こんにちは。デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田です。
「このまま今の仕事を続けていいのだろうか」
そんな違和感を抱えたまま、日々を過ごしていませんか。
今回ご紹介するのは、広告代理店で5年間グラフィックデザイナーとして働いた後、Webデザインを学び直した鍵本遼さんです。キャリアを積んでいるからこそ見える限界と可能性。そして、“もう一度学ぶ”という選択。同じように悩んでいる方にとって、ひとつの判断材料になるはずです。
デザイナー職へ転職したいけれど、何から始めればいいのか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください!
【目次】
卒業生プロフィール
鍵本 遼(カギモト ハルカ)さん
■入学時の年齢:27歳
■趣味:写真、映画、ゲーム、NBA・野球鑑賞
■入学コース:専科webデザイナー専攻
■入学前
広告代理店でグラフィックデザイナーを5年していました。
SP(セールスプロモーション)に力を入れている会社だったので、店頭販促物のデザインを行うことが多かったです。ですが、代理店なので、ノベルティの製作や動画編集などさまざまな案件に携わってきました。
■卒業後
約半年間の就活を通してインハウスデザイナーとして転職しました。
■「30歳」が見えたとき、キャリアを考え直した
鍵本さんは広告代理店にて、店頭販促物を中心としたグラフィックデザインに従事し、ノベルティ制作や動画編集などにも関わってきました。一見、順調にキャリアを積んできたように思いますが、27歳という年齢になり、漠然と不安が大きくなってきたと言います。
「30歳が現実的に見えてきたとき、このままでいいのかと考えるようになりました。」
結婚や家庭といった将来を考えたとき、新しい挑戦に踏み出せる時間は、思っているほど長くない。その気づきが、行動のきっかけになります。
■なぜWebデザインだったのか
大学でデザインを学び、実務でも経験を積んできた鍵本さん。それでもなお、新たにWebデザインを選んだ理由は明確でした。
「グラフィックだけでなく、Webの知識を身につけることで、デザイナーとしての幅を広げられると感じました」との言葉通り、紙やビジュアル表現だけで完結するのではなく、ユーザーの体験まで考えて設計できる人材へのスキルアップを果たされました。
鍵本さんの選択は、ただキャリアの延長を考えただけのものではなく、自身の可能性・表現方法を広げる選択だったと言えます。
■過去の挫折と、あえて向き合う決断
実は、鍵本さんにはWebデザインに対して苦い経験があります。大学時代、一度挫折していたのです。覚えることが多く、少しのミスで崩れてしまうことに苦手意識を感じていたそうです。なぜそんな苦手意識を持ちながらも再び挑戦したのでしょうか。
そのきっかけのひとつは説明会でスタッフからかけられた言葉でした。
「やる気がなければ難しい世界です」と業界の厳しさを正面から伝えられたことで、逆に「ここなら本気で向き合える」と感じ、学習をスタートされました。
■成長を加速させたのは“環境”だった
スクール説明会でのスタッフの言葉に加え、鍵本さんがデジタルハリウッドでの学習を決めたのは、カリキュラムの密度もあったといいます。
・課題の内容
・クライアントワークを含む卒業制作
・常駐トレーナーによる個別指導体制
を総じて判断し、これだけやれば必要なスキルを確実に身につけられると感じられました。
特に、自主学習が苦手だと自覚していた鍵本さんにとって、“やらざるを得ない環境”は学習のモチベーションとして効果がありました。
■半年間でスキルを定着させるために
鍵本さんが、限られた期間で結果を出すために意識していたのはシンプルな習慣です。
それは「課題提出後、必ず復習すること」。
理解したつもりで放置せず、復習もしっかり行うことで学習内容が確実なスキルへと変わっていきました。さらに、不明点はトレーナーにすぐに質問し、質問ができない時はChatGPTなどのツールも活用して、デザインに触れる時間を日常的に増やしていきました。そういった地道な積み重ねが鍵本さんの成長に繋がったのでしょう。
■卒業制作で問われた「伝わるデザイン」
6ヶ月の集大成・卒業制作で重視したのは、視覚的な美しさではなく、【安心感が自然と伝わる設計】でした。
介護美容を取り扱っているクライアントということもあり、ベージュを基調とした配色と丸ゴシックによる柔らかい印象を大事にしながら、水彩タッチのオリジナルイラストを差し込み、サイト全体の空気感を丁寧に作り上げられました。
■就職活動で見えた「評価されるもの」
そんな鍵本さんですが、就職活動は当初あまりうまくいっていなかったようです。軸が定まらず、面接でうまく話せないこともあったなかで、ひとつの気づきを得ます。
それは「うまく話すことより、誠実に向き合うことの方が伝わるのではないか」ということです。スキルや経験だけでなく、人柄や姿勢そのものが評価される可能性を頭に置いて活動を続けることで見事内定を獲得することに成功しました。
「楽しそう」から始まった、新しいキャリア
内定先のなかから、鍵本さんが最終的に企業を選んだ理由は、とてもシンプルなものでした。
「楽しそうだと感じたから」
もともと興味のあった業界だったことに加え、日常的に触れている商材だったことも相まって、自然と愛着を持つことができ、自分らしく働くイメージが持てたといいます。キャリアを考えるうえで条件や環境はもちろん大切ですが、それよりも「自分が前向きに向き合えるかどうか」という感覚を大事にした選択でした。
今回の学び直しを通して鍵本さんが感じたのは、経験を積んでからの挑戦は決して遠回りではないということ。これまでの経験があるからこそ、自分に足りないものや、これから身につけるべきスキルを明確にすることができるのです。
鍵本さんは現在インハウスデザイナーとして実務経験を積みながら、ブランドの世界観や表現方法を学び、デザインの幅を広げてられています。そして将来的には、ディレクションも担いながら、企画や上流工程から関われる存在になることを目指しています。
さらに、趣味で続けている写真やイラストも、今後は仕事へとつなげていきたいと語ってくれました。
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