日本国内で最も有名なCG&映像に特化したメディア「CGWORLD」が主催する学生CGトライアル「WHO'S NEXT?」。
2025年度第1回は「3DCGを用いた静止画作品」をテーマに開催され、キャラクター部門61点、背景・プロップ部門165点、合わせて226点もの応募が集まりました。
国内外の特別審査員11名+企業審査数18社の審査によりトップ10位が決定いたしました。
その中で、デジタルハリウッドSTUDIO CG/VFX専攻に在学中の 澁谷 彰比呂さん が、背景・プロップ部門で見事 第9位入賞を果たしました!
作品に込めた思いや今後の展望についてお話を伺いました。

「WHO’S NEXT?」第9位『Desire』

何者かになりたい気持ちがテーマ。見る人によって様々な想像ができる。
ー入学からわずか3ヶ月での入賞となりましたが率直にいかがですか?
1枚の画にこんなに時間をかけたことは初めてだったので嬉しいです。
また、運がいいなと思いました。クラスには自分より上手い人たちもいる中で、その人たちが応募しなかったから、というところもあると思います。
ー課題制作をする中で課題作品を応募されたんですよね。
課題の締め切りのちょうど1週間前に「WHO’S NEXT?」の締め切りがあって、タイミングも良かったので挑戦してみようと思いました。
ー本来の課題締め切りよりも前に見せられる状態にするタイムスケジュールの管理は、中々できることではないと思います!作品のテーマを教えてください。
漫画家の部屋を舞台に、
人間の欲望や何者かになりたい気持ち
をテーマにしています。
この漠然としたテーマが最初にあって、作りたいオブジェクトを作っていって、それを構図としてまとめたような感じです。
ーご祝儀袋が印象的ですよね。
もともとはカップラーメンを主役にしようと思っていたのですが、中心に置いてみたらあまり面白くなくて端に寄せました。
主役をどうしようか考えているときに友人の結婚式があって、ご祝儀袋の形を見てCGにしたら面白そうだな、と思ったんです。漫画家の机に置くことで、
背景事情だったり色々表現ができる
ところも魅力的だと思いました。
ー審査員の捉え方も分かれていましたし、確かに想像力が広がるアイテムですよね。最初はなぜカップラーメンを主役にしようと考えていたのですか。
「WHO’S NEXT?」は食事系のものが選ばれている印象があったのと、
マテリアルの難しさ
をアピールしたいと思っていたので食べ物系かなと思い選びました。
ー制作前から「WHO’S NEXT?」は意識していたんですね。
「CGWORLD」をよく読んでいて知っていたので、いつかは自分も入賞したいなと思っていました。
\澁谷さんの作品も掲載された /
ショートフィルムを作りたい。そのために選んだ3DCG。

ーCGを始めたきっかけはなんだったんですか。
まずアニメーションを作りたいなと思ったんです。そこで2Dか3Dか考えたときに、
3Dであれば一人でも尺の長いものが作れる
んじゃないかと思ってblenderを触り始めました。
ー本格的に学びたいと思ってご入学いただきましたが、実際に受講し始めてみてどうですか。
CGを体系的に学べることはもちろんですが、
CGが好きな人が集まっている
からこそできる話があったり、切磋琢磨できることがいいですね。
ー今後の展望を教えてください。
ショートフィルム
って言えるくらいのアニメーションを制作して、ショートショートフィルムフェスティバルの上映作品に選ばれたいです。
編集部あとがき
澁谷さんは、入学からわずか3ヶ月で全国規模コンテストに入賞しました。
この成果は澁谷さん自身の努力はもちろん、
正しい学びの環境と挑戦の機会があったからこそ生まれたもの
です。
もしあなたが「自分も映像やCGで何かを形にしたい」と思っているなら、今日がその第一歩です。
未経験からでも挑戦は可能。数ヶ月後には、澁谷さんのように自分の作品を世に出すチャンスを掴んでいるかもしれません。
次に名前を呼ばれるのは、あなたかもしれません。
\澁谷さんが通う本科CG/VFX専攻 /
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