こんにちは!
デジタルハリウッドSTUDIO札幌の真知子です🤗
「編集って、センスで決まるものだと思っていませんか?」
デジタルハリウッドSTUDIO札幌では、プロは編集する時に何を考えているか?という
プロならではの編集思考を覗いて体験してみる90分間のイベントを開催しました。
トークセッションでは、現役トレーナーと卒業生が、プロが制作中に考えていることをリアルに共有し、
さらに後半では編集画面を見ながら学ぶライブ編集も実施。
映像制作のプロが普段どんな思考で制作に臨んでいるのか、
そして
未経験〜学習者が“プロ思考”へ近づくために何が必要なのか。
本記事では、当日の様子をイベントレポートとしてお届けします。
登壇者紹介|現役トレーナー×卒業生で“プロの思考”を言語化
今回登壇いただいたのは、動画コーストレーナーの田中克幸トレーナー、
そして「お仕事TRYプログラム」一期生としてクライアントワークを経験した卒業生のお二人です。
田中克幸トレーナー:広告領域でストラテジックプランナーとして経験を重ね、現在は地域課題をデザインで解決するプロデューサーとして活動。
「動画は手段のひとつ」という視点から、企画〜編集までを“設計”として捉える思考が語られました。
卒業生 本門さん:15秒広告動画の制作では、テロップと被写体の動きをできるだけ“マッチ”させること、カットのバリエーションを増やすことに注力。
卒業生 佐々木さん:クセのあるBGMを活かし、掛け合いを含む“ショートフィルム”のような15秒動画を制作。「また見たくなる」を狙った構成がポイント。
トークテーマ① 編集するとき、プロは何を考えている?
最初のテーマは、映像制作を学ぶ人が最も気になる問い。
「編集するとき、プロは何を考えるのか?」
卒業生のお二人から共通して出てきたのは、意外にもこの結論でした。
- 💬「編集を始めてから、企画の重要性に気づいた」
- 💬「素材を並べた瞬間、イメージとの差に衝撃を受けた」
- 💬「15秒は短い。短いからこそ“設計不足”が露呈する」
本門さんは「撮影前3日前に構成を変えてしまい、準備不足のまま撮影に入った」
ことで、編集段階で課題が一気に噴き出したと振り返ります。
佐々木さんも「ふわっとしたイメージのまま撮影→編集すると、結局“何の動画かわからない”ものになった」と語りました。
田中トレーナーの視点:「編集は企画の答え合わせ」
田中トレーナーから提示されたキーワードは、「編集は企画の答え合わせ」。
企画とは“斬新なアイデアを出すこと”ではなく、取捨選択の基準を作ること。
目的・ターゲット・伝えたいことを設計し、その基準に照らして「このカットは必要/不要」を判断していく。
それがプロの編集思考だと語られました。
トークテーマ② 制作は何から始める?
続いてのテーマは、制作のスタート地点について。
卒業生からは、いずれも「当日の余裕を作る準備」が鍵として挙がりました。
- 💬事前に参考動画・素材サンプルを大量に見ておく(引き出しが増える)
- 💬撮影前にカメラ設定・画角・撮影場所を確認しておく(当日のミスが減る)
当日必死になるほど、判断の質が落ちる。
だからこそ、準備で“余裕”を作っておくことが結果に直結する、という学びが共有されました。
田中トレーナーの視点:「プロは必ず骨組みから入る」
ここで出てきた重要キーワードが、「プロは必ず骨組みから入る」。
骨組み=
- 何のための動画か(目的)
- 誰に見せるのか(ターゲット)
- 何を感じてほしいのか(ゴール)
この骨組みが固まってから、素材・テンポ・BGM・色味などの“表情”を乗せていく。
順番が逆になると「エモいけど目的と違う」「最後まで作ったのに反応が弱い」が起きやすいという話が印象的でした。
トークテーマ③ プロと初心者の違いは?
最後のテーマは、まさに今日の核心。
卒業生から出てきた答えは、次のようなものでした。
- 💬「相手(クライアント/視聴者)を前提に考えられるか」
- 💬「“0.1秒の調整が映像の質を決める”ことへの理解」
- 💬「意図を言語化できるか」
田中トレーナーの視点:「プロと初心者の違いは、技術量ではなく“何を選んだか”の積み重ね」
尺の中に何を入れるか、何を捨てるか。
さらに「誰に見せ、何をしてほしいか(認知/来店/購買など)」を欲張って混ぜると、メッセージが濁って伝わらなくなる。
だからこそ、目的を絞り、役割を分けて設計することがプロの仕事だと語られました。
ライブ編集パフォーマンス|思考を“編集画面”で見える化
後半は、田中トレーナーによるライブ編集。
題材は「デジタルハリウッドSTUDIO札幌 動画コースのプロモーション動画」です。
まず提示されたのは、編集に入る前の“骨組み”の整理。
- 目的:撮影好きな人に「次は編集思考が必要」と感じてもらう
- ターゲット:撮影は好きだが、編集は感覚で行っている人
- テーマ:「撮れてるのに伝わらないのはなぜか?」
- メインメッセージ:「撮影が悪いのではなく、選ぶ基準が決まっていないだけ」
その骨組みに沿って、素材をレイヤー分けし、ストーリーとして並べていく。
「やみくもに素材を見始めると日が暮れる」という言葉が象徴的で、骨組みがあることで編集の判断が速く・ブレなくなるプロセスが体感できる時間でした。
テンプレの先へ。仕事につながる編集思考とは
今回のイベントを通じてお伝えしたかったのは、編集スキルを磨くこと以上に、
「何を目的に、誰に向けて、何を伝えるのか」を自分の言葉で整理できるかどうかが、
映像制作を仕事にしていく上で大きな分かれ道になるという点です。
テンプレ通りに作れるようになったその先で、
迷わず判断し、選び、説明できる力こそが、クライアントワークで求められる“プロの編集思考”だと、
あらためて実感する時間となりました。
交流会では、本編では聞けなかった田中トレーナーへの質問が飛び交い、
参加者の皆さん同士でも交流が行われ、終始笑顔が絶えない時間となりました。
ご参加いただいたみなさま、登壇者のみなさま、お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。
作れる、の次へ。考えて選べるクリエイターへ
デジタルハリウッドSTUDIO札幌では、未経験からでも映像制作を「仕事につながる力」として学べる環境を用意しています。
制作スキルだけでなく、企画や編集の思考、クライアントワークで必要な提案力まで、段階的に身につけていくことができます。
あなたの“次の一歩”を、私たちと一緒に描いてみませんか?
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