卒業生のプロフィール
PROFILE
三好 紀彦さん
本科CG/VFX専攻 VFXコース卒業
入学時年齢:29歳
- 入学前
- 商社
- 卒業後
- スタジオジブリ
卒業生インタビュー
INTERVIEW
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- このコースで学ぶキッカケは何だったのでしょうか?
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商社を辞めてデジタルハリウッドへ。
石油の卸の営業として採用されたのですが、入社後の適正試験の結果、その商社が経営するCDショップで働くことになりました。音楽が好きだったんです。そのCDショップでは2年ほど働いていたのですが、漠然と違う仕事もしてみたいなと思いその会社を退職しました。その後、デパ―トのディスプレイレイアウトの仕事を手伝っていました。ディスプレイレイアウトをしている内に写真に興味が出てきたんですね。それで、写真家の見習いとして働き始めました。さらに、見習いの仕事をしている内に動く絵に興味を持つようになったんです。
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- このコースを選んだ理由やメリットはありますか?
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だったら本気で取り組む人が多い環境で勉強するのがベスト
私が入学を決めた2000年の初頭は、ちょっとしたCGバブルみたいな感じでした。4~5校くらい見学に行ったんですが、どこも「お金を払えば入れる」という雰囲気でした。でも、自分としては簡単な気持ちで入れるところで勉強して長続きできるのか、志が高い仲間を作ることができるのか、ということが疑問でした。そんな中で、唯一入学試験を行っていたのがデジタルハリウッドだったんです。1年間勉強する場合はそれなりの金額がかかりますよね。せっかく勉強するなら元を取るだけの成果を出したいと思っていました。だったら本気で取り組む人が多い環境で勉強するのがベストだと考えたんです。
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- 入学した結果どうなりましたか?
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『ハウルの動く城』などの制作で活躍中
マスタ―クラス※1に進級しデジタルハリウッドに1年間残ることになり、それと平行してTA※2もしていました。一方で、デジタルハリウッドのスタッフの方の紹介で、三鷹の森ジブリ美術館が開館するときの展示物の作成のアルバイトを始めました。三鷹の森ジブリ美術館では展示品の画像補正などをしていました。『ハウルの動く城』をつくる時に映像制作を手伝って欲しいというオファ―をスタジオの方から頂いたんです。 後で聞いた話ですが、三鷹の森ジブリ美術館での作品を評価していただいたようです。その時は、作品契約での仕事でした。