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デジタルハリウッドSTUDIO札幌×ソニーストア 札幌共同企画!『初めてのサイネージ広告制作!』【後編】

2024-03-17

【後編】デジタルハリウッドSTUDIO札幌×ソニーストア 札幌共同企画!『初めてのサイネージ広告作成!』

前回のあらすじ

デジタルハリウッドスタジオ札幌の生徒はソニーストア 札幌様のサイネージ用の広告プロモーション動画を制作する事になりました。一人で制作をすると決めた方から、チームで行うメンバーまで、それぞれ動画に向き合う事になっていくのですが…そこには数多の動画制作の大変さが立ちふさがる…

※前回の記事はコチラ


初めての広告動画制作に奮闘する参加者たち!

プロモーション動画を制作するには、当然ながら現地、店内の撮影をしなければなりません。ですが、いきなり撮影というわけにはいきません。


どのような動画を制作するのか、それにあわせてどう撮影するのか、また、多くの方がカメラの扱いも初でしたので、カメラの取扱いなども含め、一つ一つ動画制作における知識を学んでいく必要があります。


参加者の中には動画コースで学んだ卒業生や現在受講中の方もいましたが、Webのコースを受講していて動画制作は未経験の方もいました。

さらには多くの参加者が本格的なカメラに触れることも初めてでした。

カメラの基礎知識、基本操作、マーケティングや市場調査などの広告企画やブランディングなど、撮影以外にも考えるべきことがたくさんあるということを知り、ワクワクと不安の入り混じりながらのスタートとなりました。


さらに、一人で制作をする方はこれらを全部一人でやらなければならないですし、チームを組んで取り組むメンバーは意見のすり合わせやスケジュールの調整をしなければならないと、それぞれに課題は盛りだくさんです。

撮影にたどり着くだけでも苦労が絶えません。



どんな人に見てもらって、どんなことを伝えたくて、どんな映像を作る必要があるのか?考えれば考えるほど迷走し、時には意見がぶつかることも。

本格的な撮影を経験したことがないメンバーにとっては、一体どんな準備をすれば良いのか、何が足りないのか、それを把握することすら超難題です。

ソニーストア 札幌様に協力いただき、閉店後のわずかな時間で撮影をさせてもらうにあたり、それぞれが真剣に準備をしました。



しかしどんなに準備を念入りにしたくても、それぞれ仕事がある中、限られたスケジュールの中で進めていかなければなりません。

熱意高く意気揚々と始まったサイネージ制作も、様々な壁とあたりながら進むことになり、少しずつ熱量をどう維持していくのかも問題となってきました。


そして、打ち合わせを重ねて迎えた第一回目の撮影日。

真剣に撮影していく各メンバー。田中トレーナーのアドバイスの元、沢山の撮影を行ったのち、デジタルハリウッドスタジオ札幌の教室に戻ってきて、動画を確認した感想の多くが…


「ぜ、全然ダメだった…」


思うように撮影が出来ていない。

演者として撮影された方も自分が思い描いていた理想とは違う。

意気揚々と始まったプロジェクトは撮影一回目を終えた時点で、意気消沈へと代わり、これは本当に作り終える事が出来るのか?という大きな不安に変わっていきました。

技術だけではない人間的な成長


課題は技術的な面だけではなく、チームや個人でどうこの企画を乗り越えるのか?というメンタリティの面で顕著に現れました。


チームで制作に当たっていたメンバーの中には、打ち合わせや連絡などのコミュニケーションで徐々にすれ違いが生まれたり、チームで動くためのスケジュールにどうしても合わせられない遠方の参加者はチームを離れ個人で制作をするように方向転換するなど、様々な困難が訪れます。


そんな困難を支えたのは、田中トレーナーをはじめとしたSTUDIO札幌のスタッフ陣と、参加したメンバーの熱意でした。



袋小路に迷い込んだ企画をトレーナーと一緒に立て直したり、忙しさと不安で落ちたメンタルをトレーナーにケアしてもらったり、参加者自ら打ち合わせの空気を変えるべく盛り上げてみるなど、「なんとしてもいいものを作るんだ!」という熱意と、それを後押ししたいというトレーナー陣からのサポートで、みんな徐々にモチベーションと大勢を立て直し、動画制作は佳境を迎えます。



当初はあまり分からなかった撮影の具体的なスキルも、撮影を重ねることで徐々に理解ができるようになり、現場での動きも変化していきました。


意図した映像になるようにカメラの設定を事前にしておいたり、現場の状況に応じて画角を再考したり、ライティングや三脚などのサポートの役割分担など、確実に自分の役割を理解して行えるようになり、緊張感溢れていた撮影も笑顔が浮かんだりと、場に慣れていく光景に心強さを感じられるようになりました。



現地で撮影をしている時に、ソニーストア 札幌様のスタッフの方に参加者たちの撮影の様子をどう感じるかお聞きすると「自分達では全く想像も出来なかった撮影をしてくれているので非常に面白く、完成も楽しみです」と言っていただき、参加者のみなさんが自分たちのオリジナリティを発揮できていることを嬉しく思いました。

それは技術や知識が増えたからだけでなく、それぞれが人間的にも成長した証だったからです。


そして、ついに動画完成の時が訪れます!

冬の札幌、熱気と感動が渦巻いたシアタールーム!魂のこもった5つの動画、その運命は!?

迎えた2024年1月28日、雪に包まれた札幌。ソニーストア 札幌様の店内にあるシアタールームにて、熱い想いを胸に抱いた5組が集結!数ヶ月前から心血を注いできた動画を携え、発表の舞台に臨みました。


※発表前でまだちょっとだけ余裕のあるメンバー


作った動画を実際にソニーストア 札幌様のスタッフの方に見て頂き、サイネージに流していただく動画を一つだけ、選出して頂くための発表会を実施。


暗転した室内、スクリーンに映し出されるのは、それぞれのチームが作り上げた個性豊かな作品。笑いあり、涙あり、驚きあり…、5つの物語が会場を包み込みました。制作秘話や込めた想いや、今回撮影にあたりソニーストア 札幌様から一式をレンタルして頂きましたので、機材の感想などをお伝えさせて頂き、自らの作品をアピールしていきました。



そして、運命の瞬間が訪れます。一つの動画が選出。

喜びの涙を流すメンバー、惜しくも選ばれなかったチームの悔し涙…それぞれの想いが交錯する感動的な瞬間でした。


余韻も消えぬまま、教室に戻って感想をシェアします。

みんな同じく口にするのは「本当にしんどかったけど、最後までやり切れてよかった」ということでした。ただ課題をやるだけでは味わえない、実務と等しいプレッシャーの中だからこそ得られた悔しさと達成感がそこにはありました。

STUDIO札幌のサポートとソニーストア 札幌様のご協力のもと、札幌に新しいクリエイターが誕生した瞬間です。


しかし、これは終わりではありません。今回制作した動画は、今後様々な形で多くの人に届けられる予定です。それぞれの作品が、見る人の心にどのような影響を与えるのか、想像するだけでワクワクします。


まとめ

今回の企画は参加者にとってかけがえのない経験となったと思います。仲間と共に作品を作り上げ、多くの人に評価してもらう。その喜びと達成感は、人を成長させていきます。


AIやツールの台頭で、様々な技術が「誰でも使える技術」になりつつある昨今において、「本当のプロ」になる道を多くの人が模索しているかと思います。

デジタルハリウッドSTUDIO札幌もソニーストア 札幌様も、どちらもこれからの時代に活躍できるプロのクリエイターになるための挑戦を応援したいという気持ちは一緒でした。

今回、我々とソニーストア 札幌様のコラボイベントで、一人でも多くの人に新しいクリエイティブな一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです!


デジタルハリウッドスタジオ札幌は今後も色々な企画をご用意し、動画のクリエイターを目指す多くの方を応援していきます。

ただのスキルではなく、「これからの時代で活躍できる」スキルと考え方を学びたいという方は、ぜひ一度ご説明会にお越しください!

ソニーストア 札幌


営業時間 11:00~19:00

住所: 北海道札幌市中央区南2条西3丁目20 moyuk SAPPORO 3階

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