デジタルハリウッドSTUDIOです。
ChatGPTや画像生成AIの登場により、クリエイティブ業界は大きな変化を迎えています。
以前は数時間かかっていたリサーチやアイデア出し、デザイン制作、ライティングなども、今ではAIを活用することで短時間で行えるようになりました。
こうした変化を受け、
「デザイナーは必要なくなるのでは?」
「AIがあればデザインを学ばなくてもいいのでは?」
と感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、AIが進化するほど重要になるスキルがあります。
それが「ユーザー理解」です。
AIは制作の強力なパートナーになった
現在のAIは非常に優秀です。
例えば、
- 競合調査のサポート
- ペルソナ作成のたたき台
- デザインアイデアの発想
- ワイヤーフレームの作成
- コピーライティング
- コーディング補助
など、制作プロセスの多くを支援してくれます。
クリエイターにとってAIは、作業を効率化し、生産性を高めてくれる強力なパートナーと言えるでしょう。
しかし、ここで見落としてはいけないことがあります。
AIは「答えを出す」のは得意ですが、「本当に解くべき課題を見つける」のは得意ではないということです。
ユーザーの気持ちは、データだけでは見えてこない
例えば、あるECサイトで購入率が伸び悩んでいるとします。
AIに分析を依頼すれば、
「購入ボタンを目立たせる」
「入力項目を減らす」
といった改善案を提案してくれるかもしれません。
しかし、
なぜユーザーは購入をためらっているのか。
なぜその商品を選ばなかったのか。
どのような不安や期待を抱いているのか。
そこには数字だけでは見えない、人間の感情や行動の背景があります。
実際のユーザーインタビューでは、
「送料が分かりづらかった」
「比較できる情報が少なかった」
「購入後のイメージが湧かなかった」
など、アクセス解析だけでは見えてこない課題が見つかることも少なくありません。
こうした気づきは、人がユーザーと向き合うことで初めて得られるものです。
UI/UXデザインは「ユーザーを理解する技術」
UI/UXデザインというと、画面の見た目を整える仕事だと思われることがあります。
しかし本質はそこではありません。
UI/UXデザインとは、「ユーザーが抱える課題を理解し、より良い体験を設計すること」です。
そのために、
- ユーザー調査
- インタビュー
- 課題分析
- 仮説立案
- 改善提案
を行います。
つまり、デザインを作る前の段階にこそ、大きな価値があるのです。
AIがどれだけ進化しても、「ユーザーは何に困っているのか」という問いを立てることは、人間にしかできません。
AI時代だからこそ求められるクリエイター
AIによって制作のハードルが下がったからこそ
- 何を作るべきか
- なぜ作るのか
- 誰のために作るのか
を考えられる人材の価値は高まっています。AIを使える人は増えていくでしょう。
しかし、AIを活用しながらユーザーの課題を発見し、解決策を考え、体験を設計できる人材は決して多くありません。
だからこそ今、UI/UXデザインが注目されているのです。
AI時代に注目されるUI/UXデザイナーという選択肢
生成AIの進化によって、デザイン業界は大きな変化を迎えています。
しかし、その変化は「デザイナーが不要になる」というものではありませんでした。
むしろ今、市場ではデザイナーの役割がより明確に分かれ始めています。
厚生労働省の「職業情報提供サイト(job tag)」では、Webデザイナーについて「競争が激しく供給過多」と評価されている一方、UI/UXデザイナーについては「力のある人材は売り手市場」「活躍の場はさらに拡大」とされています。実際に求人市場を見ると、その違いは数字にも表れています。
また、デジタルハリウッドの求人情報サイト「Job Style Search」においても、UI/UX関連求人は前年度比約1.72倍に増加しています。
AIが普及した今、企業が求めているのは単にデザインを制作できる人ではありません。ユーザーを理解し、課題を発見し、より良い体験を設計できる人材です。
だからこそ今、UI/UXデザイナーという職種が注目を集めているのです。
UIUX市場のデータ
UI/UXデザイナー求人倍率(※1)
4.73倍
令和6年度ハローワーク統計
Webデザイナー求人倍率(※1)
0.12倍
令和6年度ハローワーク統計
▼ 数値の出典・詳細データ(2026年5月時点)
- 出典※1: 厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」UX/UIデザイナー(ID:552)・Webデザイナー(ID:326)各職業詳細
- https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
- https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/552
※2023~2025年度のデジタルハリウッド来校者データを分析
UI/UXデザインを学ぶという選択
デジタルハリウッドSTUDIO渋谷のUI/UXデザイン専攻では、デザインツールの使い方だけでなく、ユーザー理解や課題解決のプロセスを実践的に学ぶことができます。
現役のUI/UXデザイナーからフィードバックを受けながら、実際のサービスを題材に課題発見や改善提案に取り組むことで、現場で求められる思考力を身につけることができます。
AIが進化する時代だからこそ必要なのは、AIと競争することではありません。
AIを活用しながら、人にしかできない価値を生み出すこと。
UI/UXデザインは、そのための力を身につける学びです。
これからの時代に求められるクリエイターを目指したい方は、ぜひ一度UI/UXデザインの世界に触れてみてください。
UI/UXをデジタルハリウッドで学ぶなら
コース名:本科UI/UXデザイン専攻
開講時期:年2回(4月/10月)
受講期間:1年間
授業形式:クラス授業(週1回)+映像教材+個別指導
※クラス授業は対面・オンライ
ンのハイブリッドおよび録画あり
【本科UI/UXデザイン専攻 開講校舎について】
STUDIO新宿・STUDIO渋谷・STUDIO大阪梅田・オンライン
これまでデジタルハリウッドの東京本校・大阪本校のみで提供していた本科UI/UXデザイン専攻を、全国に展開するデジタルハリウッドSTUDIOのうち新宿・渋谷・大阪梅田の3校舎で提供を開始します。また地方からの需要とニーズに合わせ、校舎のないエリアの方も受講ができるよう、「ライブ配信型クラス授業」×「録画配信」により、オンラインの学びの場も拡大します。