ChatGPTをはじめとする生成AIの登場によって、働き方は大きく変わり始めています。文章作成、デザイン制作、プログラミング、リサーチなど、これまで人が時間をかけて行っていた業務の多くをAIがサポートできるようになりました。
そんな中で、
「AIに仕事を奪われるのでは?」
「これからはどんなスキルを身につければいいの?」
と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、多くの企業がAIの導入を進める一方で、新たな人材を求め続けています。
では、AI時代に企業が本当に求めている人材とはどのような人なのでしょうか。
AIが変えたのは「仕事の内容」ではなく「仕事の進め方」
生成AIの普及によって、制作や資料作成、情報収集などの業務は効率化されています。
例えば、
- 企画のアイデア出し
- 市場調査
- ライティング
- デザイン制作
- コーディング
といった業務は、AIを活用することで短時間で進められるようになりました。
しかし企業が求めているのは、単に作業をこなす人ではありません。
AIによって「作ること」のハードルが下がった今、企業はその先の価値を生み出せる人材を求めています。
企業が求めているのは「課題を解決できる人」
企業が事業を成長させるために必要なのは、成果につながるアイデアや改善提案です。そのため、近年は以下のような力を持つ人材が評価される傾向があります。
ユーザー視点で考えられる人
サービスや商品を利用するユーザーが何を求めているのか。
どこに不満を感じているのか。
そうした課題を発見し、改善につなげられる人材は多くの企業で求められています。
課題を言語化できる人
問題が起きたときに、
「何が原因なのか」
「どこを改善すべきなのか」
を整理し、チームに共有できる力も重要です。
AIは情報を整理することはできますが、本質的な課題を定義するのは人間の役割です。
新しい価値を生み出せる人
AIは既存の情報をもとに提案を行います。
一方で、
「こんなサービスがあったら面白い」
「こんな体験を提供できるのではないか」
という発想は、人間ならではの創造力から生まれます。
なぜ今、UI/UXデザインが注目されているのか
こうした企業ニーズと深く関わっているのがUI/UXデザインです。
UI/UXデザインというと、画面の見た目を整える仕事だと思われがちですが、本質は違います。
UI/UXデザインとは、「ユーザーの課題を理解し、より良い体験を設計すること」です。
そのため、
- ユーザー調査
- 課題分析
- 仮説立案
- 改善提案
- プロトタイピング
といったプロセスを通じて、サービスの価値向上に取り組みます。
これはまさに、企業が求めている課題解決型人材の考え方そのものです。
AI時代に注目されるUI/UXデザイナーという選択肢
就職・転職市場ではデザイナーの役割がより明確に分かれ始めています。
厚生労働省の「職業情報提供サイト(job tag)」では、Webデザイナーについて「競争が激しく供給過多」と評価されている一方、UI/UXデザイナーについては「力のある人材は売り手市場」「活躍の場はさらに拡大」とされています。
実際に求人市場を見ると、その違いは数字にも表れています。令和6年度のハローワーク統計では、UI/UXデザイナーの求人倍率は4.73倍であるのに対し、Webデザイナーは0.12倍。約39倍もの差が生まれています。
また、デジタルハリウッドの求人情報サイト「Job Style Search」においても、UI/UX関連求人は前年度比約1.72倍に増加しています。
AIが普及した今、企業が求めているのは単にデザインを制作できる人ではありません。ユーザーを理解し、課題を発見し、より良い体験を設計できる人材です。
だからこそ今、UI/UXデザイナーという職種が注目を集めているのです。
UIUX市場のデータ
UI/UXデザイナー求人倍率(※1)
4.73倍
令和6年度ハローワーク統計
Webデザイナー求人倍率(※1)
0.12倍
令和6年度ハローワーク統計
▼ 数値の出典・詳細データ(2026年5月時点)
- 出典※1: 厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」UX/UIデザイナー(ID:552)・Webデザイナー(ID:326)各職業詳細
- https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
- https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/552
※2023~2025年度のデジタルハリウッド来校者データを分析
AIを使える人は増える。だからこそ差がつく
AI活用スキルも重要ですが、それ以上に「考える力」が求められていることが分かります。これから数年で、AIを使える人は当たり前になるでしょう。
だからこそ、「AIで何ができるか」ではなく、「AIを使ってどんな価値を生み出せるか」が重要になります。
これからのクリエイターに必要なこと
AI時代に活躍する人材とは、AIと競争する人ではありません。
AIを活用しながら、
- ユーザーを理解する
- 課題を発見する
- 解決策を考える
- チームを動かす
- 新しい価値を創造する
そんな力を持った人材です。
制作スキルだけではなく、ビジネスやユーザー視点を持ちながら課題解決に取り組める人は、今後ますます活躍の場を広げていくでしょう。
UI/UXデザインを学ぶことは、未来への投資になる
デジタルハリウッドSTUDIO渋谷のUI/UXデザイン専攻では、デザインスキルだけでなく、ユーザー理解や課題解決の考え方を実践的に学ぶことができます。
現役デザイナーからのフィードバックや実践的な課題を通じて、企業が求める思考力や提案力を身につけることができます。
AIが進化する時代だからこそ必要なのは、ツールを使う力だけではありません。
AIを活用しながら、人や社会の課題を解決できる力です。
その力を身につけたい方にとって、UI/UXデザインはこれからのキャリアを支える大きな武器になるはずです。
UI/UXをデジタルハリウッドで学ぶなら
コース名:本科UI/UXデザイン専攻
開講時期:年2回(4月/10月)
受講期間:1年間
授業形式:クラス授業(週1回)+映像教材+個別指導
※クラス授業は対面・オンライ
ンのハイブリッドおよび録画あり
【本科UI/UXデザイン専攻 開講校舎について】
STUDIO新宿・STUDIO渋谷・STUDIO大阪梅田・オンライン
これまでデジタルハリウッドの東京本校・大阪本校のみで提供していた本科UI/UXデザイン専攻を、全国に展開するデジタルハリウッドSTUDIOのうち新宿・渋谷・大阪梅田の3校舎で提供を開始します。また地方からの需要とニーズに合わせ、校舎のないエリアの方も受講ができるよう、「ライブ配信型クラス授業」×「録画配信」により、オンラインの学びの場も拡大します。