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【東京本校/】本科UI/UXD専攻特別授業 面白法人カヤック『バズるための方法論』&LIG流『メディア構築術』2本続けてレポートします!

2017-09-30

【東京本校/】本科UI/UXD専攻特別授業 面白法人カヤック『バズるための方法論』&LIG流『メディア構築術』2本続けてレポートします!

はじめまして、こんにちは。本科UI/UXD専攻の岩渕と申します。


8月13日(木)、20日(金)の2日間に渡り、本科デジタルデザイン専科の特別授業として面白法人カヤックによるワークアウトプログラム が開催されました。
今回、その授業に参加させて頂きましたので授業の内容をレポートさせて頂きたいと思います。

【画像】ちゃんりおメーカー -Chanrio maker-

突然ですか皆さん「ちゃんりおメーカー」  ってご存知でしょうか?

サンリオのキャラクター風にオリジナルの自分のアバターが簡単に作れてしまうwebサービスです。
最近バズっているコンテンツの一つなのでSNSなどを利用されている方は既にご存知かと思います。

カヤックはおもしろいコンテンツを世の中に生み出している会社です。
これらもカヤックから生み出されているのです私も知らずに使っていましたので、もしかして皆さんも気付かずにカヤックから生み出されているサービスに触れているかもしれません。

第1回目の授業は横浜にある面白法人カヤック/ヨコハマ展望台オフィスで行われました。

第1回目は横浜にあるヨコハマ展望台オフィスで特別授業が行われました。


今回の授業内容は「バズるための方法論」本日の講師を担当してくださったのがデザイナー・アートディレクターの越後壮平さんと福澤準さんです。数々のコンテンツを世の中にバズらせているお二人から直々にお話を伺えると言う事で授業前からとても楽しみでした。


まずは越後さんの「バスを生み出すクリエイティブな方法」 アイディアの出し方のお話から授業は始まりました。

カヤックがアイディア出しで一番大事にしているのが「ブレスト」だそうです。「みんなでアイディアを起こして一人で出せないアイディアを生み出す。」
確かに一人だとアイディアが偏ってしまうのですよね。この後ブレストを実際に行ったのですけどすごい実感しました。

ブレストにもルールがあるそうで

「アイディアを否定しない」「アイディアに乗る」「とにかく量を出す」

以上を踏まえて3グループに分かれてグループ内で実際にブレストを実際にやってみました。


テーマは「デジハリの入学希望者を3倍にするアイディア」。
とにかく量を出して面白いと思ったアイディアはそこから追求、分解してみんなで話し合い一つの案にまとめていきます。

私たちのグループは最初は個人でアイディアを考え出し、そこからみんなでブレストしてまとめて進行しました。
みんなアイディアに偏りがなくそれぞれのアイディアを聞いてて本当に面白いなと思いましたし、改めてブレストの大切さを実感しました。


いよいよ各グルーブのアイディア案発表となりました。
「デジハリピック2020」や「自分のビルを作ろうプロジェクト」など他の案を聞いて「なるほど、面白いな」と思わず頷いてしまいました。私たちは「ゲーム入試(シューティングゲーム)」の案を出し発表しました。

発表後は越後さんと福澤のお二人から「この視点から考えてこうした方がもっと面白くなる」などのアイディアの深堀りやご指摘を受け、とても勉強になりました。


続いては福澤さんから「面白い企画をちゃんとバズらせるデザイン」デザインのお話です。
どのようなデザインが多くの人に共感を得てSNSなどでシェアされるの?
面白いだけでかっこ悪いデザインや、面白くないけどかっこよいデザイン、それだけではなかなかシェアされないらしいです。確かによくわからないデザインは自分のタイムラインに残したくはありませんよね?

ユーザーはSNSでシェアする際に自分のタイムラインを気にかけるそうなので自分のタイムラインに残したいデザインを作ってあげる必要があるそうです。
それが


「面白かっこいいデザイン」
「面白かっこいいでバズらせよう」

カヤックの作品を見せて頂くと他の人にシェアしたくなる面白いかっこいいデザインばかりでした。
お話が終わり、来週の宿題を発表され最後に社内を見学させて頂き1日目は終了致しました。

2日目は教室をデジタルハリウッド東京本校に移し最後の授業が始まりました。

2日目は教室をデジタルハリウッド東京本校に移し最後の授業が始まりました。

先週の宿題
「Yahoo!トップに掲載されるようなバズを狙ったエイプリルフールの企画のwebサイト1ページ」
グループで実在する企業を使ってバズるようなエイプリルフールのwebサイト1ページをデザインして制作するものでした。


みんなで時間を合わせてブレストを行い役割分担しサイト制作に取り組みました。
期間が短かったので焦りましたが、なんとか完成する事ができました。いよいよ発表の時間になりました。

週刊ア○キーが週刊ハ○キーを創刊する案やセブンイレ○ン営業時間がAM7時~PM11時になる案などどのグループもクオリティが高く面白い企画ばかりでした。私たちのグループの企画は「世界一辛いフ○スクが発売する」というものでした。


発表が終わり、先生達からの講評に入ります。


私たちの企画の講評では「ファーストビューがインパクトのあるもので惹き付けられるのと「世界一」と言うワードは刺さりやすくて良い。」などお褒めの言葉や「本当にありそうで普通に見えてしまうので、もっと不思議な味の方がエイプリルフール感が出て笑ってもらえる。」とのアドバイスをがありました。


「通常の商品と比較をするともっと見てる人が分かりやすい。」など現場で活躍してるお二人の視点からご指摘頂いてとても勉強になりました。他のグループの作品を見る事で自分のアイディアの視野が広がったり、自分自身にとっても良い刺激になりました。


講評後、なんと越後さんと福澤さんのお二人もエイプリルフールの企画を考えてきてくださったそうで、ここでしか見れないプロのオリジナル作品が見れるとの事でとても興奮しました。

企画内容は「学長がハンドパワーに目覚めてデジタルハリウッドに新しくハンドパワー学科ができる」 というもので、とにかくクオリティが高い発想がとても面白くファーストビューがインパクトあり、スクロールしたくなるような誘導、企画構成が素晴らしくこれがプロが作る作品なんだと圧巻されました。

最後に1位に選ばれたグループに賞品が渡されたのですが、その賞品がエイプリルフールにちなんで「嘘発見機」で思わず笑ってしまいました。

最後まで面白い授業でした。

今回の企画で没になった案は捨てずにストックしておくと今後必ず役に立つとのアドバイスをいただいたのでアイディアはどんどんストックし面白いのを作って行けたらいいなと思っています。今回の特別授業は本当に勉強になる事ばかりでしたし、参加して本当によかったと思います。

越後壮平さん、福澤準さん、このような機会を用意して下さったデジタルハリウッドの皆様ありがとうございました。

今回の特別授業で得た知識は卒業制作など自身の作品づくりに生かせて行けるように頑張ります。本当にありがとうございました。

本科デジタルデザイン専攻特別授業 株式会社LIG『LIG流 メディア構築術』授業レポート

皆様、こんにちは。
本科デジタルデザイン専攻の中出と申します!

今回 、株式会社LIG 様による本科UI/UXD専攻特別授業【ワークアウトプログラム】に参加いたしましたので、その概要をご報告させて頂きます!
本プログラムは全2回。


株式会社LIG 様による本科UI/UXD専攻特別授業【ワークアウトプログラム】

テーマは、「LIG流 メディア構築術」


第1回目の授業は、株式会社LIG CTO(フロントエンドチームリーダー) 林優一先生、第2回には、LIGブログ編集長/メディアディレクター 朽木誠一郎先生をそれぞれお招きして企業秘密ともいえるコンテンツ制作の手段、その一部をご教授頂きました!


では早速、第1回の授業の内容をお伝えしたいところですが、、その前に。
株式会社LIG、ご存知の方も多いでしょうが初回の授業でも、まずLIGについてのご紹介がありましたのでその言葉をお借りして、僕からも簡単にご説明させて頂きます。



LIGの事業は、Webをはじめ、転職サービス、シェアオフィス、観光業まで多岐渡ります。僕は正直その実態をつかめていませんでした。


しかし、それらは「LIG」という社名の由来である「Life is Good」のコンセプトの元に成り立っています。これは別の機会に聞いた話ですがその「Life is Good」の捉え方は社内でも1人1人違うとの事です。しかし、「1人ではなく、みんなでやっていく」と言うのも同時におっしゃっていた事です。会社HPを見ても、その言葉の通り。個性を生かしつつ、締める所はしっかり締めているのを伺えます。


LIG流 メディア構築術~デザインスプリントの活用~

第1回の授業は、まさにその「みんなでやる」という部分についてです。それでは、内容に移らせて頂きます!
第1回のテーマは「デザインスプリントの活用」です。




前述の通り、企業説明の後すぐに講義は始まりました。
まず、「デザインスプリント」とはスプリント(短距離走)の名の通り、あるコンテンツを発案から試作、実証まで高速で仕上げるデザイン手法です。元はGoogleで行われ、その後様々な企業で取り入れられています。短時間でサービスを形にできるそのメリットから、LIGでも導入されたそうです。

まぁ、話を聞いて理解できるものでもごさいません。説明が終わると即座にワークショップ移ります。



実際にそのプロセスを体感しようという訳です。

この時点ですでにすごいスピード感でした。


与えられたミッションは「デジハリ生徒の作品をアピールするサイトを作る」 というもの。


しかし、現時点で授業は残り90分!
実践といえど、ただでさえ数日という短期間で駆け抜けるこのプロセスを授業内で全て行うのは不可能です。よって、今回はそのサービスのターゲット、ペルソナの決定までが目標でした。

早速作業に入っていきました。


この手法を有効に使うルールの一つに、「時間は厳守する」というものがあります。
(このレポートを1ヶ月放置した僕には耳が痛い話です。)
そのルールの通り、90分という限られた時間の中でも「5分!!」「10分!!」と時間を区切りながら、作業と発表を繰り返します。
最終的にはどのチームも、ペルソナをまとめ上げ、授業は終了。
その頃には教室の壁が付箋と紙で埋め尽くされていました。

株式会社LIG 様による本科UI/UXD専攻特別授業【ワークアウトプログラム】


第1回目の授業を終えた感想


ひとつひとつの作業がいつもより集中できました。

実際には、時間制限に加え、プロジェクトに関わる全員(クライアントも含む)が参加する事も条件の1つだそうです。それは、自然にある種の団結力を生み出すのではないでしょうか。
さて、ここまで読んで頂いた皆様。

僕のこの文章はいかがですが。

決して褒めらたものではないでしょうが皆様に素晴らしい講義の内容を知って頂く為に必死に書いております。
ここまでに費やしたコーヒーは、そろそろ1ℓを超えます。


閑話休題



第2回、朽木先生の授業はまさに「文【テキスト】」についてのお話です。
それでは2日目の内容に移ります!

LIG流 メディア構築術~人を動かす情報発信~


第2回のテーマは「人を動かす情報発信」まずはスライドによる講義が始まりした。

現在、僕らの身の回りにある情報発信のツールFacebook、Twitter等のSNSをはじめLINE、メール等のメッセージそして、朽木先生が編集長を務めるLIGブログ等の個人メディア。


株式会社LIG 様による本科UI/UXD専攻特別授業【ワークアウトプログラム】
それらすべてに共通するもの、それは「テキスト」です。では、テキストでどうすれば人を動かせられるのか。


それは「よいテキスト」を書くことです。


さぁ、ここからはもう国語の時間です。要点を挙げるならば、まずは「わかりやすい」こと。そして「感情設計」をした文章で、人は動くということです。
つまり僕のように、見てくれている人の事考えず、長ったらしい文を書くなという事ですね。


そしてワークショップの後、まとめのお話があり2日目の授業も終わりです。


文章という、ありふれた、しかし最も重要なメディア 自分のそれを見つめ直す事ができた貴重な機会でした。


以上で全2回の概要を終了いたします。


この機会を与えて下さった、林先生、朽木先生、改めて感謝いたします。

また一緒に授業を受講したクラスメイトの感想もお伝えいたします。




みんなの授業アンケート


・ペルソナの設定方法がわかりとても勉強になりました。
・デザインスプリントの流れや有効性が体験的に学べて面白かったです。
・色々なことを決めるのが苦手なので、応用したいです、今取り組んでいるグループワークにも役に立ちそうです。
・チームで団結しやすく、ユーザーを絞り、アイディアを出しやすかったで、もっと調べて更に知識を深めていきたいです。
・とても実践的な内容で参考になりました。実践していきます!


・文章は誰にでも書けて発信も出来るけど、ユーザーの心を動かす文章は本質を理解していなくてはいけない。人を動かす文章を書ける様になりたいです。 普段自分が使っておる文章も改めてみなくてはいけないと思いました。
・言葉の扱い方を、プロフェッショナルな方に聞く機会はなかなか無いので、意識改革が出来ました。
・何のために文章を書くのか、どう意識して書くのかを、ということを意識して実践してみたいです。
・クリエイティブの本質は課題解決になるという大切なことを学びました。

ここまでお付き合い下さった皆様もありがとうございます。
少しでもご参考になれば幸いです。では!



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佐山 綾子さん 本科UI/UXD専攻卒業)
入学前/出版社
卒業後/面白法人カヤック(Webデザイナー)

佐山さんの卒業生インタビューはこちらから!

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