デジタルハリウッド東京本校 ブログ

<CG>
株式会社カラーで『シン・ウルトラマン』の制作に携わる
卒業生インタビュー【後編】

2022-08-31

左から本校の講師、小倉以索先生,松井さん(株式会社カラー),岩里さん(株式会社カラー)

今回は、現在株式会社カラー でシン・ウルトラマン』 の制作にも携わっている卒業生の松井祐亮さんと岩里昌則さんのお二人にインタビューをしました!

【後編】 では、お二人はなぜデジタルハリウッドに入学したきっかけや、

現場で求められるスキルについてお話しいただいております。


【前編】はコチラ▶


▼デジタルハリウッドに入学したのはいつですか。

松井23歳(2004年)の時に美容師をやめて上京しました。


岩里僕はもう少し早くて、2000年入学だったと思います。

▼なぜデジタルハリウッドを選んだのですか?

松井高校生の時の友達に絵がとてもうまい人がいて、高校出てすぐにデジタルハリウッドに入ったと聞きまして。当時CGの学校もそこまでなかったので、1年制で通いやすいというのもありました。
当時電話したらすぐに対応してくれて、担当の人が不動産まで探してくれたり、

親切にしてくれたのも印象に残っています。


岩里: 大学の時一緒に就活をしていた友達がデジタルハリウッドに通うと聞き、僕も入学しました。
その時は総合Proコースという名前の半年のコースでしたね。

▼デジタルハリウッドで学んで今に生かされいることは?

松井 ストイックになることですかね。
デジタルハリウッドは学校法人ではないので、オールナイトフリータイムなど、ひたすらやりたいことが自由にできる環境でした。泊まり込みで作業とかしてましたね。


岩里今も使っている3dsMAX(ソフト)を本格的に学んだことですね。
あとは同じCGを仕事にしたいという友達ができて、今でもたまに連絡を取ったりしています。



▼株式会社カラーが求めている人材とは

松井: 採用面接をよく2人でやっているので、
やっぱりコミュニケーション能力がある人が話しやすいですね。
打ち合わせは大体会話なので、意思疎通ができることが一番大事ですね。
当然技術があるのは当たり前なんですが、人柄も見てます。


岩里: まったく一緒ですが、コミュニケーション能力だけでなく、
積極性もあると、こちらも教えがいがありますね。


松井: 自分でわからないことをすぐ調べられる積極性があるといいですね。

▼現在CGを学んでいる人へ一言お願いします!

松井やりたいことがあるのであれば一生懸命やるべきだし、好きなんだったら突き詰めてほしいです。
今は何になりたいのか見えないと思うんですけど、地道に下積みをしていけば見えてくるし、
頑張ればそれなりの結果もついてくるので、今はひたすら目の前のことをこなしたり、やりたいことを形にしたり、わからないことを調べたり、作品を見る回数は増やしてほしいですね。

引き出しは絶対多いほうがいいので!!


あとは、参考資料を見ないで自分のアイデアだけで作ると大体失敗するので、
真似するところから始めたほうがいいです。
ひたすらいいなと思ったものをコピーしたり、
ストイックに頑張ってほしいです。


岩里: 今はCGのソフトも無料だったり、すごい映像がすぐ見れたりするので、
そういうのに興味をもってCGをやりたい人が増えてますよね。
なので、ライバルが多いと思うので、今から目指す人には本当に頑張ってほしいし、
自分の得意なところやアピールポイントを見つけて武器にしてほしいなと思います。


松井: Twitterとかで趣味ですごいの作ってる人いますもんね。
受講生の方にはそういう人に負けずに頑張ってほしいなと思いますね。




いかがでしたでしょうか?


業界の最前線で活躍されているクリエイターであり、

デジタルハリウッドの先輩であるお二人より、大変勉強になるお話が聞けました!


デジタルハリウッドスクールへ通われる方の多くは、

みなさんCGや作品が「好き」という気持ちから始まります。

あなたの好きなものは何ですか?

突き詰めて学んでみると楽しいですよ!




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株式会社カラー


松井祐亮氏 Yusuke Matsui

株式会社カラー/スタジオカラーデジタル部 
アニメーションディレクター

1981年生まれ、北海道出身。株式会社カラー所属。
美容師から一転、上京しサンライズで『FREEDOM』等の制作に参加した後、
スタジオカラーに移籍『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』ではリードアニメーター、
21年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ではアニメーションディレクターを担当。

スタジオカラー・ドワンゴによるWEB配信アニメーションシリーズ『日本アニメ(ーター)見本市』でのCGアニメーション作品『カセットガール』、『神速のルージュ』、『機動警察パトレイバーREBOOT』をはじめ、株式会社カラー10年の歩みをテーマに描かれた、安野モヨコの漫画をアニメ化した『おおきなカブ(株)』、
ゲーム『GRAVITY DAZE』シリーズのアニメーション作品『GRAVITY DAZE The Animation 〜Ouverture〜』など、多くの作品でアニメーションディレクター(CGI作画監督)を務めている。


岩里昌則氏 Masanori Iwasato

株式会社カラー CGIアニメーター
大阪府出身 大阪芸術大学デザイン学科を卒業後上京。
TV番組CG、アニメCG、ゲームCGなど映像業界をメインに活動。
その後、2011年より株式会社カラーデジタル部に所属。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』や『日本アニメ(ーター)見本市』内のCGアニメーション作品『hill climb girl』『神速のルージュ』『カセットガール』、NHKアニメワールド 『龍の歯医者』など数々の作品にリードアニメーターとして参加。
その他ではPS4ゲーム『GRAVITY DAZE2』イベントシーンのCGアニメーションディレクターを担当。
21年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ではルックデヴディレクター/リードアニメーター、
安野モヨコ氏原作『オチビサン』10巻発売記念短編ムービーではCGI監督を務めている。


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