【卒業生インタビュー 12】グラフィックデザイナーからWebデザイナーへキャリアチェンジ！目的意識を強くもつことが転職への成功につながった｜STUDIO山口

2020年4月からWebデザイナー専攻グラフィックデザイン経験者プラン(6ヶ月)の転職強化パックを受講され、2020年9月に修了された栗田光二さん。栗田さんは現在、株式会社レッカスグルーブにて、ECサイトに関わるシステムの企画や運用や管理、保守、またWebサイトやモバイルコンテンツのデザイン制作の担当者として忙しい毎日を過ごされています。

前職について教えてください。

学生時代は山口県立大学の文化創造学科で、デザインというものに関して広く浅く…というか、デザイン概論みたいなことを学んでいました。卒業後は、大学の研究室で服飾系のところに入っていたんですけど、その関係でアパレル関係の会社で販売員として１年間働いていました。でも、まあやっぱりデザイン業界で働きたいという思いがあったので、その仕事を辞めて山口市内のイベント系制作会社さんに転職をして、3年半近くグラフィックデザイナーとして働いていました。主にポスターとかチラシなどの制作です。扱う案件のジャンルも観光やイベント、住宅関係など多種多様でした。

入学のきっかけ

Webスキルを学ぼうと思った経緯は？

グラフィックデザイナーとして行き詰まり感があったというのが本音です。小さな会社だったというのもあり、それなりにやりがいは感じていましたが、新しい刺激が少ないというのもあったし、今後Webデザインをしていけた方が自分の可能性としても広がるかなと思ってWebデザインを学びたいと考えるようになりました。

STUDIO山口を選んだ決めてを教えてください。

30歳を目前にして、しっかりとキャリアチェンジをしたかったので仕事も思い切って辞めました。所属していた会社からもスキルアップでデジハリに通ってみないか？とお話をいただいたこともありましたが、それはちょっと違うかな、と自分では思っていて。退職後もデジハリについては、デザイン業界に所属する知人も以前通われていたので、その方にある程度の内容は伺っていました。このタイミングでしっかりスキルを身につけるんだったら、サポートが整っているデジハリに入学して集中的に勉強したいと考えました。

学習スタイルやカリキュラム

カリキュラムはいかがでしたか？

そうですね、カリキュラムについて、動画でわかりやすく解説をしてくれるので内容はとても分かりやすかったし、項目ごとに細分化されているじゃないですか。そこをちょっとした時間に勉強しやすいのはデジハリの教材ならではの良さではないかと思います。

学習する際に意識されていたことなどはありますか？

とりあえず僕にはWeb制作会社に転職するという明確な目標があったので、その企業リサーチをする中でその会社さんの制作されているサイトやデザインのクオリティを見て、こういうことができたらという、ひとまずの着陸点は意識した上で動画を見つつ、ここはもうちょっと調べたほうがいいなと思うところをピックアップして自分で調べることに集中しました。あとは分からないことはトレーナーさんに質問するようにしていましたね。

時間の使い方については、完全に無職だったので一日１０時間は勉強にあてようみたいに決めて、とりあえずスタジオに来るみたいなことは考えてました。集中的にWebデザインを学ぶ体制を整えるということがポイントでした。

自分の場合、仕事とかプレッシャーに追われるとパフォーマンスが下がってしまうので、その間にお声がけいただいたバイトとかは完全に絶っていました。そういった意味で、結構ストイックだったかもしれない。もう勉強だけに集中できる環境に自分を追い込んだという感じですね（笑）。

他の選択肢を持ってしまうと迷ってしまうから、学習することを習慣づけてスタジオに通うということを徹底しました。

習慣づけることの秘訣はなんですか？

大人になってから習慣づけがだんだん難しくなってきたので、最初の２週間くらいはほんとに自分の中で決めて、無理やりにでも気持ち奮い立たせて来てましたね。

そうしてしまうと、だんだん来ることが当たり前というか、そういうふうになってくるんですよね。スタジオでも栗田=レギュラーメンバーということで認識されてました。

毎日のようにスタジオに通えたのは、ここの環境が良かったからということは言えると思います。過ごしやすい空気感とか、あとは緑もあるし、外見たらおっきい窓があるし、古戸が広場で遊んでたりとか、あと、息抜きに歩いてみたりとか。

疲れたなぁと思う時は、目の前に広がる中央公園をよく散歩してましたよ。

気分転換をうまく取り入れること

STUDIO山口のトレーナーはいかがでしたか？

トレーナーさんとかも1日の中で入れ替わりがあるじゃないですか。なので、リフレッシュできるというか、そこは自分にとっていいなと思いました。お尋ねしたことは的確に答えてくださるんですけど、プラスアルファで知識周りのことや派生したことを教えてくださったりとか、澄田TRだったらDIYの話とか、そういう勉強以外のことを話すことができたのはいい気分転換になりましたよね。コロナが重なったでしょう。だから、自粛期間は自分一人で勉強してるとどうしても僕の一人だけの世界になっちゃう。人の世界に触れるというか、そういう刺激は重要だったなと思います。僕が転職を目指した理由のひとつに新しい風を求めていた、というのがあります。だから、程よい刺激を受けながら、学習を進められたというのは本当によかったと思います。

苦労したことはありますか？

技術的なことに関してはそこまでなかったのですが、たとえば、自分の場合はカリキュラムを早めに終わらせちゃったんです。転職という大きな目標軸はありましたが、それまでの間につくっていく、こまかい小さい目標設定というか、目標作りには苦労しました。小さいことで言うと、サイトの模写を３サイトしてみるとか、デザインの投稿サイトとかあるんですけど、そこでデザインを投稿してみるとか、小さいことからコツコツやっていました。

コンペにも気分転換で出場をしてみました。結果的には、準グランプリもいただきました。アウトプットする重要性は本当に感じています。グラフィックデザインに関しても、前職の在職中は社長に言われたことをやってたみたいな所は大きかったので、転職期間中に自分で考えて作ってみたいことを作るという段階は、自分にとってデザインを成長させる期間なのかなと思っています。

壁にぶち当たったことはもう一つあります。完全に無職だったので金銭面で貯金が底を尽きないか、そういう不安は強かったです。幸いコロナの時期が被っていて、そういう面で家賃補助とか、結構受けやすくなってたのもあります。家賃補助の申請も通って、無事生活ができたんで。

失業保険もあるにはあったんですけど、最初の何ヶ月かはもらえるまで猶予期間があるので。その時は貯金を切り崩しながらという感じですね。不安に負けないように頑張りました（笑）

卒業制作について

自分の場合は架空の漁師飯屋のサイトを作ろうって考えました。まずお店の業態、どんなお店かとかであったり、それに合わせたお店のロゴ作成とかネーミングとか、そういうところから始めて、サイトをどういうのにしていこうかというのを設計して作り始めました。技術的には、デジハリで学習したHTMLとかC SSとかを基本としながら、プラスαでJSとか学んで実装していったという感じです。 JSに関しては初めてのことが多かったので、トレーナーさんにお伺いしたりとか、そういうことはよくやりましたけど、的確にお答えいただいたので、割とスムーズに作ることができました。

転職活動について

ジョブマッチはいかがでしたか？

先ほども触れましたが、転職にむけての細かい目標設定というところが難しかったというか、僕の中の課題だったので、そういう意味ではジョブマッチが一つの学習期間の目標の一つになったというのはありますね。そのジョブマッチに向けて、それまでに卒制を完成させようとか、ポートフォリオも完成させようと具体的に準備を進めることができたので、お尻に火がつけることができました。ジョブマッチがあったからスケジュールをスムーズに組み立てられたかなと、そういうふうに思いました。

ジョブマッチの開催時期も在学期間中の後半にあったので、いいタイミングで参加できたかなと思います。

ただ、そこで転職を決めたということではありませんでした。実際にお声がけいただいたこともあったんですけど、ちょっとここじゃないかなって思ったんです。結果的には、ジョブマッチで転職を決めることはできなかったけど、普段だったら出会いがない会社さんと知ることができて、Web関係とかデザイン関係じゃない会社さんもWeb担当者を探されていて、そのような山口のWeb業界の実情についてのお話を伺う良い機会になりました。

今のお仕事はどうやって見つけたのでしょうか？

デジハリSTUDIO山口の掲示板でずっと求人の貼紙があって、最初から気になってはいたんですけど、時期も来たし、在学期間も終了するし応募してみようと思って応募したという感じです。

具体的やったことはポートフォリオの提出です。グラフィック時代からの制作物をお見せしたりとか、在学期間中にこんなものを作ったよというのをポートフォリオにまとめて提出しました。これは就職した後に聞いた話なのですが結構評判が良かったらしくて（照笑）、多分面接云々というよりかは制作物のクオリティで買ってもらえたのかなぁという所はありますね。

これからの目標

今後どんなWebデザイナーを目指していきますか？

結構デザインするにしてもコーディングするにしても作るのに精一杯みたいな部分はどうしてもあるので、クライアントごとに目標というか目的があって、それに沿ったご提案というか、提案を含めた制作ができるようになっていきたいというのはあります。

デジハリ山口に通ってよかったこと、ズバリ教えてください。

自分の場合は完全に無職になってから入学したというのがあったんですけど、無職になった後に自分一人で独学でやっていくか、それとも入学するか二つの選択肢があったんです。ひとりでやる場合は、どうしても自分のひとりの世界になってしまうというか、あんまり学習の範囲が広がっていかないという想定があったので、そういう意味ではデジハリに入学して作り込まれたカリキュラムを経験したうえで、いろんなトレーナーさんの話とかを聞きながら、いい意味でたくさん刺激を受けたというか、そういう部分は大きかったですね。まあ、トレーナーさんもですけど、スタッフさんとか、同じ環境で学ぶ生徒さんもいらっしゃって、コミュニケーションもあって、前向きに勉強すすめられたというか、そういう所は大きかったですね。

デジハリでWebスキルを身につけたいと考えている方にアドバイスをお願いします！

具体的な話になりますが、動画は二倍速で見たほうがいいです。それはすごく思います。特に、時間がない人っていらっしゃるじゃないですか。仕事をしながら学習に取り組まれている方など、特にその限られた時間でやるってなるとちょっとでも時間を有効活用できたらいいなということで、動画はなるべく２倍速！で、ちょっとわからないなぐらいのココポイントだなというところだけゆっくり見るとかそういうことはしたほうがいいと思います！

僕はそこを徹底しましたね。教材は結構２倍速でも聞き取りやすいように調整されているから、そういうのもありがたかったです。

あとは、ずーっと座っているよりはこう言ういい環境があるので、ちょこちょこ気晴らしに歩いたりとか、ストレッチをするとかリフレッシュをしながら取り組んでいくといいかなと思います！

今回インタビューさせていただいた栗田さんは、お仕事を辞められた状態で転職を目的として入校されました。髪型が印象的でいつも低姿勢な栗田さんですが、うちに秘めた闘志はものすごいものでした。学習や制作作業に取り組むストイックな姿勢は、トレーナーをもうならせていましたね。有言実行で当初からの目的を見失いまま、Webスキルを見事に自分のものにされました。STUDIO山口でもオリエンテーションを開催する際に必ず目標設定をしていただいています。学習を始めると、どうしても本来の目標を見失ってしまう時があるんですよね。成功する秘訣とは、自分はここあで絶対スキルを習得して、◯◯で仕事をするのだ！！と具体的イメージを持ち続けることなのかもしれません。また、栗田さんが話してくれた学習を習慣化する方法も実践していきたいですね。これもまた、難しいことですから。栗田さん、お忙しい中卒業生インタビューに登壇いただいてありがとうございました！更なるご活躍をSTUDIO山口は応援しています！！

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