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小山 皐さん「WHO'S NEXT?」祝入賞!
受賞インタビューを行いました

2023-11-30

日本国内で最も有名なCG&映像に特化したメディア「CGWORLD」が主催する学生CGトライアル「WHO'S NEXT?」、2023年度、第2回目の開催となったコンテストでは168点の作品が集り、特別審査員14名、企業審査数19社の名だたるラインナップの審査により、トップ20位が決定しました。

特別審査員14名

秋元純一氏(トランジスタ・スタジオ、CGディレクター・取締役副社長)、宮川英久氏(Wizards of the Coastシニアコンセプトアーティスト)、武田裕史氏(Wētā FX、Compositing Supervisor)、德永なお氏(コンセプトアーティスト)、Camille Kuo氏(Freelance concept artist・illustration)、鈴木卓矢氏
SAFEHOUSE、取締役・背景モデリングSV)、伊藤より子氏(ビジュアルデザイナー・講師)、行弘進氏(Niantic/Art Director)、井崎崇光氏(CoSaVFX / CG Supervisor)、田崎陽太氏(Khaki
Environment Artist・Generalist)、江場左知子氏(マットペインター)、山本原太郎氏(ドリームワークス
Character Look Development Lead)、東條あずさ氏(Visdev・Concept Artist)、若杉遼氏(CGWORLD編集長/ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ)

企業審査数19社

神央薬品、exsa、TREE Digital Studio、アカ,ツキゲームス、トゥエンティイレブン、
Purmoe Design Lab、コラット、グラフィニカ、ウサギ王、bestat、StudioGOONEYS、東映 ツークン研究所、プロダクション・アイジー、デジタル・メディア・ラボ、slanted、メタサイト、ジェットスタジオ、ENGI、Soup.

今回、デジタルハリウッド東京本校本科CG/VFX専攻所属の小山皐月さんが20位にて入賞しましたので、インタビューを行いました。

小山皐さん

入学前のお仕事
アニメ背景、自営業(youtubeなど)

入学後のお仕事
自営業(youtubeなど)

WHO'S NEST第20位『のどかな午後のリビングルーム』

受賞おめでとうございます!入賞した作品について教えてください

三ヶ月目の静止画課題で提出する予定の作品でした。しかし、私のクラスは一番早く講評日が設定されており、また、MAYAの基本操作もおぼつかない状態でした。結局途中まで製作していましたが、間に合わなくなり和室を題材にした作品に切り替えて提出していました。その後、課題の合間を縫って本作品を完成させました。

受賞された感想をお聞かせください

今度制作するときは、物語性のある作品を製作したいです。

CGを学ぶキッカケ、目的は何でしたか?

特に明確なきっかけがあったわけではないです。子供の時から自分に適した表現方法を探るうちにCGやイラストに行き着きました。

デジタルハリウッドを選んだ理由などあれば教えてください

他の専門学校の課程ですと最低でも2年、学費も200万超えと高額ですが、デジハリは1年である程度のことができるようなカリキュラムを組んでいるので、金銭的にも時間的にも適していました。

本科CG/VFX専攻を選んだ理由は何ですか?

デザイン、映像、CGの中では、CGが最も壁が高いと思っています。特にMAYAなどのソフトウェアは個人で手を出すにはかなりハードルが高いです。学校割引やソフトの使い方を一通り教えていただける環境がないとなかなか手を出しづらいです。デジハリのCG/VFX科は初心者でもある程度使えるようになるカリキュラムがあり心強かったです。技術を身につけると表現の幅が一気に広がるのがCGのが良さだと思います。

受講してよかったことがあれば教えてください

これは土曜クラスだからかもしれませんが、講師、生徒を含め、ほとんどの人が働いている社会人だったということです。すでに3D系の職種に就いていたり、同業者の方もいるため話が合います。また、さまざまな意見交換をする中で、作品のアイデアが湧いたり人生設計を見直す機会が不意に訪れます。社会人ということで精神的にも成熟しているため、人間関係の拗れなどは全くなく、授業を含めクリエイティブ活動に没頭できます。人間関係含め環境が整っていることは何よりも良いことだと思います。

受講して苦労したことがあれば教えてください

講師によって単元の得意不得意があります。モデリングが得意だけどリギングはちょっと…。みたいなことも。しかし、仕方ありません。MAYAは一つのソフトでモデリングからアニメーションまでこなせますが、それ故に現役クリエイターはすべての機能を使用しているわけではないです。授業内容によっては消化不良で終わることもあるでしょうが、自身で調べる必要があります。会社に配属されれば、今まで使用しなかったソフトやレンダラーを積極的に調べて作品を仕上げる必要があります。プロジェクト立ち上げ時には、上司ですら使用したこともない機能を使用しなければならないことも出てきます。学校はその予習段階かもしれないです。基本的なことは自分で調べなければなりません。

今後の展望を教えてください

将来自分でゲームやアニメ作品を作ってみたいという気持ちがあり、MAYAの他にUEやUnityにも手を出し始めました。ただ私自身、自らの将来に展望を持てないタイプなので、今後のことよりも、まずは目の前のことに集中したいです。とりあえずはMAYAでエラーのないモデリング、動かしやすいリグ、綺麗なアニメーションを作れることを目標に勉強しています。


これからCGを学びたい方へのメッセージをお願いします

とにかく技術を身につけるまでは諦めないでください。例年中間課題を提出できずに去っていく方が多いようです。私のクラスもそうでした。入学当初あれほどいた生徒さんも今は….(以下略)。元々クリエイティブ業界自体ハードな業界です。足を踏み入れたからには様々な覚悟が必要です。先ずは入社したい会社に就職できるレベルの技術習得を目標に、行動することをお勧めします。

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