WEBを学習したからこそ
アートディレクターとして視野が広がった
2019年グライフィック経験者プランを卒業され、YWCD(山口若手クリエイターディヴィジョン)など積極的に活動されている才本康太さん。グラフィック経験者がデジタルハリウッドSTUDIO山口で学習するに至った経緯や学習後の変化について詳しくお伺いしていきます!
現在のお仕事について教えてください。
大村印刷のWEB課に勤めています。以前はデザイン課でしたが、デジハリを卒業後WEB課の主任になりました。といってもアートディレクターなのでWEBばかりをやるわけではないですが、基本はWEBデザインで、PSDを使ってデザインの設計とページをどういう風に見てもらうかの設計をしています。
既存のWEB課に才本さんが入ったことで変化したことはありますか?
今までは紙でやっていましたが、サイネージなども制作しているのでそちらの展開も合わせてやっていくという話が来ています。もともとシステムをやっている人が2、3人いるので、全体のデザインや設計をして、その人たちに実装をまかせるという感じです。
デジタルハリウッドSTUDIO山口に入る事になったきっかけは何ですか?
以前から製作者としてではなく社会人としてWEBに触る最低限の知識はありましたが、HTMLやCSS、Javascriptなどコーディングの知識は0に近かったんです。ただ、いずれはやらなければならない分野だなと思っていた(必要性を感じていた)ところに、デジハリ行かないか?という会社からの誘いが来たので行ってみようと思いました。
なるほど。デザインの専門家であった才本さんがWEBを学ぶために、
会社のチームの中から「才本行け!」と率先して推されたということでしょうか?
たぶんいろんな人に声がかかったとは思いますが、パッと返事をしたのが僕だったんだと思います。会社の上司にも行った方がいいよと言って頂いたので、積極的に行くことにしました。
実際に入校してみてお忙しかったと思いますが
常に忙しいわけではないですが、何かしらはすることがあるので仕事が終わってからデジハリに向かったり、会社の空き時間に来るなどしてました。
才本さんなりに気を付けたお仕事と学習の両立のための効率の良い学習方法などありますか?
とりあえず、時間を確保しなければならないので、周りの人に「僕デジハリに通ってて、カリキュラムが結構多くて動けなくなる時期があるから、その期間が来たら手伝って欲しい」と言って、周りの人に手伝ってもらいました。新規の案件が来ても、僕だけはずさせてもらったりとかありました。
しいて言うなら楽しかったこと、難しかったことなどエピソードがあればお願いします
動画は分からなかったら戻してを繰り返してずっと見続けるだけでしたが、最後の制作の時に、それまでワークをこなしてきたこともあって「案外いけるな」と思ったのが楽しかったです。中間課題の時に、元があれば考え方がわかり応用も出来ましたし、それまで蓄積したデータが自分の素材を支えてくれたのが楽しかったです。 動画見てなかったら分からなかったことはたくさんありました。まあ、動画も最後よく分からなかったところもあったんですが(笑)。それでも積み重ねてきたことがなかったら、わからなかったことが多かったです。 元々デザインをしているので、デザインでごまかしたところもありますが(笑)
要領がいいんでしょうね(笑)
でも、唯一Javascriptはわからなかったです。既存の知識を応用することが出来なかったです。自分はシステム的な物は苦手なんだなと思いました。全体的な流れや見せ方は得意なんですけど、いわゆる機械のシステムになると急にわからなくなるという適正が浮き彫りになりました。僕はエンジニアにはなれない、やっぱりデザイナーなんだなと思いましたね(笑)。ただ、今後の自分のやり方の入口などが見えてよかったと思います。そういう道筋が卒業の時点で見える人は多いと思います。
才本さんの卒業制作は卒業生の中でもとてもクオリティーの高いものだったなと思うのですが、
あれはどのくらいの期間で制作したのでしょうか?
2週間ですね。PC版からスマホ版を作って、写真撮影をして、トレーナーに見てもらっておかしいところがあったら修正をして…だめですね(笑)
そこで間に合わせたのがやっぱりプロですね!勉強会をされているだけあってプレゼンも素晴らしいものでした。
勉強会の時はカンペがあったのですが、デジハリでの卒業制作講評会はカンペがなかったので、自分が伝えたいことを伝えないとという気持ちでいっぱいでした。講評会のああいう和やかな空気感はとても良いと思いました。トレーナーの方々に直球でフィードバックいただくことも勉強になりましたね。
良かったことを教えてください
結局基本的なこと。WEBデザインを学習して来ましたが、入り口に入った。ここで学んだことで全部が出来るようになるかと言われたらそうではなくて、原理が分かったってこと。あとはその知識と今まで自分にある知識をどうやって掛け合わせていくかっていうことがわからなかった。次に何をしたらいいかなどの仕事の回し方が分かるようになって、目標が見えてきました。やれることが劇的に増えたって言ったらそうではなくて、視野が広がったので、凝り固まらない考え方が出来るようになりました。知っていると知らないでは仕事の進め方も違う。できないことが分かった。思った以上にやれることって限られてる。ルールさえわかれば、自分ができない部分を専門家に依頼することもできる。分担すれば効率よく仕事ができる。全部が全部別個の技術じゃないっていうことが 新しいことに踏み出すのって結構怖いんだけど、やったら結構見えてくるものがあって、しかも自分の場合は帰った後にそれを挑戦できる機会が待っているというか、そういう環境があるというか。
スキルアップを目指す人に向けて
会社側、上司たちに理解してもらってくるとその先の環境を整えてもらうことも大切ですよ。挑戦したことが生かされやすいです。 これからますますこの辺の会社も会社単位でウェブの必要性が出て来ていてやばいぞってなるでしょ。WEBスキルの重要性というか必要性というか。養成所として、このような場所があるといいと思うんですよ。個別だと勉強会もあるんだけど、蓄積されないんですよ。やる人はそういう場所でも独学してものにしていくっていうのはあるけど、ここまで追い込まれて学習するっていう場じゃないですよね。ここには爆発的なやらなきゃいけない量がある。辛かったけど、あの量を仕事をしながらこなすって。今思えば、あれがよかったと思うんですよね。分量抱えてこのスピードで。最後はカツカツでしたけど。スケジュールもね。なんとか間に合わせた感じだったけど(笑)
先程少しおっしゃてましたが、
今後、会社の中でスキルアップを図りたいという方は環境を整えた方がいいということですか?
いよいよ集中しないとな、という時は周りに言うことはアリなんじゃないかなと思います。仕事しながら半年間のカリキュラムをこなすとなると、当初はどうなる事かと思いました。最初に立てたスケジュールもボロボロになりましたし(笑)
最後になりましたが、今後の目標を教えてください!
アートディレクターとしての適性の確認ややることが見つかった今、デザインの本幹にかかわるところ、趣旨、見せ方などどうやっていくかなど考えていきたいです。 WEBデザインということで今回学習したが、やりたいこと、やれることが見つかって来た。 基本的に自分はグラフィックデザイナーであるんですよね。 なので、ビジュアルに関しての導線づくりとかそこの部分に価値を見出していく仕事を続けていきたい。平たくいうとアートディレクターとして方々に指示を出していく上で、WEBを学習したからこそ視野を広げることができた。大村の中でも僕がしっかり動いていく。さらに専門性に磨きをかける、というかWEBという欠かせない媒体についても自分の専門性を活かしてデザインの根幹に関わっていく仕事を続けていくために努力していきたいと思います。 今の職場にはとても満足しているし、すごくやりがいも感じている。自分は、腰を据えて思いっきり挑戦できるという機会を得ているので自分が扱える武器を増やしながら、大村印刷の中でアートディレクターの役割をしっかり果たしていきたいと思っています。
( 編集後記 )
印刷会社のDTPデザイナーとして活躍されてきた才本さん。Web案件が増えてくる中、スキルアップを会社から期待され入校されました。 仕事だけにとどまらず、地元でもクリエイター人材育成事業に取り組まれている才本さんはお忙しい中、カリキュラムをこなされるのに大変ご苦労されたことだと思います。その中で、卒業作品も実際に在籍されている企業の商品のwebサイトを作成され、運用できるように取り組まれていました。作品クオリティーの高さもさることながら、プレゼンテーションもプロ意識が垣間見られ我々にとっても非常に良い勉強となりました。Webスキルを学習したことで、仕事の幅が広がったという才本さん。今後のますますのご活躍を楽しみにしております!
【その他卒業生の声】
未経験者だった私が
ショップ店員から
WEB担当者に転向した理由
運送業界からWEB業界へ
転職を目指して走り抜けた10ヶ月間
ダブルスクールでWEBスキルを習得することは将来の自分への投資
転職を目指すならWEBデザイナー専攻 転職強化パック!
無料体験や説明会は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。Web制作現場に就職・転職する人に向けてサポートを強化した新パックがSTUDIO山口でも開始!
第一線で活躍しているプロに基礎から応用までスキルを学び、無理せず続けられるワークスタイルに変えて自分の時間を手に入れよう。
STUDIO山口では 「Zoom」 と呼ばれるPC・スマートフォンでご利用可能な無料のアプリを使用して説明会を行っています。ビデオ通話でも背景は変更が可能ですので、どこにいても安心してご参加いただけます。