デジタルハリウッドSTUDIO新宿 ブログ

【授業レポート】 入学3カ月でCGをここまで習得!
 CGクラス伝統の【静止画課題】 を大公開!

2022-04-30

こんにちは。
デジタルハリウッドSTUDIO新宿スタッフの中村です。

今回は、CGコースに通う方々の、3ヶ月目の課題作品の一部をご紹介させていただきます!


1年間でプロを目指すために必要となるものは、スキルももちろんですが、
自身の作品、ポートフォリオの充実もとても重要になってまいります。

デジタルハリウッドでは、受講生の方に定期的に課題制作に取り組んでいただきます。
1つの作品を作り上げることの重要性や、講師やクラスメイトからのフィードバックを
通じて客観的な視点で評価されることでプロクリエイターとしての歩みを進めていただきます。

さて、今回は『写実表現』課題の講評会でした。
テーマは「観察力と観察対象の再現力の向上」です。

どんな作品が生み出されたのか、とても楽しみですね!

ここからは、みなさんが提出された作品をご紹介いたします。

入学から3ヶ月でここまで上達!『静止画作品』

『Concession』竹中輝来さん:”写実表現”を意識し、モチーフの金属感や汚れ表現にこだわりながら制作しました。
松本清人さん:川越にあるトルコ雑貨のお店がモデルです。 トルコランプの柄が壁に映し出される様子や 鎖などの細かい造形が影を落としているさまが見どころです。
『絵の具セット』目黒裕也さん:物量の少なさを物の配置で最大限映えるように意識して作成しました。思いのほか、絵具チューブのラベルがカラフルで画面映えしました。

冬の朝。朝日にきらきら輝くほこりまで細かに表現した作品。
掛け布団やマットの質感等からも温かさが伝わってきます。

『ミゾレウミウシ』:田中凜さん
ゾレウミウシという生き物を作りました。現実に存在しながらも、それを感じさせない鮮やかで奇抜な色合いや、宇宙から来たかのような不気味で可愛いフォルム、体内に水分を多く含む不思議な質感をリアルに表現できるように頑張りました。

金属特有の質感や構造の細部にまでこだわった作品。
塗装の剥がれ具合も絶妙です。実際に動いたらどんな動きをするのかまで気になりますね。

「人生初の3DCG制作で、反省点が多々ありますが、日毎にCGの魅力に取りつかれてきました。もっともっとより良い作品を制作できるように頑張りたいと思います。」とご本人。ライティングが素敵な作品です。
『 American Diner 』:Kさん
音楽が聞こえてきそうですね!雰囲気出てます。
これからゲームが始まるのか、終わるのか・・・。
ライティングがきれいで影もしっかり出ていますね。
『 九龍砦 』:村山 瑞樹さん
構図や光源、テクスチャーを意識しつつ、オブジェクトはとにかく作業量で攻めたとのこと!配色やデザイン、オブジェクトの配置などには特に気を使った作品です。
『 isolated office 』:磯野迪子さん
光の反射や映り込みなど、夜景が織りなす美しい情景を丁寧に描き、手前のオフィスは人の気配が感じられないくらい静まりかえっている、少し不思議な空間を描きたかったそう。
世界観が素敵な作品です。細やかなところまで丁寧にできあがっていますね。
『 HB50 Sniper 』:フナビキカズヒロさん
ビンの光の反射などをよく観察している作品です。
細部までこだわった子供部屋。おもちゃの躍動感と柔らかな光に心が和みます。
モモの産毛やブドウのブルーム、手に取り一口かじれば果汁が溢れだしてきそうな作品です。
機械のパーツそれぞれの細部にまでこだわったプラネタリウム投影機。今にも満点の星空を映し出してくれそうです。
金属特有の光沢を放つロボットのカニ。その爪はどのくらいの力を持っているのか。絶対に挟まれたくないですね。
花びらがとても綺麗な作品。課題提出後、この掲載のためにブラッシュアップして再提出してくださいました!
絨毯や置物の質感から温かみが伝わるお部屋。ふかふかのソファーに腰掛けながら、ゆっくりと温かい飲み物を飲みたいですね。
『 Bathroom 』:川元 杏珠さん
生活感不気味な雰囲気を演出しました。主要モチーフ(鏡と蛍光灯)に視線が誘導されるように、構図にこだわりました。
世界観にぐっと引き込まれる1枚。細部まで作り込まれています。
『Pool Bar』Yuto Shimuraさん:地下にあるバーをイメージさせるような雰囲気、その上メインで見せたいビリヤード台やダーツマシンを際立たせるライティング、レイアウトなどを意識しました。
『 九份の夜 』:田島ほのかさん
大好きな九份の雰囲気を表現したいと思って制作しました。
大空を舞うハヤブサ。翼の躍動感、鋭い目、狙った獲物は逃がさない。そんな雰囲気が伝わってくる作品です。
『 コインランドリー 』:Uさん
この画面になる前に起こったコトがこれを見ていただいた人に想像していただけたらと思い制作しました。
暖かい雰囲気のお部屋。レンガや机の上が、とっても自然なつくり。物の量が多いということは、たくさんモデリングしたということ。すごいです…。
『 kawasaki ninja 300 』:齋藤 快途さん
ディティールを完璧に再現しよう!という思いで完成させた作品です。 モデリングにはトポロジーにはかなり力を入れており、ポリゴン数をスムーズ時に70万ポリゴンに収まるように調整してディビジョンモデリングをしております。
壷屋 翔さん
初めてのCG作品ということで、自分の作りたいと思うものと、逆にあまり気が進まないものの両方に挑戦してみました。
『 海に聳える街 』:平石亘さん
海にそびえる大きな城と、そこに広がる街並みをつくりました。 広いスケール感と、幻想的な雰囲気を出すことを目指しました。
『Sarah's Atelier』前山芙美さん:森の中にある、片付けの少し苦手な絵描き”Sarah”のアトリエをイメージしました。完全にオリジナルの架空の部屋です。 せっかく3DCGで制作をするので、現実世界では難しい表現を取り入れたいと思いました。例えば、2階建くらいの高さのある窓を配置したり、デスクよりも大きい絵画を置いたり、床から木を突き出させました。 また、テクスチャで”Sarah”がよくいるであろう場所をペイントで汚し、あたかも絵の具がついてしまったかのような使用感、生活感を出しました。煩雑に物を散らばせ、使ったらそのままという”Sarah”の人間性も表現できたらと思いました。
『Nocturne』寺本有孝さん:どこか切なく美しい曲が流れてくる。そんな雰囲気が出るように仕上げてみました。1枚目と2枚目で見る角度や光によって同じ部屋の中でも、ピアノに違った印象が出るよう表現しました。
今里英輔さん:寂れた雰囲気の街。一つ一つが丁寧に作られていますね!
大きな窓が並ぶシックなお部屋。置物の質感やテレビに反射する室内まで細かく再現した作品です。
『 魔女の部屋 』:三谷和寛さん
研究へ集中し過ぎて部屋が散らかり、気が付いたら夜が明けていたという設定で製作しました。
爽やかなお部屋。まるで風が部屋に吹き込んでくるよう。日が差し込むライティングも素敵です。
大きな窓から差し込む光が心地いいお部屋。こんなおしゃれなお部屋に住んでみたいと思わせてくれる作品です。
『Milk and Cookie』山田菖平さん:生活感を出す為に、テーブルや食器棚にはコップの跡や手の跡などをつけました。窓から入ってくる光と、その光が当たった面のライティングをリアルに表現しました。
『月住まいの占星術師』:アンティーク調と宇宙という、あまり両立しない要素を混ぜることで、現実にありそうだけどまだない、不思議な空間になるのではと考えました。一つひとつのプロットを丁寧にモデリングしました。

いかがでしたでしょうか。
この3ヶ月間で学んでいただいたことを活かし、次回課題は「アニメーション」となります。
みなさんからどんなキャラクターや世界が作品が生み出されるのか、今からとても楽しみですね。
次回の課題レポートもお楽しみに!

以上、授業レポートでした!

3DCG制作に必要な技術を学び 1年で即戦力へ。 将来、国内外の現場で活躍できるプロを養成。

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