デジタルハリウッドSTUDIO吉祥寺 ブログ

【卒業生紹介】契約社員から次のステップへ。 プロジェクトをより良くするフリーランスWebデザイナーに!

2023-10-05

こんにちは、デジタルハリウッドSTAFFの松本です。

本日は、国立研究機関の仕事から一転、フリーランスWebデザイナーの一歩を踏み出した国沢知海さんのインタビューをお届けします。


「新しいことに挑戦して、別のライフステージに進みたい!」

「人の助けになるスキルを身に付けたい」

「考えたことを形にできるデザイナーを目指したい」

「プロジェクトをより良いものにするコミュニケーション力がほしい」


といった思いを抱いている方はご一読ください!



プロフィール

国沢 知海 さん

専科Webデザイナー専攻 実践型就職・転職プラン 修了
美大卒業後、大学研究室助手や国立の研究機関での勤務を経験。
次のキャリアプランを考え、「目に見える分かりやすいスキルを身に付けよう」とWebデザインのスキルを習得。
卒業後すぐ、フリーランスWebデザイナーの一歩を踏み出す。

1)”分かりやすいスキル”を身に付けたい

▲JR吉祥寺駅から徒歩2分の立地にある校舎

ーーーデザイナーを目指す目標はいつからお持ちでしたか?

小さい頃から絵や工作は好きだったんですけど、自由に好きなものをつくるより牛乳パックで小物入れなど実用的な工作をする方が楽しく感じていました。


高校卒業後の進路も、ファインアートより問題解決のデザインの方が向いていると感じていたので、卒業生が幅広く活躍している学科を進学先として選びました。


ーーー卒業後はどんなお仕事をされてきたのでしょう?

研究機関の広報の仕事では、イベントや展示室の運営、WEBやSNSでの情報発信、グッズやポスター等広報ツールの整備等の業務に携わっていました。

外注が基本でしたが、折を見て展示物のパネル、グッズの原案などを作ることもありました。


ーーーWebデザインに興味を持ったきっかけを教えてください。

手を動かす側になりたいけどどこから目指そうかと考えた際、コーディングができることが分かりやすいスキルだと考え、Webデザインを学ぶことを決めました。

また、自身の周りにいるアートや工芸の分野で素晴らしい作品をつくる方々を情報発信という角度でお手伝いできるスキルだと感じたこともあります。


ーーーデジタルハリウッドを選んだ理由を教えてください。

様々な学校を検討する中で、アウトプットを重視しているのがデジタルハリウッドでした。

校舎の場所が近く通いやすいという理由もあります。

2)「何をどうしたらいいか」デザインの答えを探す毎日

▲過去に開催されたFIKAの様子

ーーー毎日、校舎で姿をお見掛けしましたが、どのくらい通われていましたか?

仕事を退職していたので、1日6~9時間、週5日は勉強時間を確保していました。


吉祥寺以外のSTUDIO校舎も使用できるので、クラス担任の先生に質問をしに行ったり、自由に動いて学んでいましたね。どこの校舎も清潔感があり、落ち着いて学習ができました。


求職中だったこともあり、校舎に行くことで肯定感が上がったり、誰かがいる安心感もありました


ーーーすごい学習時間ですね。辛くなかったですか?

STUDIO吉祥寺を利用するときは、気分転換に井之頭公園に行ったり、適度に息抜きもしていましたよ。

でも、校舎に来たらスイッチが入り集中できる感覚があったので、辛くはなかったです。


木曜日はSTUDIO渋谷にクラス担任がいらっしゃったので、クラスメイトに会うことが多く、先生の指導を横目で見ながら、気になるところは参加したり。


課題のプレゼン前はクラスメイトとオンラインで練習することもありました。

そのメンバーとは卒業後も連絡を取り合って、FIKA(勉強の合間の交流会)の開催も働きかけたりしていました。


ーーークラスメイトとの交流も多かったんですね。それでは、学習方法について教えてください。

映像教材が分かりやすかったので、参考書を買うこともなく、とにかく動画を見て真似していました

進めた分は、カリキュラムの一覧表を塗りつぶして楽しんでいました。笑


と言っても、コーディングには苦労しました。

一から自分でデザインしたものを実装するとなったときに、どこから手をつけていいか分からなくなって。

先生には、映像教材と同じところ、簡単なところから実装を進めていくようにアドバイスをいただきました。

▲Webデザインのクライアントワークではバナー制作も

ーーー超実践型就職・転職プランはクライアントワークも。どのような課題がありましたか?

前半はグラフィック、後半はWebサイトと制作物が違うだけでなく、それぞれ全然テイストが違ったので、面白かったです。


グラフィックはターゲットが美術系学生だったこともあり、尖った・クリエイティブなことを求められて。

一方、Webデザインの案件では、学校事務という穏やかな求職者へのサイトという対照的な表現だったので、全くテイストの違うものが求められたことが勉強になりました


ーーー講評会では、クライアント、講師からのフィードバックがあったと思います。評価はいかがでしたか?

スキル評価シートでフィードバックを頂けるのですが、グラフィックは2案出すことができ、伝えたい部分も伝わっていたと思います。


ポートフォリオにも記載できるくらいコメントをたくさんいただき、具体的なフィードバックが多かったです


ーーー今後活かしていきたいと思ったポイントはありますか?

デザインは答えがないので、「何をどうしたらいいのか」を考えながら向き合うようにしています。

そして、クライアントへのヒアリングで特に大事にしているのは、提案するための下調べです。

クライアントのご意向を聞き出すため、自分でできるだけ調べて考えておくことが、一回一回の打ち合わせを充実させると考えています。


自身で感じたクライアントやプロジェクトへの共感、感動をどうしたら第三者に伝えられるか、試行錯誤の毎日です。

▲瀬戸内文化財修復所公式サイト(公開前)

ーーー卒業制作もクライアントワークでしたよね?

はい。卒業制作の時期と友人の文化財修復所の立ち上げタイミングが重なり、話を持ちかけました。

ロゴ制作から広報ツールとしての名刺制作も含め、一から制作しました。


ーーーWordPress講座も受講されていましたね。

フリーランスを目指す上で、Webサイトを作れるだけでなく、運用まで考えた構築ができることは力になると思い、追加で受講しました。

それに…、もう少し通いたかったという気持ちもあります。笑


ーーーフリーランスは入学前から目指していたのでしょうか?


就職活動を視野に会社情報を集めるにも、組織に属することに前向きな気持ちにはなれなくて。

友人がフリーランスで働く姿を見て、全部自分で管理できている、働く実感が感じられるだろうと思ったこともあります。

そんな風にぼんやりと考えつつ自信はなかったので、まずは目の前の学習に集中しました。


働くことへの飢餓感もあったので、課題をこなすことに働いている実感を感じていました。

超実践と卒制の全てがクライアントワークで、仕事目線で課題ができたことが今に繋がっていると思います。


案件の話はワクワクできるので、フリーランスを試してみています。

3)ポートフォリオは自分を映すもの

▲webと紙でポートフォリオで役割分担

ーーー今はどんな案件をされているんですか?

先生からご依頼、ご紹介いただいた案件や、クリエイターズオーディションでお声がけいただいた企業のコーポレートサイトの立ち上げなど、横断して手掛けています。


ーーークリエイターズオーディションは企業とのマッチングイベントですね。どんなことを聞かれましたか?

外部の方から見て、どんな風に見られるのか、自分が意識すべき点を認識できました。

特に聞かれたのは、自分の強みがどこにあるのか、方向性、稼働時間…という点ですね。

駆け出し、という点で芯の通った返しができなかったので、今後意識していくことでコミュニケーションが取りやすいと感じました。


ーーーご自身の制作実績をまとめたポートフォリオもご用意されていましたが、どのように作られましたか?

先生に何回も見せてアドバイスをいただいていました。

最初はダメ出しもありましたが、納得できるアドバイスばかりでした。

仕事を依頼する立場の人が見て、具体的に私がどういったことができるのかがイメージできるよう、制作過程も含めて纏めました。

ポートフォリオも使い分けを考えて、冊子のほかに、ポートフォリオサイトを作りました。

そこではforiio(ポートフォリオサービス)を使用しています。



ーーーご自身で作られなかったんですね。foriioを使用された理由を教えてください。

クライアントワークは全部テイストが違うので、デザインの難しさを感じました。

その点、foriioはシンプルなデザインで迷わず載せられるので、使用しています。

その代わり、自分のアート作品のギャラリーサイトをWordPressで制作しました。

▲淡い色彩が美しいギャラリーサイト

4)自分が考えたことを実現できるようになりたい!

ーーー30代で新しいことへの挑戦に不安はあったと思います。どのように乗り換えたんでしょう?


仕事が任期満了となったことが、背中を押してくれました。

社会人経験があったからこそ、自分のやりたい事や得意なところ、相手がどうしたら喜んでくれるのかが見えていて。

大学を卒業したての頃は、軸が「やりたいこと」だけだったと思うんです。

だから、自分がどんなことで貢献できるのかという視点があったことが私にはプラスに働きました。

 


ーーーどのようなデザイナーとして働いていきたいですか?

自分で考えたことを実現できる人間になりたいですよね。

プロジェクト自体が良くなるためには何をしたらいいか?を考えられるデザイナーを目指していきます。


ーーーディレクター目線をお持ちなんですね。

手を動かしたいのでデザインを続けていきたいとは思いますが、ディレクションから手掛けられた方が手が動くし、本質的にいいアウトプットができるので、両方大事にしたいと思っています。


ーーーフリーランスになって、将来行きたい土地はありますか?

吉祥寺を拠点にしていますが、自然が多く都心にも出やすかったり…色々な面でバランスのいい土地で離れがたく感じてます。笑


ーーーデジタルハリウッドはどんな場所でしたか?

頑張ろうと思えば周りが助けてくれる環境でした。

でも、それが押しつけられることはなく、自発的に頑張ろうと思ったときにはすごく動ける環境で、居心地が良かったです。


ーーー最後にメッセージをお願いいたします!

一言で「Webデザイナー」と言っても幅広い業種だと思っています。

色々な経験を活かせる分野なので、次のステップを目指す方に一つの方向性としてお勧めします。

私は、この道を選んで良かったと思います!

<国沢さんが受講したコースはこちら>

専科Webデザイナー専攻 超実践型 就職・転職プラン

未経験からWebデザイナー、UIデザイナー、アートディレクターへの就職・転職を 目指す20~30代向けのプラン。「超実践型スキル」×「安心の就職・転職サポート」でクリエイティブ未経験からの就職・転職を応援!ポスターやチラシのグラフィックデザインのクライアントワーク、Webサイトのクライアントワーク、オリジナルの卒業制作の3つの実績をつけて就職・転職を目指します。

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