こんにちは。スタッフ吉井です。
銀行員から未経験でフリーランスWebデザイナーになられた、デジタルハリウッドSTUDIO卒業生泰道さんのその後をインタビューさせていただきました!
2018年のインタビューでは「働き方に悩んでいる女性に対して、Webデザイナーという選択肢を伝えて、自分らしい働き方を実現できるようにサポートする仕事をしていきたいです。自分の”好き”を大切にしながら働ける方法があるということを伝えたいですし、自分らしく働きたい女性の力になっていきたいですね!」とお話されていた泰道さん。
未来に向かって前進されていく強い姿を受けたことを覚えています。それから3年後の2021年。泰道さんはどんな働き方をしているのか具体的に伺ってみました!
<プロフィール>
泰道 友梨香さん / フリーランス
卒業コース:Webデザイナー専攻フリーランススタートアップパック
Webサイト: https://yurika-design.com/
1989年生まれ。千葉県出身。
立教大学卒業後、銀行に就職。体調を崩したことをきっかけに退職し、「会社に縛られない働き方」を目指し、28歳でフリーランスWebデザイナーとして独立。女性起業家に向けたホームページ制作サービスを中心に活動し、講師業も行う。講座の累計受講者数は1,000名以上。独立4年目に株式会社CORELILY設立。プライベートでは28歳の時に結婚、30歳で第一子を出産。現在は0歳の娘の子育てをしながら、Web制作事業と、フリーランスを目指す女性のサポートを行っている。
フリーランスのお仕事と働き方
ライフスタイルに合わせた働き方、自分らしく働くための変化と行動。
Q.「自分らしく働きたい女性の力になっていきたい」とおっしゃっていましたが、考えに変化はありますか?
まさに「自分らしく働きたい女性の力になること」を実現できた3年間だったと感じています。そして今は、私自身が結婚・出産というライフイベントを経験し、ライフイベントと仕事の両立の難しさを経験したからこそ、より多くの働き方に悩む女性にお伝えしていきたいと思うようになりました。
また、企業様からお声掛けいただいたことをきっかけに講師業を経験したことで、ただWebデザインの知識を伝えるのではなく、「私自身のリアルな経験を伝えること」の大切さを知りました。
それからは「自分の経験が誰かの勇気になれば!」と思い、私自身の経験に基づいたフリーランスWebデザイナーの働き方や、自分らしい働き方を実現する方法についてSNSで発信しています。
▼フォロワー1万人を超える泰道さんのインスタグラム
https://www.instagram.com/yurika_design/
Webデザインや働き方について役立つ情報を日々更新されている。
Q.デジタルハリウッド卒業後~フリーランス4年目の現在までのお仕事について教えてください。
<卒業後~2年目>
卒業後すぐは、制作中心の仕事をしていました。その後、講師業を担当するきっかけがあり、そこからは制作と講師業を両立しながらお仕事をしていました。
実はWeb制作だけじゃなく、SNS運用、資料作成やセミナーの受付まで、デザインを軸にお客さまに求められること、私が提供できることをなんでもしていました!デジタルハリウッド在学中に出会った仲間と業務を連携していたこともあります。
<3年目~4年目>
フリーランス3年目になったころ、仕事が忙しすぎでパンクしてしまったことや、将来の家庭のことを考えて、働き方を見直すようになりました。周りの人と連携した活動で、ディレクション中心の仕事にシフト。感染症がはやり始めた頃に妊娠がわかり、外出が必要な業務を減らし、オンラインでできることに絞っていきました。
その際に、自分のサービスを強化することに時間をかけるようになり、Web制作の案件は業務委託をやめ、新規のお客様の対応は減らしてリピーター様中心のお仕事をするようになりました。現在は、子育てをしながら自宅で出来るお仕事をして、育児とお仕事を両立しています!
Q.フリーランスでのお仕事はどのように獲得されていましたか?
私の場合はSNSで発信して、個人のお客さまを中心にお仕事をご依頼いただいてきました。フリーランスにも、様々な働き方があると思っています。私のように個人の方を中心にする働き方もあれば、一つの企業に深く携わる働き方もありますし、複数の企業や個人事業主から業務委託を受けるような働き方もあります。
「フリーランス」を一つのくくりで見るのではなく、様々な働き方がある中で「自分はフリーランスとしてどんな働き方がしたいのか?」をしっかり考えることで、お仕事の受け方がみえてくると思います!お仕事の受け方によってお仕事の獲得方法が変わります。
フリーランスとしてお仕事を獲得していくためには、「お客さまが求めていることは何か?」「どんなことに需要があるのか?」を知ることが大切です。そして、それは実際にお仕事をしてみることで初めてわかるものだと思っています。
Q.ディレクター中心のお仕事になって、どのようなことを求められるようになりましたか?
ディレクターとして、お客さまの求めているもの・形にしたいものを、手を動かしてくれるデザイナーさんやコーダーさんに形にしてもらうための「伝える能力」が求められるようになりました。
受注から納品まで全て一人で行っていた時とは、お客さまから受け取ったことを自分で形にすれば良いものを、ちゃんと一つ一つ言語化して、デザイナーさんやコーダーさんに伝えることが難しさだなと感じました。ただ、一人では出来なかったことがチームだからこそ実現できたり、自分が苦手なことを得意とする人にお任せできることで、より満足度の高いものをご提供できるようになりました!
企業で求められるディレクターと、フリーランスで求められるディレクターは少し違う部分があると思います。企業の場合、制作の知識がない状態でもディレクターとして業務を担当できるケースがありますが、フリーランスの場合は制作スキルがあったほうがいいと思います。
なぜなら、フリーランスは窓口である自分が全ての責任を持つことになるので、何かあったと時に「知りません」「わかりません」では、お客さまからの信頼を失う可能性も多いにあります。そういう意味で、まずは受注から納品まで全て一人で行ってきた経験が活きています!
Q.法人化をされたと聞きました。法人化された後、働き方に変化はありましたか?
新たな挑戦として法人化をしましたが、私がやりたいことや想いは今までと変わらず、「働き方に悩む方に対して、自立した、自分らしい働き方を実現できるようにサポートしたい」と思って活動しています!
"働き方"と"ライフスタイル"は直結すると思うので、「こんな人生を歩みたいから、こんな働き方をしたい」と理想のライフスタイルから自分に合った働き方を見つけられる方法を発信しています。
また、法人化をした理由として、「会社をどんどん大きくしていくぞ!」ということではなく、「みんなで『自立した幸せな働き方』の輪を広げていこうよ!」という旗を立てたいと考えたからです。
今までは、個人事業主として一人で発信をしてきましたが、私の想いや考えに共感してくださる方が少しずつ増えていくことを実感し、「一人ではなく、みんなで一緒により多くの人に届けていきたい」という気持ちが生まれるようになったことがきっかけです。
また、法人化したことで「私もいつか自分の会社を作りたい!」というメッセージもいただいて、私自身の挑戦が誰かの勇気になっていたら嬉しいなと思いました。
インタビューから3年後もお気持ちは変わらず前進し続けられていらっしゃいました!Webデザインのスキルを習得することはあくまで「手段」、フリーランスになることも目的ではなく、自分らしく働くための「選択」ですね。
自分らしく働くことを追及されている泰道さんの姿はこれからWebデザインを学ぶ方や、フリーランスを目指す方のロールモデルになると強く感じました!
「自分らしく働く、働き方の見つけ方編」として泰道さんがこれまでどのようにお仕事を選択してきたが、自分の軸を見つけてきたのかもインタビューにまとめています!ぜひご覧ください。
泰道さんが卒業したコースの紹介
未経験から6か月間でスキル習得可能なコースです。Adobe illustratorやPhotoshop、HTML5・CSS3、JavaScript、jQueryなどを使った制作スキルはもちろん、最新のデザイン、コーディング、 マーケティング等、Webデザイナーとしての仕事に欠かすことの出来ないスキルを身に付けます。
カリキュラムには作品制作が組み込まれているため、卒業時にはポートフォリオに載せられる作品が完成するカリキュラムです!
専科Webデザイナー専攻 フリーランススタートアップパック
期間:6ヶ月 金額:528,000円(税込)