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【卒業後のご活躍】
CG系コースの卒業生、伊東ケイスケさんが
ベネチア国際映画祭にノミネート!

2022-10-29

こんにちは。

デジタルハリウッド東京本校の河内です!

デジタルハリウッドCG系コースの卒業生、 伊東ケイスケさん の作品 「Typeman」 第79回ヴェネチア国際映画祭クロスリアリティ(XR)部門「Venice Immersive」にノミネートされました!

これまでの 「Beat」(2020年)「Clap」(2021年) に続き3作品目、3年連続のノミネートとなります!

伊東ケイスケさんのプロフィールや作品をご紹介します!

プロフィール

伊東ケイスケ | Keisuke Itoh

VRアニメーション監督,XRクリエイター


1986年生まれ。多摩美術⼤学グラフィックデザイン学科卒業。メーカーのグラフィックデザイナーを経て、現在はXRアーティストとして活動する。これまでにヴェネチア国際映画祭やカンヌ国際映画祭、世界最大のCGの祭典SIGGRAPHなどで上映を行ってきた。ヴェネチア国際映画祭のVR部門では2020年より自身が監督を務めるVRアニメーション作品で3年連続ノミネート。


ベネチア国際映画祭

127年の歴史を持ち、本年で79回を迎える映画祭であり、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭の一つです。本映画祭のVR部門は、 2017年に新設され、本年度から、VR部門「Venice VR Expanded」をXR部門「Venice Immersive」とし、バーチャルリアリティ技術だけでなく、あらゆるXR表現手段に対象を広げています。


XRとは...

VRとARを組み合わせたゲームや、ARとMRとの間にあるようなコンテンツなど、各技術が融合しているサービスも「XR」と呼ぶことができます。

「Typeman」

●制作年

2022年

●長さ
約25分

●あらすじ
Typemanはこれまで多くの人間に必要とされ、期待や喜び、悲しみを分かち合い、共に時間を過ごしてきました。しかしいつしか人々から忘れられてしまい、自分の存在意義を見失ってしまいます。 体験者は古びたアパートの一室で、そんなTypemanと出会います。あなたは初めてTypemanと向き合ったとき、彼に対してどんな感情を抱き、どのような行動をするでしょうか。 その世界で誰かの存在に気づいたとき、あなたはここにいる意味を考え始めるでしょう。

●作品に込めた想い
『Typeman』はメタバース上でリアルタイムに行われるVR演劇です。
作中には「I am here」(ここにいるよ)という重要なフレーズが繰り返し現れます。I am hereと叫びたい思いをしている人々に、存在意義を失ってしまったTypemanとの出会いの中で、自身の存在を確かめ合う体験をしてもらいたいと思います。

▼Typeman [Trailer]

「Typeman」は第79回ヴェネチア国際映画祭併設の、イタリアの独立系映画評論家が独自に選出するPremio bisato d'oro 2022(プレミオ・ビサト・ ドーロ/金鰻賞)で 最優秀短編賞 を受賞しました!

おめでとうございます!これからも伊東さんの活躍が楽しみです!

今までにノミネートされた作品

伊東さんの作品は、今回の第79回ヴェネチア国際映画祭だけではなく、第77回、第78回にもノミネートされています!

そちらの作品もご紹介させていただきますので是非ご覧ください!

「Clap」

第78回ヴェネチア国際映画祭バーチャルリアリティ(VR)部門「VENICE VR EXPANDED」にノミネートされた作品です!

▼作品紹介

人は心から相手を賞賛したいとき、手の痛みを我慢してでも、一生懸命大きく強く手をたたいて気持ちを届けようとします。しかし、その気持ちは相手にちゃんと届いているのでしょうか。この物語はClapの受け手である主人公と、送り手であるあなたの目線で紡がれる物語です。自分に自信がなく、自分のことを何の取り柄もないちっぽけな存在だと感じてしまい、糸のような姿になってしまった主人公、糸男。ある雨の日、糸男が路地を歩いていると、目の前に錆びた空き缶が落ちてきます。その空き缶から鳴り響く、可笑しくも心地良い音に魅了された彼は、自分で音を鳴らしてみたくなり、空き缶を足に履いて踊り始めます。やがて糸男の周りには大勢の人だかりができ、拍手の音も大きくなっていきます。しかし次第にその拍手が大きなプレッシャーとなり、彼を悩ませます。糸男はなぜ拍手が怖くなり、受け入れられなくなってしまったのか。あなたの心からの拍手を糸男に届けることができたとき、Clapは本来の意味を取り戻し、美しい音色を奏ではじめます。

▼Clap [Trailer]

「Beat」

第77回ヴェネチア国際映画祭バーチャルリアリティ(VR)部門「VENICE VR EXPANDED」にノミネートされた作品です!

▼作品紹介

「Beat」はあなたの”ハート”から生まれる物語です。この作品は体験者が自分の”ハート”を手に持って体験します。“ハート”は体験者の心臓の鼓動と共に振動します。体験者は錆びたロボットと出会います。でもロボットは動く気配がありません。ロボットは”原動力”となる”ハート”を持っていませんでした。体験者が自分の”ハート”をロボットにかざすと、ロボットに新たな”ハート”が生まれます。“ハート”を持ったロボットは立ち上がり動き出します。動き出したロボットは「生きる喜び」を精一杯表現します。でもロボットはどこか寂しそうです。ロボットは友達を探します。本当に大切な友達と出会えた時、どのように接して良いか分からなくなるロボット。”ハート=鼓動”が物語を動かす「鍵」になります。ロボットの成長を通して自分自身の”ハート”の存在を意識することを目指した作品です。

▼Beat [Trailer]

▼「Beat」のVRChatワールド

とても素敵な作品ばかりですね、、!

なんと!

「Typeman」はイギリスの国際映画祭「レイダンス映画祭」にて2022年11月3日~11月6日までの4日間 無料上映 されます!

事前にチケットを予約すると、自宅から「VRChat」上で参加が可能となります!

こちら より事前予約可能です!参加費は無料ですが、PC接続R環境と「VRChat」のアカウントが必要となります!

ご興味のある方は是非ご参加ください!

これからも伊東さんが作る作品が楽しみです!

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