RenderManとは

RenderManとは、
Pixar Animation Studiosによって開発されたレンダリング専用のソフトウェアです。
RenderMan単体で使用する場合、GUIはなくコマンドラインでの操作となる。


●プラグイン版について

 2005年にMaya用プラグインが発売され、ライティングツールである「KATANA」や、

 Maya同様に総合3DCGツールである「Houdini」そして
 フリーのモデリングツールである「Metasequoia」用にも
 順次プラグインが発表される。

 ※プラグイン版にはGUIが用意されており、
  ユーザーフレンドリーな仕様となっている。


●RenderManの有意性

 無駄がなく速いレンダリングを行えること。
 詳細については事項で説明します。

●Pixar独特のジオメトリ思考

 映画やリアル系のゲームなどで使われるシーンは、
 全体的にある程度の情報量で作られるが、

 Pixarの考え方は基本的に低ポリゴンでオブジェクトを作り、
 カメラに映る部分だけ都度情報量を追加するという事。

 オブジェクトを構成するポリゴン数を例にすると、
 映画やリアル系のゲームでは、シーンに配置されている
 すべてのオブジェクトに対し、ある程度のポリゴン数を与えるが、

 PixarのSubdivision Surface技術では、
 基本的にローポリでシーン全体を作り、
 カメラに映る際にサブディビジョン(テッセレーション)する。

 カメラに映る部分については、
 マイクロポリゴンという1ピクセル未満のポリゴンにまで
 分解されることもあるそうです。

 この様に不要なリソースをカットする事で、
 必要な部分のクオリティを最大限に表現し、
 更にPixar独自の複雑なキャラの動きに回す事が出来るのです。

 またライティングの考え方も同様に、
 通常のレンダラーではレイトレース方式を採用しており、

 SSS、反射、ディスプレイスメント、モーションブラー、被写界深度
 すべての要素に対して、ライトやカメラからレイを発射して、
 そのバウンスで各数値を計算しています。

 対してRenderManでは、カメラに映るものだけレンダリングするのです。

 更にRenderManではレイトレース方式のレンダリング機能も備わっている為、
 レイトレース方式特融の精密さが必要なシーンでは、
 使い分けすることが出来るのも強みです。

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