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広く浅く?狭く深く?ウェブデザイナー採用時に、必要な技術レベルを人事担当さんに聞いてみた。

2024-03-17

『調べてみたら色んな知識が必要みたいなんですが、転職するには何をどれくらい勉強したらいいんですか?』

ウェブデザインの勉強を始めてみようかな・・・と思っていろいろと調べ始めた方からよくいただくご質問です。

今回はそこについてお答えしようと思います。

ウェブに関する技術、知識は膨大で広大
ウェブに関する技術、知識はとても範囲が広いです。IT技術は日進月歩で進んでいるので、どんどん増えていっているのです。日々ウェブに関わっている私たちも、それを実感しています。

Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)といったグラフィックソフトや、半年ごとに新しい機能が追加されています。

HTMLやCSS、JQueryといった、フロントエンド(ホームページを表示するための技術)と呼ばれる技術では、常に作業スピードの向上を求められています。

それに加え、PHP(ピーエイチピー)、Ruby(ルビー)といった、プログラミング言語とよばれるものも制作に関わってきます。

また、SEO対策、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)、Webマーケティングといった、
ホームページの運用に関わる知識も求められます。

ひゃー!そんなに色々あるの?!デザイナーに転職するなら、いったい何をどこまで勉強すればいいの?
それでは、未経験からWebデザイナーになるなら、何をどのくらいまで勉強すればいいのでしょうか。
ゴール地点は、仕事の現場で即戦力になることして、どれくらいのスキルが必要なのかを調べようと思います。
実際にウェブ制作会社の人事担当の方に、求めるスキルやこれまで採用してきた経験のお話を伺ってきました。

人事担当さんに聞いてみた。ウェブデザイナー採用時のスキル!

Photoshop、Illustratorで制作ができること


Q.まず、これはマストというスキルは何でしょうか。

A.「まずは、グラフィックソフトを使えることが第一歩です。
場合によってはFireworks(ファイヤーワークス)というソフトを使うこともあります。」

Q.使えるとは、具体的にいうとどういうことですか?趣味のイラストや、自分で撮った写真の加工とかでもいいですか?

A.「ウェブサイトのデザインができるレベルです。イラストや画像加工だけでなく、ウェブサイト全体を作ったという経験が欲しいです。それができれば社内で即戦力になってもらえるので、私たちとしては助かりますね。」
「お客様の求めるテイストで作るというのがデザイナーの仕事なので、趣味でやっていたレベルでは難しいですね。」


・HTML、CSS、JQueryのスキルは、デザイン制作志望であっても必要な知識


Q.デザインをしたいのでPhotoshopとIllustratorは使えるけど、HTMLやCSSは勉強していないというケースはいかがですか?

A.「ホームページを表示するための基礎知識なので、デザイナーであっても、HTMLやCSSの知識は必須です。そこを全然知らない人がウェブサイトのデザインを作ってしまうと、他の担当者が苦労することになるんですよ。」

人事担当さんに聞いてみた。その2、ずばり!こういう人ならすぐ採用したい
Q.スクールを卒業したばかりで実務経験がない方の場合、どういった基準で採用されていますか?

A.「デザイン、HTML、CSS、JQueryの4つの技術をきちんと勉強した人、また最近では、WordpressなどのCMSを4つの技術にプラスしてウェブサイト作った経験を持っている人ですね。」

Q.デジタルハリウッドでは、卒業制作としてホームページを企画からデザイン、制作までを行うのですが、そういったスクールの課題として作ったものでも経験と考えて頂けるのでしょうか?

A.「はい、大丈夫です。学校を卒業したばかりでは経験はまだ浅いとは思いますが、卒業制作で時間をかけて素晴らしいものを作ったという方に今までに何人もお会いしています。そういう方は採用させていただきたいです。」

・広く浅く?狭く深く?ウェブの知識はどこまで必要か
Q.先ほど挙げられたのは先ほど挙げられたのは4つの技術でしたが、ウェブに関する技術や知識の幅がとっても広いですよね。未経験から勉強する場合、色々な知識を広く習ったほうがいいですか?それともその4つに絞ってしまっていいんでしょうか?

A.「ええ、ウェブの知識は確かにかなり広いです。だからこそ、さっきの4つの技術の基礎はしっかりできるようになっておいて欲しいんです。
一番困るのは、色々知識をかじっているけど、実際にそれを使って実用的なものを作ったことはないというパターンです。広く浅い知識では、仕事にならないんですよ。
スクールを卒業したばかりの人の面接で、プログラミング言語をちょっと勉強しましたと言う人がたまに来られるのですが、ウェブデザイナーはフロントエンド(ホームページを表示するための技術)の技術が必要で、プログラミング言語はバックエンドエンジニア(サーバーやデータベースのシステム開発を行う仕事をする人たち)の扱う領域なんです。
だから、ウェブデザイナーがプログラミング言語を使うことはほとんどないんです。本音を言わせてもらうと、それを勉強する時間があるなら、まずはHTMLやCSSをしっかり勉強してきて欲しいなあ(笑)」

ウェブデザイナーの即戦力になるために、まとめると!

ウェブサイトのデザインから制作までを一通りできる力を身につける
未経験の場合は、色々な知識を広く浅く勉強するよりも、必要な技術を確実に身につける。
必要な技術とは、デザイン、HTML、CSS、JQueryの4つ基礎
あれもこれも勉強しないといけないと焦っている人は、今回のお話でちょっと安心されたのではないでしょうか。
デジタルハリウッドでは、即戦力になるための必要最低限の知識に加え、ウェブサイトの制作をする経験を積むところに重点を置いたカリキュラムになっています。

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