こんにちは。
デジタルハリウッドSTUDIOスタッフの下島です。
CGGYM ゲームエフェクトパック講師の邑上さんと、同コースを修了され、現在アプリボット社にてインターンシップ生として活躍されている本山さんにインタビューを行いました。
今回はゲーム業界でクリエイターとして活躍されているお二人から ゲームクリエイターとして活躍するための3つのポイント についてお伺いしました。
【目次】
はじめに.お二人について
株式会社アプリボット
シニアエフェクトアーティスト 邑上貴洋氏
Webクリエーターとしてキャリアをスタートし、Webディレクター、FlashDeveloperとして映像系Web制作会社に従事。2013年サイバーエージェントグループの株式会社アプリボットに転職し、2Dアニメーションチームリーダーを務める。2015年、3Dのプロジェクトが立ち上がり、3Dエフェクト制作を開始、「BLADE XLORD―ブレイドエクスロード―」や、新規開発プロジェクトのエフェクト仕様策定からテイスト制作に携わっている。2017年から東京デザインテクノロジーセンター専門学校にてゲームエフェクト講師にも従事。
本山 昂暉さん
CGGYM ゲームエフェクトパック 修了
2020年4月に大学WスクールをしながらデジタルハリウッドSTUDIOに入学。STUDIO卒業後からインターンシップとしてアプリボット社にてゲームクリエイターとして活躍中!
POINT1.執着心があり目標が高いこと
下島:
現場で働かれているクリエイターに共通することって何でしょうか?
本山さん: 目標が高い人が多いと思います。作りたいもののレベルが高くて、そこに向かって日々進化されている方が多いですね。
邑上さん:
共通しているのは、みんな執着心みたいなのがある人なんじゃないかなと思います。やっぱりこういうものを作りたいっていうイメージがあって、それにたどり着かない自分を許せなかったりするようなコンプレックスがある方はすごく努力するので、そういう形で伸びてくんじゃないかなと。
下島 :スキルではなくメンタル面が重要そうですね。
邑上さん:
何かの才能よりも、絶対そこまでたどり着こうと努力する人が最終最後にすごくクオリティの高い作品を作られていますね。
私は100人以上の方に教えてると思うんですけど、結果そういう人が大成してると思います。たとえば、納期との関係で、もっとクオリティの上げたいゲームがリリースされたとしても、もう1回振り返って、もうちょっとできたんじゃないかって手を動かし始めるとか。そういう次の自分にプラスにるように考えられる点が大事だと思います。
POINT2.自分が思ったことを素直に伝えること
下島: 多くの職種の方と仕事をされていて、コミュニケーションについてはどんな点を意識されていますか?
本山さん:
エフェクトデザイナーっていろんな人と話す必要があるんです。設計だったりモーションデザイナー、環境背景のモデラーだったりするんですけど。もちろん、相手のことは尊敬してる気持ちを持った上で、自分の思ったことをすっと言ったりとかは大事にしています。お互いをどう思ってるかちゃんと合ってるかっていうのを徐々に擦り合わせていくんですけど、気を使って回りくどいことを言っちゃうと、かえってお互い混乱しちゃうので。当たり前ですけどデザイナーってそれぞれ違う意見を持っているので、より良い作品にするために上っ面ではないお互いの意思をしっかり共有することが求められますね。
邑上さん: 私は本山君の上司にもあたりますけど、言ってくれたようにゲーム制作全般において意識のすれ違いや聞きこぼしなんかも開発中にはつきものなんですね。その時にこちら側から指摘しなきゃいけないこともあるので、そのときに感情的にならずにまた相手に嫌な気持ちにさせない感じにすっとフォローを入れられたりとかで円滑に全体が回しつつも、自分の言うべきことはちゃんと伝えることがちゃんとできる人は活躍できるんじゃないかなと思います。
POINT3.ポートフォリオは一芸を光らせること
下島: 採用活動にあたって、候補者のポートフォリオはどんな点を見ているんでしょうか?
邑上さん: これぐらいのレベルまでは作れますよとか、伸びしろがあるかどうか感じられるかっていうのが一番大事かなと思います。それと数よりも質ですね。採用担当の人もすべては見切れないので、2、3分の中のにクオリティ高いものが3、4個入ってるってことの方が重要な気がします。
下島 :伸びしろというのはどこで見てとれるんでしょうか?
邑上さん :例えば、「テクスチャは深く書いてなかったとしても、緩急の質がすごくいい」、「まだまだ全体のクオリティーは上げられるけど、現段階で色彩バランスが調和してる」とかですね。1つのエフェクトの中でも一芸が光っているという事かと思います。ただ、めちゃくちゃ独創的なものが必要っていうわけでもないんですね。ちゃんと観察してるんだなっていうのが伝わるとポイントを押さえられていると感じますね。
昔に教えていた生徒さんで優秀だった方は他の人がエフェクトの炎とかを見ながら作る中、実際の炎のYouTubeの映像を見ながらいかにそれに近づくかみたいなことをやってたりとかしていました。僕も会社にはいってからは同じようにリアリズムを追求していて、本当に観察していく中で見えるものがあると思うんです。常に観察する習慣があることは良い作品作りにつながっている感じがしますね。
下島 :ゲームのテイストにとらわれずに本質的な表現を身につけるためには、リアリズムを求めていった方が良いんでしょうか?
邑上さん :そうですね。たとえアニメ調だったり、魔法だったとしても、それが本物としての役割をゃんと果たしてないとユーザーには伝わらないのでそこはすごく大事かなと思います。
下島 :本山さんが制作で意識していることは何でしょうか?
本山さん :僕が最近反省したところで、自分が少し妥協してしまったところがあって、それを邑上さんにズバッと言い当てられてしまったことですね。自分の想像以上に見られているという意識を改めてもってそういうところを極力極力減らしていこうとしています。あるはシンプルですけど、自分がいいな、かっこいいなって思ったものに対して追求していくっていうことですね。
本山さん制作のデモリール
本山さんが受講したCGGYM ゲームエフェクトパックとは?
ゲーム業界で活躍するエフェクトデザイナーとしてのスキルを極め、一点突破でゲーム業界での活躍を目指します。
ゲーム開発においてエフェクトは欠かせないものとなっており、 専門職としての人材が不足しています!! 本コースは、ゲーム業界で輝く人材になるため、”Unity ゲームエフェクト”のスキル習得に特化したカリキュラムを設計しています。
POINT1 トップクリエイターからの直接指導!
POINT2 高い作品クオリティを保証
POINT3 完全オンラインも可能!
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開講当初より導入している基礎学習力の向上と高度なスキルを定着させる学びの仕組みや、クラス制ライブ授業と動画教材活用した個別トレーニング授業を組み合わせた“ハイブリット学習システム”を強化。
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