プロシージャルモデリングとは

「プロシージャルモデリング(Procedural Modeling)」とは、プロシージャル(数式や処理を組み合わせ)を利用して3DCGのモデル(物体)を生成することを指します。プロシージャルとは、もともと「手抜き型」や「手続き型」という意味で、数式を用いて何らかの法則に従ってあらかじめ準備しておいた処理を行います。

プロシージャルモデリングが使われるシーン

代表的な例としてパーティクルがあります。これは炎、煙、水しぶきなどの「すぐに形が変わってしまうもの」「大量にありすぎて通常のポリゴンモデリングでは非常に手間暇がかかるもの」などの表現に適しています。この他にも植物や建築物など何らかの規則性をもった物体や現象の表現に適しています。ランダムに植物を生成する時や、ビルを生成する時のようにとある一定の法則に従うことでモデルを自動で生成することが可能です。

プロシージャルモデリングのメリット

修正に強い

自動的に大量に生成できるというほかにも、出戻りやテーマの変更、モデルの変更が発生した場合、従来のモデリングでは1から全て修正することになり非常に大変になります。しかし、プロシージャルモデリングを使用した場合は修正にかかる時間が大幅に短縮されます。
例えば、森が舞台のシーンを作成していた際、草や木など植物が生い茂っている橋の形状が完成間近で大きく変更になったとします。通常では大掛かりな作り直しの作業が発生しますが、プロシージャルモデリングで制作していた場合は橋の形状を変更するだけで草や木などがあらかじめ設定されている法則に従って生成されていき、自動で修正されます。仮に完成までの行程が4工程だった場合、1工程目を修正するだけであとは自動で作ることができるというメリットがあります。そのため、修正にも強く柔軟なデータとなります。

業務の効率化

これまでかかっていた時間が自動化により、大幅に短縮できる可能性があります。
入力しておく数式や法則次第ではこれまででは考えられないスピードで制作ができることも考えられます。また、CG業界ではモデラーは比較的人気の職種ですが、人口減少による人手不足にも対応できる可能性もあります。

プロシージャルモデリングのデメリット

プロシージャルモデリングは、現段階では1つの優れたモデルを制作するということには向いていないとも考えられます。数値の指定や作業にかける時間次第では制作できることも考えられますが、大量に生成されるものなどに使うことが向いていると言えます。

ソフトウェア

プロシージャルソフトウェアとして注目を集めているのが『サイドエフェクト社』の3DCGソフトウェアの「Houdini(フーディニ)」です。Houdiniは多くの3DCG作品に採用されており、日本での導入も増えてきています。「Maya(マヤ)」では「Paint Effects(ペイント エフェクト)」という機能を使って植物を作成しますが、これもプロシージャルモデリングです。

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