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落合陽一氏講義「メディアアート」成果発表展示会
『㍻展〜平成よければすべてよし〜』
が開催されました!

2018-09-21

こんにちは。デジタルハリウッド東京本校スタッフの鳥井です。


先日、デジタルハリウッドでは、デジタルハリウッド大学での夏季集中講義「メディアアート」がスクール生も合同で行われました。講師は筑波大学准教授メディアアートの第一人者である落合陽一客員教授です。

今回は、その成果発表展示会『㍻展〜平成よければすべてよし〜』の模様をお伝えいたします!


「今話題のメディアアートって実際どんなの?」という方や「VR作ってみたい!」という方、必見の内容です。
ぜひ最後までご覧ください。

「メディアアートとは?」という講義から始まり、それぞれの作品制作はもちろん、企画運営や告知まで、全8回10日間の授業の集大成がこの展示会!受講生の熱量とパワーに圧巻されますね!!


展示会スタート前には、受講生がそれぞれの作品を発表したり、落合先生からお話しをいただいたりしました。

それでは、早速受講生たちがつくった作品をご紹介いたします!

純粋-Pure-

こちらは、デジタルハリウッド大学の1年生が作ったもの。
流れている音楽にユーザーが声を発すると、その振動が伝わるインタラクティブ作品です。

真ん中の穴を覗くと、綺麗な花が水に浮かんでいるのが見えます。
さて、この作品が伝えるメッセージとは?

それは、みんな不安などを抱えているけれど、それを打ち明け、改めて自分の心を見てみると、かけがえのないものがあるということ。この穴は、私たちの心の中を表していたんですね。

この作品は、openFrameworksなどを使って制作されています。

現実と仮想を繋ぐ茶室 -The room connecting with real & virtual-

こちらはVRの作品!砂利も敷かれているなど、空間演出まで徹底的にこだわっています。
ただVRで映像を見るだけではなく、実際に茶碗を手に取るよう映像で指示されるなど、こちらもユーザー体験型の作品となっています。

蝶は夢を見る -Butterfly has a dream-

こちらは、4人の合同作品。スクール生が2人携わっています。
障子に浮かび上がっているのは、文字や自分そのものなのか、それとも影なのか。まるで現実か影か区別がつかないように見えます。

白詰草算法 -Clover Algorithm-

こちらは、人間の不特定多数のクローバー(白詰草)のなかから、ある特定のクローバーを探すという「四つ葉のクローバー探し」の行為と、PCの不特定多数の数字の中から特定の数字を探し出すという「ブロックチェーン」の行為の掛け合いが主題となっています。
こちらも、インタラクティブ作品となっております。

四つ葉のクローバーを見つけて触ると、なんと、ブロックが生成され前のPC画面にブロックチェーンの情報が現れます!

杉山学長と落合先生も楽しんでいらっしゃいます!

この展示会ができるまで…

この展示会ができるまで、実は全8回10日間毎日、講義が実施されていました!!
どのような授業だったのか、概要を簡単にご紹介します。


■落合陽一氏担当講義「メディアアート」授業概要

メディア装置の発明を伴う芸術活動が近年盛んに行われるようになってきている。 文化的表現の手法として計算機科学や応用物理や生物などの工学的発明を伴った表現について国内外で注目が集まりつつあり,今後の社会要請としてスポーツイベントや文化イベントなどで積極的にそのような表現が求められてくると予想される.本講義及び演習では,メディア技術史とメディア表現技術を概観し,斬新な表現方法について考察した上でグループワークまたは個人により作品を制作し展覧会を運営する。


【日程/各回タイトル/講義内容】

・8月20日(月) 1回目:メディアアートとは?
過去の歴史を踏まえ分野の俯瞰のための講義を行う。

・8月21日(火) 2回目:アイデアを作ろう
アイデアの発想法、 グループでのブレインストーミングをしながら、 分野の理解に努める。

・8月22日(水) 3回目:制作の仕方を学ぼう
電子工作及びコンピュータプログラミングなどの基礎(Arduino、 Processingを用いたシステム開発)

・8月23日(木) 4回目:構想発表・運営準備
作品の構想を発表する。 展覧会での役割を決める。

・8月23日(木) 5回目:製作法1
各個人の目標に合わせて制作のアドバイス及び実習(1)

・8月24日(金)6回目:製作法2
各個人の目標に合わせて制作のアドバイス及び実習(2)

・8月24日(金) 7回目:展覧会準備・最終制作
各個人の目標に合わせて制作のアドバイス及び実習(3)展覧会に向けての準備活動

・8月29日(水) 8回目:最終発表会
展覧会を行い作品評価を行う



講義や制作は、このように行われていました!

メディアアートについて0から学び、制作し、企画運営した10日間……!本当に皆さんお疲れ様でした!

皆さんが、どのように講義や展示会で学んだことを、これからの制作や作品に取り込んでいくのか、楽しみです!!

こちらでは展示会の内容を中心にお伝えしましたが、受講生だった田中さんも、メディアアートの講義と展示会について、まとめています!
講義や制作の過程についてもっと知りたい方は、こちらからご覧ください!

「メディアアート」について、デジタルハリウッドで学ぶにはどのコースがいい?

展示会や講義の様子は、いかがでしたでしょうか?
どれもインタラクティブな体験型のメディアアート作品たちでしたね。


東京本校の 本科UI/UXD専攻 インタラクションUIコース、クリエイティブコーディングコース では、今回ご紹介したような、VRやインタラクティブコンテンツ、インスタレーション作品の制作について、学べます。もちろん、今回ご紹介した落合陽一先生の「メディアアート」の講義にも参加できるチャンスもあります!

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