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【卒業生インタビュー】自分に向いている仕事は、ひとつじゃない。公務員からCGの世界へ

2026-11-06

「ものづくりを仕事にしてみたい」その思い、未経験からでも叶えられる?

新しいことに挑戦してみたい。そう思っても、未経験から新しい業界に挑戦するのは勇気がいりますよね。

今回お話を伺ったのは、大学卒業後、区役所で7年間ケースワーカーとして働いた伊東さん。CGはほぼ未経験でしたが、デジタルハリウッドで学び、在学中にアニメーターとして内定を獲得しました。

安定した仕事を離れる決断から、学習中の試行錯誤、就職活動まで。その歩みを伺います。

プロフィール


伊東 諒介さん

本科CG/VFX専攻 ALクラス 2025年10月生

大学卒業後、区役所で7年間ケースワーカーとして勤務。未経験からデジタルハリウッド東京本校でCGを学び、在学中に株式会社GAZENにアニメーターとして内定。

人と向き合う仕事から、作品と向き合う仕事へ。

――これまで、どんなお仕事をされていたんですか?

福祉関係の大学を卒業して、新卒で就職した区役所に7年間勤めていました。ケースワーカーとして、区民のお宅を訪問して生活の状況を伺ったり、困っていることを把握して必要な支援につなげたりする仕事です。


――7年間働かれていて、CG業界に挑戦してみようと思ったきっかけは何かありましたか?

バイクで出かけた先の景色を撮ったり、友達の結婚式を撮影してDVDにしてプレゼントしたりと、元々は趣味で動画の撮影や編集を楽しんでいましたが、次第に映像など、何かをつくる仕事にチャレンジしてみたいと思うようになりました。これまでは人と広く深く関わる仕事をしてきましたが、じっくり集中して何かをつくり上げる仕事のほうが、自分に向いているかもしれないと思いました。

つくる仕事、の中でもいろいろと可能性を探っていき、惹かれたのがCGです。実写の撮影はロケーションや準備など、さまざまな制約があります。一方、CGもアセットなどの準備は必要ですが、時間をかければ自分の好きな表現を追求できる。そこに魅力を感じました。


――キャリアチェンジをする、と決断するときの気持ちはどうでしたか?

いろいろ仕事も任せていただいていたので、本当にキャリアチェンジをするのか、迷うところはありました。

前職には、社会的な役割や意義を強く感じていました。自分の行動でどなたかの命が救われたり、生活が変わっていったりするのは、とても尊いことでした。そんな中でキャリアチェンジをするか否かは迷いましたが、人が亡くなる場面に多く関わる過程で「自分の人生も一度きりなんだ」と改めて意識できたことが、決意する一つのきっかけになりました。


――仕事を辞めてCG業界にキャリアチェンジしようと思ったとき、不安だったことはありましたか?

金銭面はかなり不安でした。退職金はいただけましたが、無収入でしたので日々減っていく預金を見て不安を感じていました。 我ながら思い切ったことをしたなと思います。 それに加えて本当に就職できるのか、という焦りもありました。ですが、やるからには絶対プロになるぞという気持ちで挑みました。

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CG業界に入るまでのお金の話 ※超リアル

伊東さんは、自身の未経験からのCG学習について、noteにまとめています!

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数ある職種から、「アニメーター」を目指した理由

――CGにはモデラーやエフェクトアーティストなど、いろいろな職種がある中で、アニメーターを目指したのはなぜでしょうか。

入学手続きを済ませた後、 早期学習※ でFT教室を使いながら、モデリングからCGの学習を始めていました。

そこで、モデリングがあまり得意ではないかも、と気づいてしまって(笑)。ほかにどんな工程や職種があるのか調べる中で、アニメーションを見つけたんです。

そこから実際に動きをつけてみたら面白くて、アニメーターを目指すようになりました。

※早期学習:お早めに入学お手続きを進めることで、入学前からデジタルハリウッドの講座や校舎を一部、追加料金無しで利用することができる制度です。FT教室は授業で利用していない教室を自習に使うことできるサポートです。詳細はこちら


――実際にやってみる中で、やりたい職種を見つけたのですね。

作品をつくる中で、自分はモデルを細かく仕上げるというより、背景やキャラクターを配置して、動きをつけて、カメラでどう撮るか考える工程が好きなんだなって気づきました。

カットをどうつなげるかとか、全体をどう組み立てるかとか。そういうレイアウトの部分ですね。

自分が何を好きなのかは、実際にやってみないとわからないこともあると思います。

伊東さんの卒業制作

在学中に3社から内定。会社選びで大切にしたこと

――就職活動では、苦労したことはありましたか?

情報を集めることからのスタートは、手探りで大変でした。どういう仕事があって、待遇がどうなのか。未経験の人はどういう枠で採用されるのか。業界のことがわからなかったので、いろいろ聞きながら進めました。

特にありがたかったのが、 TA※ の方に相談できたことです。自分と同じように、もともと公務員で、そこからアニメーターになった方がいて。人生の少し先を行っている先輩から話を聞けたのは、すごく大きかったですね。

※TA:ティーチングアシスタントの略。担当講師と別に、授業をサポートするTAが授業に入っています。


――今内定をいただいている会社に決めた理由はなんですか?

ありがたいことに、内定は3社からいただきました。いろいろ悩んだ結果、一番自分のやりたいことに近い会社を選びました。

好きな作品に関われるかどうかも大事ですけど、それ以上に、クリエイターとして何をやりたいかを考えました。

作品のファンとしての憧れと、つくる立場としてやりたいことを比べたときに、仕事をしていく上では、クリエイターとしてやりたいことに近いほうが大事なんだろうなと思ったんです。


――在学中に内定が決まったのも、すごいですよね。

自分の場合は、アニメーターという職種を最初に決めて、早い段階からそちらの就職活動も進めていました。共通の科目もこなしながら、職種を絞って動いていたので、その分、動き出しが早かったのかなと思います。

「やりたい」という気持ちに耳を傾けて、現実的に一歩ずつ

――これからCG業界に未経験から挑戦しようか迷っている人に、メッセージをお願いします。

自分の「やりたい」とか「やってみたい」っていう心の声には、ちゃんと耳を傾けて、行動にしたほうが人生、後悔しないと思います。

ただ、夢だけでは目標は達成できないとも思っています。仕事にしていきたいと思ったときに大事なのは、いつまでに何をどうするのか、という戦略なんだろうなって。

いきなり派手なことにチャレンジするんじゃなくて、まずは地味なプランニングと基礎的な練習をして、一歩ずつやっていくといいのかなと思います。

それから、必ずしもスクールとは限らないです。独学でやって、プロにお金を払ってでも添削してもらう方法もあると思います。仲間と切磋琢磨したい、スクールのほうが自分に向いていると思ったら、迷わず入学すればいいです。

早く達成できるのが偉いわけでもないです。仕事を続けながら、1年半や2年くらいかけて目指すプランもありだと思います。自分の置かれている環境やお金の状況に沿った戦い方があるので、そこを考えてみるのがいいんじゃないかなと思います。

おわりに

伊東さんのお話から伝わってきたのは、ただ勢いで仕事を辞めたわけではない、ということ。自分の適性を考え、生活やお金のことも現実的に見つめながら、それでも「やってみたい」という気持ちを大切にしてきました。

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自分に合った挑戦の仕方を考えることが、最初の一歩になるかもしれません。

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本科CG/VFX専攻

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4月・10月開講


1年間で高いレベルの映像作品をアウトプットできる、デジハリの最高峰クラス。定番のソフトウェアから最新の映像表現まで3DCG制作に必要な技術を学び1年で未経験から即戦力へ。将来、国内外の現場で活躍できるプロを育成。

著者名 デジタルハリウッド編集部
コメント デジタルハリウッド編集部は、全国に展開する「デジタルハリウッド」のスクール運営・広報チームによって構成されています。
3DCGを学ぶ受講生一人ひとりの学びと挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、現場のリアルな声や卒業生インタビュー、最新の学習トピックスなど、クリエイティブな学びに役立つ情報を発信しています。
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