リニアワークフローとは

リニアワークフロー(Linear workflow)とは
すべての映像素材が現実世界と同じ見え方になるよう管理する、
カラーマネジメント(色管理)の1つです。

 ●ワークフローの必要性

  なぜワークフローが必要かというと、
  冒頭で述べた様なカラーマネジメントもそうですが、
  現実世界の光に対して、人間が感じる光は明るさが異なる事による、
  誤差の調整が必要となる為です。


 ●現実世界の光と、人間の感じる光

  現実世界の光は、光の量に対して正比例であり、
  「1という量の光」に「1という量の光」を重ねると
  「2という強さの光」になりこの状態をリニア(線形)といいます。

  人間の目はその場の明暗に合わせて、
  目に入る光の量を調節する機能が備わっています。

  暗い部屋では光をより多く取り込もうとする為、
  実際の光より明るく感じ、
  明るい部屋では光を取り込もうとする力が緩和されます。

  なので現実世界の光に対して正比例に捉えるのではなく、
  暗い光の方に歪んで捉えているのです。

  この歪みを図形化したものがガンマ曲線と呼ばれます。

 ●従来、現在のワークフローと、
  カラーコレクション(色基準)の違い


  従来のワークフローは「ノンリニアワークフロー」と呼ばれ、
  人間の目の感覚に合わせガンマ補正された画像を
  カラーコレクション(色基準)に使っていました。

  現在は「リニアワークフロー」に置き換わり、
  人間の目の感覚に合わせガンマ補正された画像を
  リニアライズした上でカラーコレクション(色基準)に使用します。

  冒頭で述べた様に、両者とも最終的には
  人間の感覚として正しい明るさに調整されるのですが、

  リニアワークフローでは一時的に現実世界の明るさ(リニア)に
  戻したタイミングでカラーコレクション(色基準)を採取するので
  様々な処理において、より正しい結果を得ることが出来ます。

  加算処理を例にするとノンリニアワークフローで調整すると
  白とびしていた画像が、リニアワークフローで加算を行うと、
  白とびせず自然な画像として結果を得ることができます。

  また合成やブラー処理などにおいては、
  従来のノンリニアワークフローで計算を行うと
  若干暗めな画像となっていたのですが、

  リニアワークフローで計算を行うことで
  これまでより明るく、リアルな色合いで結果を得ることができます。

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