第43期の卒業制作発表会を開催しました!

毎月、6カ月の学習期間を終えて卒業する受講生の皆さん。その多くは「Webデザイナー専攻」という未経験からWeb業界への就・転職やスキルアップを目指すコースを受講されます。

受講修了を飾る集大成は、自身が制作したWebサイトをプレゼンする発表会!

今回は昨年10月から受講された1名と今年2月から受講された2名がオリジナル作品を発表して卒業を迎えられました。

小さなお子様からご高齢の方まで、幅広い世代に楽しんでいただける商品
ジュレ状リンゴゼリーの商品紹介サイト

広島N青果さんが手がける「チュルりんご」の商品紹介サイトを制作した2021年10月生 Uさん

誕生日やイベントで使うパーティーフルーツや業務用カットフルーツの製造・販売を広島で行っている広島N青果は、高齢者やお子さま向けの食べやすく、飲みやすいリンゴ商品「チュルりんご」の販売に力を入れています。
プロが厳選した柔らかいジュレ状のリンゴ商品の知名度向上と販売促進を狙って、サイトのリニューアルを図りました。

Uさんは、サイトリニューアルの効果を可視化するため、1カ月当たりの販売数をリニューアル前の2倍、1日当たりの問い合わせ件数を3倍にする―数値目標を設定。

「小分けになっていて便利」「飲み込みやすい」「冷凍保存ができる」「お子さまから高齢者まで」というチュルりんごの特長を、3世代が登場するイラストも使って分かりやすく表現しました。

リンゴをイメージさせる赤を効果的に使ったデザインには、担当トレーナーも「配色がすぐれている」「一見でも非常に分かりやすい」と高く評価しました。

特長を項目ごとに分けて簡潔に説明した構成や、商品紹介から購入ページ、注文方法の説明までの並び順もスムーズにできており、聴講者からも「商品が届くイメージが分かりやすい」「商品に対する安心感や信頼感を伝わる」と称賛されました。

ファッションブランドと石鹼をコラボさせた架空サイトを制作
2022年2月生Iさん

Iさんは、ファッションブランドと銭湯、固形石けんメーカーがコラボしてお互いの魅力を高め合う架空のサイト制作を手掛けました。

Iさんは、ファッションブランドと銭湯、固形石けんメーカーがコラボしてお互いの魅力を高め合う架空のサイト制作を手掛けました。

液体のボディーソープよりも古い歴史がありながら、若い方を中心に利用が減ってきている固形石けんの認知拡大を目指します。固形石けんとボディーソープの普段の利用割合は、全体としてみればおおよそ4:6でありながら、20代では男女とも半数近くが「固形せっけんの利用なし」とのデータを基に、Iさんは固形石けんの魅力をファッショナブルに紹介することを目指しました。

「絵を描くことが大の得意」と話すIさん。大正時代から昭和初期をイメージさせるレトロな書体を使いながら、ブルーをメインに赤を加えたポップでカジュアルな色使いでサイトをまとめ、担当トレーナーからも「デザイン力が極めて高い」「おしゃれでありながら、何が重要なポイントなのかがきちんと押さえられている」と驚きの声が上がりました。

聴講者には、Iさんが「サイト画面のアクセントにするため」描いた梅の絵が大人気で、「結果としてページ全体がよい感じに仕上がっている」との感想が聞かれました。Iさんは、卓越したデザイン力を武器に、これから就職活動に励んでいきます。

神楽団の保存・伝承・普及の取組として地元の神楽団のホームページを制作 
2022年2月生Nさん

廿日市市の山あいに位置する地元の吉和神楽団のホームページ制作に取り組んだNさん。

これまでウェブでの情報発信ができていないため、公演日や演目、料金などをサイトで紹介している他の神楽団と比べて集客に苦労していました。

神楽公演を鑑賞することが好きな全ての人をターゲットにして制作に入りました。他の神楽団のサイトも参考にしながら、演目一覧を設けたり、バックに和紙のイメージを用いて日本の伝統芸能を一目で印象づけたりするなどの工夫を凝らしました。

担当トレーナーは「企画段階から、デザインへのこだわりが大変強かったので新しい表現にチャレンジして、うまくマッチした」「神楽が持つ世界観が感じられる」と高く評価します。

  

Nさんがターゲットを広めに設定して制作を進めたことから、聴講者から「神楽の演目を動画で紹介すると、より分かりやすくなるのではないか」「サイトの仕上がりが、神楽を一定程度知っている人が前提になっているように感じる」などのアドバイスが出ました。Nさんは、神楽を全く知らない人が閲覧することも含めて「演目や解説の仕方などを中心にブラッシュアップしていきたい」と話しました。

今回の卒業制作発表会の作品も、チャレンジ精神とアイディア溢れる作品を制作してくれました!今回の卒業生はとくに仲が良く、受講生同士で切磋琢磨したことがスキルの向上に繋がったように思います。

ご卒業おめでとうございます!

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