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Event Report 〜2025年 11月〜

『株式会社ウィットワン 企業説明会/ゲーム業界の話をしよう! 〜第2弾〜』

株式会社ウィットワン 弘前営業所 所長:山口 由香利さん  副所長:山口 健太さん

2025-12-27

第2弾⭐︎ 8月に続き、ウィットワンさん再訪!

8月にイベントで色んなお話をしてくださったゲームの開発・運営を手掛ける

「株式会社ウィットワン 弘前営業所」さんがまた来てくださいましたー!

今回も企業説明会とタイトルにはありますが堅い感じではなく、

前回盛り上がったクイズを織り交ぜて別角度から

ゲーム業界のお話をして頂きました!

ちなみに今回もデジハリ青森ゲーム大好きスタッフ 野宮氏との対談形式です!


イベントスタートから大好きなゲームの話がまたできるとあってニコニコの野宮氏!

実はイベントの前にデジハリ青森恒例のランチ会があり、

今回は講師のお2人にも参加していただいて色々お喋りしてからの講義だったので

最初から和やかムードでした!

前回は主に「カスタマーサポート」と「レビュー」についてお話して頂きましたが、

今回は『翻訳』と『倫理チェック』に重点を置いて講義してくださいました!


『ローカライズ』とは?

まずは所長の由香利さんから『ローカライズ』のお話!
ローカライズとは単純な翻訳とは違い
『言語だけでなく文化を加味して調整し、最適に伝えること』!
話してくださった例がとってもわかりやすかったのでご紹介します!
例えば英文の

I am busy as a bee.

みなさんはこの文章をどう日本語にしますか?
単純に翻訳すると「私は蜂のように忙しい」ですが、
日本の文化を加味して訳すと「猫の手も借りたいくらいだ」となる、
この説明とても分かりやすいですよね!

僕のような日本人にはただ翻訳された文章よりも
後者のローカライズされた方が慣れ親しんだ言葉に感じます。
つまり外国語が分かるならできる! というわけではなく、
その国の母国語や表現力・語彙力が最も重要なのだそうです。

そういえば思い返すと、ゲームではなくても
ローカライズされた文章にはこれまでも触れてきたような…
違和感がなくてスルスル読んでたアレやコレも
匠の技で日本人用にローカライズされた日本語だったのかもと
この講義を受けてから色々振り返ってます。

「良いローカライズはプレイヤー目線を忘れず、
違和感を感じさせずにゲームに没入させること。」
由香利所長曰く、ユーザーからの
「自分の国で作られたゲームだと思った!」
「日本製のゲームだと知らずにプレイしていた、自国で作られたものだとばかり思ってた」
という言葉はとっても嬉しいとのこと。
ローカライズが行き届いて、自然な表現となり、違和感が全く感じないからこその感想ですよね!


『倫理チェック』とは?

続いては副所長の健太さんから、
幅広い観点でサービス・作品のリスクを検知し
事前にリスクの回避判断できるようサポートする『倫理チェック』 のお話!
これにはグローバルな視点が必要になるとのこと。

例えば「ジェスチャーモーション」「シンボルやサイン」「差別表現」…
肌の露出や血の表現なども、
世界共通認識から、環境や国によって差があることまで
不快な表現がないかをしっかりチェック。
WEBデザインでも大切な、アクセシビリティに配慮できているかも!
様々な作品の事例から解説して頂き、そして
今回もクイズを用意してきてくださいました〜!
前回このクイズ盛り上がったんですよね!

「さてこの画の何がアウトで、どの観点の倫理チェックに抵触しているでしょうか?」
今回もたくさん問題を考えてくださり、スタジオの参加者たち全員回答して盛り上がりました!
ちなみに自分は当てることができました〜嬉しかったです!
なにより面白かったのは、倫理チェックに抵触したことで
その表現がどのように修正がされたのかを見せて頂けたこと!
「人を不快にさせないルールの中で表現をすること」の大切さが理解できました。


デザイン業務にも共通している!

最後は質疑応答コーナー!
個人的にコレがイベント参加者の特典だと思っています、
プロに教えてもらえるって、 最高じゃないですか!!

倫理チェックにおいて大切なことの

 ・小さな違和感を感じ取る力
 ・他事例や問題の情報をキャッチできるアンテナ
 ・指摘する根拠をネットから調べ尽くす力

これらはデザインにも共通して大切なことと感じました。
そして由香利所長からも『ローカライズ』はデザインに似ているところがあると
下記4点を教えて頂きました。

 ・最適に伝えることを重視し、心に響かせる
 ・ターゲトへの理解とユーザー目線を忘れない
 ・機械やAIにはできない奥行きのある表現を目指す
 ・相手の希望や都合によって手法を変える

本当にその通りだと感じます。
特に個人的に痛感するのは
「ターゲットに最適に伝えること」って本当に難しい!
だからこそプロの存在は欠かせないのだと思い知らされます。

今回もなかなか知ることのできないゲーム業界・業務のお話を
ありがとうございました!

ゲーム業界に興味のある方はぜひ
「株式会社ウィットワン」さんをチェックしてくださいね!


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説明会の流れ

  1. カウンセリングで疑問を解消
  2. 学校・コース/カリキュラムの詳細を解説
  3. 卒業生作品・実績をポートフォリオでご紹介
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