デジタルハリウッドSTUDIO自由が丘 ブログ

美容業界インハウスデザイナーへの第一歩:役割や魅力、成果を出す制作術まで【STUDIO自由が丘】

2026-08-30

「美容が好き」
「美容業界で働いてみたい」
「今の仕事からキャリアチェンジしてデザインの仕事に挑戦したい」
「Webデザイナーを目指しているけれど、美容や広告にも興味がある」

そんな方に知ってほしい仕事のひとつが、美容業界のインハウスデザイナーです。

近年、SNSや動画プラットフォームの普及によって、美容医療やコスメは以前よりもぐっと身近な存在になりました。その一方で、クリニック同士の集客競争も激しくなり、数あるクリニックの中から「ここに相談してみたい」と思ってもらうためには、デザインの力がますます重要になっています。


こうした時代の変化にともない、美容業界のインハウスデザイナー(自社デザイナー)の存在感や役割も大きくなってきています。



今回は、デジタルハリウッドSTUDIO自由が丘で開催された「美容業界のクリエイティブ&広告バナー制作講座」の様子をもとに、美容業界におけるデザイナーの役割や魅力、未経験から成果を出すための考え方までたっぷり解説します。

イベント後半ではプロ講師による事前課題のバナー講評を行い、その場で修正を実施しました。講評を受けて、修正前と修正後でどう変わったのか?

ぜひイベント当日の様子とあわせてご覧ください!


こんな方におすすめの記事です

・Web/グラフィックデザイナーへのキャリアチェンジを考えている方
・美容・広告業界やデザイナーに興味がある方
・未経験からWebデザインの学習を始めたい、または現在学習中の方

登壇者紹介

大畠 昌也 先生
デジタルハリウッドSTUDIO Webデザイン講師


専門学校卒業後、美容師としてキャリアをスタート。体の不調を機に美容室のインハウスデザイナーへ転身し、ECサイトの運用や販促物の制作などWebに関わる業務を経験する中でWeb制作に興味を持つようになる。

本格的にWebデザインの道を目指しデジタルハリウッドSTUDIO渋谷へ入学。卒業後は制作会社での勤務を経て、現在はWebデザイナーとしてWordPressやECサイトを中心に幅広いWeb制作に携わる。個人での制作活動と並行しスクールでは受講生の学習サポートや指導も行っている。

■デジタル時代の美容クリニックにおけるデザインの役割


現在の美容医療において、ユーザーがクリニックを最初に知るきっかけの多くは広告やSNSであり、そこで目にするデザインこそがまさにクリニックの「第一印象」になります。

ユーザーはスマホをスクロールするほんの1〜2秒の中で、写真の雰囲気や言葉、料金の見せ方から「ここ、安心できそうかな?」と直感的に判断しているのです。

そのため、スマホにあふれる情報や広告の中で指を止めてもらうには、「一目で伝わるインパクト」「分かりやすい情報の整理」が欠かせません。

つまり、今のインハウスデザイナーに求められているのは、ただ「見た目をキレイに飾る」ことだけではありません。


言葉や情報をわかりやすく整理して安心して来院してもらう。そんな「クリニックの成長を支えるキーパーソン」としての役割を担っているのです。

■インハウスデザイナーの仕事内容と魅力

美容クリニックのインハウスデザイナーは、不特定多数の案件をこなす制作会社とは異なり、企業や店舗などの組織に所属し、自社のデザインを担当するデザイナーのことです。

特徴:制作するタッチポイントの幅広さ
美容クリニックの場合は広告を見てクリニックを知ってもらうところから、webサイトを見て予約し実際に来院するところまで、さまざまな場面のデザインに関わります。

  • デジタル媒体:Web広告バナー、Instagram等の投稿画像、LINE配信画像、LP(ランディングページ)、YouTubeサムネイル、ショート動画広告
  • オフライン・院内媒体:施術メニュー表、カウンセリング資料、院内ポスター、紹介カード、店内POP、デジタルサイネージ


単に「広告を作って終わり」ではなく、院内の案内POPやカウンセリング資料まで一貫した世界観でデザインできるため、「ユーザーの来院体験全体を自分のデザインでプロデュースしている」という手応えを存分に味わえます。


インハウスデザイナーの魅力
インハウス最大の強みは、自分のデザインが「どれだけクリックされ、何人の来院につながったか」という成果をダイレクトにわかる事です。
数字を見ながら「次はここを変えてみよう!」とすぐに試せるので、成長を実感しやすく、Webマーケティングに強いデザイナーへとステップアップできます。

■ プロとして必須のルール:医療広告ガイドラインの注意点

美容クリニックのデザインにおいて、クリエイティビティ以上に優先されるのが「正確性」と「コンプライアンス」です。

不適切な表現によるリスクからブランドを守ることは、プロの第一の責務です。
特に注意すべき3つのNG表現と、現場での意識は以下の通りです。

  • 比較優良広告(他社より優れていると強調)
    ✖ NG: 「業界No.1」「他院より優れた手術成功率」など〇 改善: 客観的根拠(調査機関名や期間など)を明記できない限り使用しない。
  • 誇大広告の禁止(過度な期待を持たせる表現)
    ✖ NG: 「半永久的な美肌効果が得られる」など
    〇 改善:治療効果を過度に強調したり、長期間の効果が確実に得られるように誤認させる表現は避け、事実に基づいた適切な表現にしましょう。
  • 虚偽広告の禁止(事実と異なる内容)
    ✖ NG: 「患者満足度99%」
    〇 改善: 実際に調査したデータであることを確認し、調査対象・期間・方法など、根拠を明確にできない数値は掲載しないようにしましょう。

■成果を出すための「クリエイティブ分析」4つの視点


優れたバナーは感覚ではなく論理で作られます。

制作に着手する前に、以下の4つの問いに対して明確な設計図を用意しましょう。

  • ターゲット(誰に): 年齢や悩み、ライフスタイルを具体化し、「これは自分のことだ」と思わせるフックを作る。
  • 商品・サービス(何を): 訴求の主役(施術やキャンペーン)を1つに絞り込み、情報を削ぎ落とす。
  • ベネフィット(どんな変化が): 単なる機能説明ではなく、施術によって得られる「自信」や「悩みからの解放」を言語化する。
  • CTA(どんな行動を): 「Web予約はこちら」「無料カウンセリング」など、スマホ画面で迷わずタップできる導線と配色を設計する。

■実際にバナーを制作!イベント当日の様子をご紹介

受講生が制作したバナーを講評!

事前課題として参加者には実際にバナーを制作していただき、
プロ講師から一人ひとり講評が行われました。

「どのポイントが良いのか」
「もっと伝わりやすくするにはどうしたらいいのか」
「ターゲットに対して適切なデザインか」
といった具体的なフィードバックをもとに、参加者はその場でバナーをブラッシュアップ!
最終的には修正前と修正後のデザインを並べて比較し、講評で得たアドバイスが実際のデザインにどう反映されたのかを確認していきました。

ここでは、実際に講評を受けてブラッシュアップされた作品の一部をご紹介します。
(左:Before、右:After)

N・Kさん

N・Kさんの制作バナー(Before・After)


M・Rさん

M・Rさんの制作バナー(Before・After)

■ 参加者の声をご紹介!

イベント終了後には、参加者からはこんな感想をいただきました!

丁寧なフィードバックがいただけて大変うれしかったです!

初めてバナーを制作する機会になったので、とても勉強になりました!

自分以外の方へのフィードバックを聞けて、学べることがとても多かったです。

自分の制作物についてアドバイスをもらうだけではなく、他の受講生へのフィードバックを聞けることも、こうしたイベントならではの学びです。
同じ課題に取り組んでいても、デザインの考え方や表現方法は人それぞれ。
「そんな考え方もあるんだ!」
という新しい発見が、今後の制作にもつながっていきます。

■ まとめ|美容業界で活躍するデザイナーを目指して

ユーザーの心に届く表現を考えデザインし、数値や成果を見ながらさらにブラッシュアップしていく。
そして、ブランドイメージやユーザーの体験そのものをデザインで支えていく。
さまざまな視点を持ちながら制作に取り組めることが、美容業界のインハウスデザイナーの大きな魅力です。

「インハウスデザイナーに興味がある」
「デザインの仕事をしてみたい」
「実際の制作物を見ながら、プロのフィードバックを受けてみたい」
と思った方は、ぜひ新しい一歩を踏み出してみませんか?

あなたの「なりたい」に合わせた次のステップ

デジタルハリウッドでは、未経験からのキャリアチェンジはもちろん、学習経験者のスキルアップまで、お一人おひとりの状況に合わせたサポートをご用意しています。

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「現場で使えるバナー制作やマーケティング視点を補強したい」 「転職やキャリアチェンジに向けて、ポートフォリオやスキルを見直したい」 そんな方には、リスキリング・学び直しという選択肢があります。
デザインの世界は、ツールや制作手法、求められるスキルが変化していきます。
一度学んだから終わりではなく、今の自分に必要なスキルを改めて学び直すことで、次のキャリアにつながる可能性があります。
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