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【札幌限定講座レポート:中編】動画ディレクター専攻「お仕事TRYプログラム」

2025-09-20


これからの時代に欠かせない「企画力/提案力」を実践的に磨くために始まった、動画クリエイター専攻の特別プログラム「お仕事TRYプログラム」。
STUDIO札幌だけの限定カリキュラムとして展開しています。


moyuk内に店舗を構えるソニーストア 札幌 様(以降敬称略)をクライアントに迎え、店内PR動画の制作に挑戦
前編では「クライアントへのヒアリング」から「企画発表」までの最初の1ヶ月の様子をお伝えしました。
前回の記事はこちら➡️


今回のレポートでは、
・プロ機材を使用した本格的な撮影への挑戦
・撮影の成果を踏まえた中間発表
この2つを中心に、現場での学びや受講生たちの成長の様子をお伝えします。

プロ機材の貸し出し!撮影に向けた準備

動画ディレクター専攻「お仕事TRYプログラム」では、クライアント課題に挑戦するため、ソニーストア札幌から実際の撮影機材をレンタル
受講生たちは、これまでの「編集中心の学び」から一歩進み、“現場で撮影する力”を身につける段階に入りました。

機材レンタルとレクチャー


ソニーストア札幌のご協力により、フルサイズミラーレス一眼「α7シリーズ」と交換レンズを実際に手にする機会を得た受講生たち。数十万円規模の機材を前に、金額的な“重み”だけでなく、手に持った時の実際の“重み”も感じ、緊張の面持ちでレクチャーを受けます。
スタイリスト(ソニーストアではスタッフをこう呼びます)からは、カメラの基礎知識、レンズ交換の注意点、各レンズの特徴、ソニーならではの機能などを丁寧に解説いただきました。

撮影準備とトレーナー指導



「実機を触ったからすぐ撮れる」というわけではありません。実際の撮影では、画角やアングルの選び方、三脚の使い方など、細かな設定の積み重ねが欠かせません。そこで、STUDIO札幌の動画トレーナーの田中トレーナーが特別授業を実施。豊富な撮影経験をもとに、技術面だけでなく「台本」「絵コンテ」といった事前準備の重要性を伝えました。

受講生たちは手探りで絵コンテを描きながら、「これで良いのだろうか…」と悩みつつも、自分なりのプランを少しずつ形にしていきます。


いざ撮影本番!試行錯誤の連続

撮影は全3回。ソニーストア札幌の閉店後に、限られた約90分間で進められました。
迎えた1回目の撮影。準備を整えて臨んだはずが、いざ現場に立つと想定外の課題が次々に浮かび上がります。


  • 💬カメラの設定に手間取る・・・
  • 💬三脚の扱いがうまくいかない・・・
  • 💬思い描いていた画角と違う・・・



実際にレンズ越しに見て初めて気づくことばかりで、撮影時間はあっという間に過ぎていきました。後から確認すると、ピントの甘さや手ブレなどで使えないカットも多く、企画段階での詰めの甘さを痛感する結果に。中には、思い切って企画を一から組み直し、すべてを撮り直す決断をした受講生もいました。

しかしその失敗と反省こそが、大きな学びとなります。台本や絵コンテを作り直し、トレーナーとの壁打ちで改善を重ねながら、2回目・3回目の撮影では企画も技術も少しずつブラッシュアップ。限られた撮影チャンスをどう活かすかを考え抜く中で、「準備の大切さ」を身をもって実感していきました。


さらに、撮影そのものだけでなく、出演者のキャスティングや交渉といったディレクション業務にも挑戦。Webコースの受講生やソニーストア札幌のスタイリストに協力を依頼するなど、現場をまとめる役割も経験しました。




こうして試行錯誤を繰り返しながら作品を形にしていくプロセスは、映像づくりの奥深さと同時に、クリエイターとしての成長を大きく後押しする時間となりました。

ここまでの成果を形に!中間発表会


制作中の動画はわずか15秒。限られた時間の中に「ソニーストア札幌らしさ」をどう盛り込み、どんな表現で伝えるのか。受講生たちは、試作品と企画を発表し、トレーナーからのフィードバックを受けました。


実際に形にしてみることで、「自分が伝えたいこと」と「見る人が受け取る印象」のズレに気づいたり、企画を言葉で説明する難しさに直面したりします。中には「もっと工夫が必要だ」と感じ、改めて方向性を練り直す受講生も。発表を通して、映像を“作る”だけでなく、“伝える”ことの重要さを体感する時間となりました。


中編:撮影編まとめ


撮影に向き合うということは、カメラ操作や撮影段取りといった技術だけではありません。企画(スタート)と完成(ゴール)の橋渡しとして、全体を見据える思考が求められます。
試行錯誤を繰り返しながら撮影を重ねた受講生たちは、失敗も成功も含めて大きな学びを得て、確実に「作品を完成へと導く力」を養っていきました。


未経験の受講生にとって、プロ仕様の機材を実際に扱うことは大きな挑戦であり、かけがえのない経験となりました。重みあるカメラを前に緊張する一方で、「本格的な撮影ができる」という期待と高揚感も膨らみます。準備を進める中で、撮影技術そのものだけではなく、事前の絵コンテづくりや撮影プランニング、さらにはクライアント理解といった“土台”がいかに重要かを実感したことでしょう。機材操作の学びとともに、企画から実行までを見据えた姿勢を身につけていく過程となりました。

次回予告:完成へラストスパート!


撮影を経た受講生たち。いよいよ最終段階では「企画をどう実現するか」という最大の課題に挑みます。
完成に向けて走り抜ける最後の1ヶ月、そして最終発表の様子を次回レポートでお届けします!どうぞお楽しみに。

👨‍💻新しい挑戦で、新しい自分へ🧑🏻‍💻

磨いた企画・提案力は、働き方も生き方も変えていく。


STUDIO札幌では、Webデザインや動画制作のスキルを学べるだけではなく、プロとして必要な企画力・提案力や現場対応力まで網羅できる実践的なカリキュラムを多数ご用意しています。

今回の「お仕事TRYプログラム」のように、リアルなクライアントワークを通じて得られる経験は、座学だけでは決して身につかないもの。
「できるかも」という気持ちが、「やってみたい!」という確信に変わる瞬間を、ぜひ体感してください。


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