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【東京本校 本科UI/UXD専攻】バスキュールによるワークアウトプログラム『インタラクティブ・エクスペリエンス・デザイン』授業レポート

2017-09-30

はじめまして!

専科グラフィックデザイナー専攻の島袋と申します。

先日、クリエイ ティブ企業が各担当科目の設置をし“デザインとテクノロジーを活用できる本質的なクリエイターの育成”を目的とした取り組み<ワークアウトプログラム>  に参加をしました。今回の企業さんは株式会社バスキュールさんです。

バスキュールさんは世の中にないインタラクティブなコンテンツを生み出しているとても面白い会社です。
働かれている方々もとても面白く、魅了的なオーラを放っていました!

講義を行って下さったのは、クリエイティブディレクターの原さん、テクニカルディレクターの小野寺さんと中山さんです。

実際の講義の内容ですが、主に2つ。
一つ目が、“アイデアを形にするためのプロセスの紹介”。
二つ目が、“提示された課題にグループで取り組む”、というものです。


まず一つ目の“アイデアを形にするためのプロセスの紹介”に関してですが、原さんが教えて下さったのは以下の通りです。

<アイデア形にするためのプロセス>
アイデア出し→全体把握→フィジビリティ→リファイニング→制作→評価


アイデア出しは「どういう形で目的を達成するか」を考えるフェーズ、全体把握は「アイデアを図解化」するフェーズ、フィジビリティは「どうやったらできるのか」「誰だったらできるのか」「何が分からないのか」など問題を把握するフェーズ、リファイニングはフィジビリティを踏まえて「具体的に何を作るのか」を考えるフェーズ、評価は実際に制作したものに対しての「リスク評価や体験評価」をするフェーズです。評価が終わったら、再度アイデア出しに戻り、これを何回もぐるぐる繰り返し、良い物を作っていくそうです。

二つ目の、“提示された課題に対してグループで取り組む”に関してですが、今回の課題は「過疎地域をアイデアによって蘇らせる」というものでした。

あらかじめ振り分けられた3人1組のチームで話し合い、案を練っていきます。

与えられた時間の中で各々がアイディアを出していきます。

20分間の話し合いの後、1チームずつ発表です。




「町ごとプロジェクションマッピング企画」、「高齢者が利用できる移動喫茶をつくる」、「若者が過疎地域に行くきっかけになるアプリ作成」などいろいろな案が出揃いました。

発表後は、原さんによるアイデアの深堀りや指摘、クリエイティブディレクターのお二人による技術的観点から見たフィードバックをして頂き、自分たちの考えた案に何が足りないのかを考えさせられるいい機会となりました。

やはり、実際に第一線で働かれている方々の意見や考え方に触れることは大事だなと実感させられました!




今回お忙しい中来てくださった原さん、小野寺さん、中山さん、この機会を作って下さった関係者の皆様本当にありがとうございます!

今回の経験を今後の自分自身の作品作りにいかしていきたいと思います。

専科グラフィックデザイナー専攻 島袋

株式会社バスキュール所属で活躍する卒業生のご紹介インタビュー

瓜田 裕也 さん (デジタルハリウッド本科UI/UXD専攻卒業)

Profile : 株式会社バスキュール所属 エンジニア 

頼まれた不可能を可能にする ものづくり
使う人が楽しくなるにはどうなったらいいかを考えながら制作に挑む


Bascule Inc.



Q.瓜田さんは最近どのようなものづくりをしていますか?


本番1発勝負の緊張感が楽しい

─会社での仕事以外に、IoT系のハッカソンなどにプログラマとして参加をすることが多いです。最近ですと、 「HAPPY OUTSIDE BEAMS HACK」という“外遊びを楽しくするファッション”をテクノロジーを使い制作するというファションハッカソンで、流星をキャッチするタンブラー「Drop」という作品のプログラムを担当しました。天体系の勉強をしていた同僚がいて、流星の電波を音にする機械のことを教えてもらったので、面白そうだと参加しました。今出来る技術を組み合わせて、使う人が楽しくなるにはどうなったらいいかを考えながら制作に挑むことが多いです。


Q.瓜田 さんの “作りたい欲求”の源は何ですか?

やりたい事や、つくりたいプロダクトが決まっている人のセカンドステップ

─昔からリスクが高い状況に身をおくのが好きです。webサイトを作るより、イベントなどの制作をする方が本番1発勝負の緊張感があって実は楽しいです。絶対出来ると分かっている時より、失敗して全てが駄目になってしまいそうな時ほど、自分を追い込んでのめり込むことができます。


Q.特待生の為のHONKA01(全ての授業を履修できる制度)、聞いてどんな印象をもちましたか?


─デジタルハリウッド時代を振り返り、一番得た価値は、案件を振ってくれる知り合いが増えたことだと思っています。在学中も面白そうな人とFacebookで繋がったり、クラスメイトから頼まれたプログラムの案件を次々引き受け、自分を追い込む環境を作っていました。最近スゴいなと思ったクリエイターがいて、その人は映像と、プログラムが出来る人なので、僕も次に学習するとしたら3Dと映像を学びたいです。

ハッカソンに参加したとき映像が使えると効果がある場面がありました。これから入学をする人で、HONKA01を受講する場合は、好きな履修を自分で組み立てるとことが出来ると聞き、やりたい事や、作りたいプロダクトが決まっている人にとてもお勧めだと思います。


Portfolio


『 DOME KICK OFF PARTY 2016 』
床面LEDを「絵を映す装置」ではなく、「リアルな場を出現させる装置」として捉え、有明コロシアムをサッカースタジアムや東京ドームに変える演出。

『 DOME KICK OFF PARTY 2016 』 床面LEDを「絵を映す装置」ではなく、「リアルな場を出現させる装置」として捉え、有明コロシアムをサッカースタジアムや東京ドームに変える演出。


『 運命的アクシデント Arthackday アート部門の最優秀賞受賞 』
絵描きのchiaki koharaさんが中心となった、 「魔法の筆」と題した自動で動く筆を搭載した舞台装置。


『 運命的アクシデント Arthackday アート部門の最優秀賞受賞 』 絵描きのchiaki koharaさんが中心となった、 「魔法の筆」と題した自動で動く筆を搭載した舞台装置


『 Drop ファッション×IoTのハッカソン Goodガジェット賞・LIG賞受賞 』
流星をキャッチするタンブラー「Drop」。世界のどこかで流星が流れるとタンブラーの中に流星が落ち、その振動を手で感じ取れる。

『 Drop ファッション×IoTのハッカソン Goodガジェット賞・LIG賞受賞 』 流星をキャッチするタンブラー「Drop」。世界のどこかで流星が流れるとタンブラーの中に流星が落ち、その振動を手で感じ取れる



特待生の為の新制度『HONKA01』について

HONKA01 は、デジタル上から空間における映像表現、インタラクティブデザインまでエンタテインメント作品を通して表現、創造することを楽しみ挑戦する、次世代の業界を担うクリエイター、アーティストの人材育成を目標にした特待生の新制度です。 詳細はこちら

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