CG映像関連

海外就職をしたCGデザイナーはどんなお仕事をしているの?海外就職のトレンドとは?

海外のプロダクションでの勤務は完全な分業を求められるケースが多く、その分、深い知識や技術などハイレベルな専門性を求められます。
皆さんも一度は観た事があるようなグローバルなタイトルの映画制作を手掛けている事が多く、そのプロダクションやスタジオ自体が新しい技術や手法を開発・確立させ、賞を受賞していることもあります。
誰も見たことが無い映像表現やアイデアを常に追い求めて世界に驚きと感動を与えていく、そんな集団です。
また、時間管理も厳しく求められるため、残業などは納品が近い追い込みの時で無い限りほぼ無いと聞きます。
その分、スーパーバイザーから要求されるオーダーやクオリティに対して、勤務時間内に応えられるハイパフォーマンスを発揮できるようにならなければなりません。

日本での雇用形態とは違い、正社員で就業と言った形態がほぼ無く、契約したプロジェクトが終了するとチームは解散してしまう事がほとんどです。
ですので、常に次のジョブを探すアグレッシブさを求められます。
人脈や繋がりを大切にしつつ、仮に2~3ヶ月仕事が途切れてしまっても過度に悲観せず『どうにかなるさ!』と、前向きな思考で次のジョブを探すスタンスであれることが望ましいでしょう。

また、進行しているプロジェクトの進捗によって、募集している職種がリアルタイムに変わっていきます。
プロジェクトも終盤になると、(仮にモデラー志望だったとして)モデラーは次のプロジェクトまで募集していないからまた来年応募してほしい等、面接にも進めないケースがほとんどです。
興味を持っているプロダクションの動向は常にチェックしましょう。

世界各国に高名なプロダクションやスタジオは多々ありますが、ビザの取得などの観点の他、新しいスタジオの設立ラッシュのカナダを目指す人が多いです。
英会話のレベルは実際に仕事が始まってしまうと、実はそこまで求められるレベルは高くないとも聞きます。
とは言え、一番最初の電話でのインタビュー(電話面接)で正確にコミュニケーションが取れないことには、次のステップに進むことができません。
そして、語学力はその国で生活をすると言う事にも大きく影響します。
仕事だけをしている状態になってしまうと行き詰ってしまいがちですし、休日には気分転換をしたいものです。
そう言うシーンで円滑なコミュニケーションが取れ、公私ともに充実した生活を過ごせるよう、語学力は向上させましょう。 一例の流れとして、ポートフォリオを送付し、電話面接があり、ソフトウェアなどを指定された課題が出題されます。課題の出来を見て直接会って面接を行うかがジャッジされます。
直接お会いしての面接の際にギャランティを自分から提示する必要があります。
国により税金や物価も違うため、提示する条件が大きくその国や業界の常識より逸脱しないよう、事前にリサーチを欠かさないようにしましょう。

また、国内での面接ではたずねられた内容に対し回答する事が多いですが、海外では逆に何か質問はないか?聞きたいことはないか?と言われると聞きます。
そのプロダクションや手掛けた作品などに質問する事は、自分達に興味を持ってくれているのだと、好意的に受け止めて下さるスタンスです。
受け身ではなく、積極性を見せるポイントにもなりますので、自分自身の事だけではなく、プロダクションを良く調べ、質問を整理しておくと良いでしょう。
面接のスタイルもフランクです。面接を担当してくださるスタッフとの会話を楽しめるようになると良いですね。

海外就職ってどんな人が向いているの?

スペシャリストとしてスキルを発揮していきたい人は、完全に分業化し、特化していることを求められる海外のプロダクションのスタイルに適していると言えます。
また、フロンティア精神に溢れ、異文化に触れたいタイプは絶対に目指すべきでしょう。
語学力に長けている人は、向いていると言うよりも、語学力が必須である為、選択肢が増える機会に恵まれている状況です。技術解説書なども先行で発刊されるのは海外のメーカーとなるため、原書を一早く読むことができ、先端技術を知ることもできます。海外での就職は遠い夢ではありません。行きたいと強く願い、受け身ではなく行動力を持って挑戦しましょう。

皆さんが思っている以上に、海外のプロダクションで活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。『先輩』達は同じように海を渡って来ようとする人に対して応援して下さいます。
そして、もし自分が違う国で働き始めたら、自分が挑戦した時の気持ちや、その時に受けたアドバイスを、自分の後に続く『後輩』に返して応援が出来るような、そんなマインドであると良いと思います。

海外でCGデザイナーになるには

CG制作の実務経験がない場合では現地の専門学校に進学し、インターンシップなどで企業と縁を作り制作に参加し、実務経験相当の経験を積み上げていくことが多いです。 また、求人情報サイトを活用して見つけることもできます。国別、募集内容別、経験がどれくらい必要かなどチェックしてみましょう。
ワーキングホリデーを活用するのも有効ですし、SIGGRAPHで実施されるジョブフェアを活用して、ジョブを探してみるのも良いでしょう。直接プロダクションとコミュニケーションを取れるのが魅力です。 実務経験3年以上を条件にしているプロダクションが多い為(場合により1~2年などもある)、日本国内で経験を積み、準備を万全に整えてから挑戦するケースが多いです。

ポートフォリオ制作は特に重要です。ご自身が希望している職種に特化した内容を丁寧に見せるよう心がけましょう。 良かれと思い、情報量を詰め込みすぎたりしてしまいがちですが、そうではなく、良質だと思う作品を中心に組み立てましょう。不要な要素が含まれると、先方を悩ませてしまいます。ご自身が「何として」魅力を感じてもらえるかと言う視点で構成すると良いでしょう。(例:モデラーとしてなのか、アニメーターとしてなのか等) そしてCG制作だけはなく語学力の向上にも力を入れましょう。ポートフォリオを送付し、興味を持って貰えたら連絡が来ます。電話インタビュー(電話面接の事)で、正確に出題される課題内容を理解しなければなりません。 取り組む事は多々ありますが、どれも丁寧にクリアしていくよう心がけましょう。

デジタルハリウッド卒業後、海外で活躍している卒業生をご紹介します。

Digital Hollywood DNA - 舞台は世界へ
デジタルハリウッドで開講をしている本科CGヴィジュアルアーティスト専攻は、『世界を舞台に活躍するCGアーティスト』『オリジナルの映像作品で勝負するCGフリーランサー』 Pixar Animation StudiosやDreamWorks Animationなど、CGの本場といわれる海外の制作スタジオでも通用するだけの技術力の習得します。さらに企画から制作まで一貫した表現と技術力を身につけながら、オリジナル作品で活躍できるCGアーティストをゴールとしています。
そのゴールを叶えるために、デジタルハリウッドでは海外在住の現役クリエイターによるデモリール添削指導『brige』を始めとする海外就職サポートを実施します。ここではデジタルハリウッド卒業後、海外で活躍している卒業生をご紹介します。



原島 朋幸さん:PixarAnimation Studiosでアニメーターとして勤務。

本科CGヴィジュアルアーティスト専攻卒業
入学前:京都産業大学→卒業後:Image Engine社
入学のきっかけ:プログラミングの科目があったデジタルハリウッドへ入学を決意!

清水 雄太さん:Image Engine社にて ライティングスーパーバイザーを担当。

本科CGヴィジュアルアーティスト専攻卒業
入学前:エンジニア→卒業後:Pixar Animation Studio
入学のきっかけ:大学の先生にデジタルハリウッドを教えてもらい、プロデューサー業を目指して入学しました。

稲垣 教範さん:ドリームワークス・アニメーション社でリガーとして勤務

本科CGヴィジュアルアーティスト専攻卒業
卒業後:ドリームワークス・アニメーション社
もともと、プログラミングがあまり好きじゃなかったので、これを機会に、3DCGを勉強しようと思いデジタルハリウッドに入学をしました。