺尾進氏が提供している無料のテキストエディタで、Windowsで動作するシンプルな作りが特徴
  • 一時期更新が止まっていた時期を経て、2022年以降Windows 11対応版が公開され、現在も配布が継続されている
  • 行番号表示、画面分割、全角スペースの可視化など、コーディングを補助する機能が充実している
  • Visual Studio Code・Notepad++・Sublime Textなど他の無料エディタと比較すると、TeraPadはシンプルで軽量な点が特徴
  • 初心者はまずTeraPadのようなシンプルなエディタから始め、必要に応じて拡張性の高いエディタへ移行するのも一つの方法

まずは身近なテキストエディタから、コーディングの基本を身につけていきましょう。

デジタルハリウッド 編集部

クリエイティブ分野の学び直し・スキルアップに役立つ情報を発信。DTP・Web制作の実務知識からキャリア形成まで、専門スクール運営で培った知見をもとに解説しています。

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