フリーランスWebデザイナーとは

フリーランスWebデザイナーとは

フリーランスWebデザイナーとは

落ち着いた雰囲気のカフェでコーヒーを飲みながら、ノートPCを開いて仕事を進める…。場所を選ばず、満員電車に揺られることもなく、自分のペースで仕事ができるのが、フリーランスの魅力です。一方で、会社員のように決まった給与があるわけではないので、収入が不安定な点が悩ましいところ。フリーランスか会社員か。働き方を選ぶのは自分自身。フリーランスとして働くのであれば、それなりの「覚悟」が必要です。


会社員とフリーランスWebデザイナー、在宅Webデザイナーの違いは?

Webデザイナーの働き方は、大きく分けて3つあります。①会社員として働く、⓶独立してフリーランスになる、③在宅で仕事を受ける、といった3つです。では、この3タイプには、どういった違いがあるのでしょうか。

 - 月給制ではなく出来高、仕事単位、働いた分だけ報酬が得られる

まず、大きな違いは報酬形態です。会社員は月給制ですが、フリーランスや在宅ワークとして仕事をする場合は、出来高払いや仕事単位での報酬になります。言ってみれば、働いた分だけ報酬が得られるということなので、自分の能力次第では超高収入も夢ではないのです。

  * フリーランスWebデザイナー、在宅Webデザイナーの年収は?

では、フリーランスWebデザイナーの気になる年収はいくらぐらいでしょうか。

求人・転職サイトの「doda」の調べによると、Webデザイナーの平均年収は357万円となっています。ただ、これはフリーランスに限ったものではなく、あくまでもWebデザイナーという職種の平均年収ということになります。後述する「フリーランススタート」調べによる案件単価から換算すると、フリーランスの場合の平均年収は週5日常駐する案件を月に2件こなすことができれば、単純計算で92.6万円ということになります。

在宅の場合は、フリーランスに比べて活動範囲が狭くなるので、年収は多少、少なくなるでしょう。ちなみに、厚生労働省が発行している「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」によると、Webデザイナーに限定したものではありませんが、「在宅ワーク」の仕事による平均的な月収は「5万円以下」(27.7%)が最も多く、次いで「10~19万円」(18.5%)となっています。

  * 案件単位の相場は?

Webサイトの制作やホームページのデザイン、ときにはHTMLやCSSなどの知識を駆使してコーディングを行うのがWebデザイナーの主な仕事ですが、そうした案件単位での相場はいくらなのでしょうか。ITフリーランス案件・求人サイトの「フリーランススタート」によると、作業時間を週5日常駐した場合(労働時間は月140~180時間)と考えて、40~70万円、平均単価は46.3万円としています。ただ、経験年数やスキルによって大きく異なり、経験5年で55~80万円といった調査結果になっています。


 - 営業から事務処理まで、全て自分自身で行う

フリーランスは働いた分だけ稼げるわけですが、当然のことながら仕事がなければ収入はゼロです。仕事を得るためには、自分から「営業」をする必要があります。人脈の広さ、ある程度のコミュニケーション能力が求められるといっていいでしょう。また、仕事を受注して納品するまでの一連の事務処理もひとりでこなさなければなりません。請求書の発行、年に1度の確定申告も自分でやることになるので、そのあたりの知識も十分に備えておく必要があります。

フリーランスWebデザイナー、在宅Webデザイナーとしての独立はおすすめかどうか?

たくさん仕事をこなせば、その分、高収入を得られるので、十分なスキルとキャリアを持っているのであれば、独立をして「個人事業主」として活躍したほうが仕事の幅が広がるでしょう。人と人とのつながりで仕事のオファーがあることも多く、人付き合いに長けている人であれば、独立が向いているかもしれません。ただ、前述したように、自分でやらなければならない事務処理もあるので、独立をする・しないは、よく考えてから答えを出すようにしましょう。

フリーランスWebデザイナーになる前に準備しておくと良いこと

Webデザインの勉強をして、サイト制作がひととおりできれば、いつでも誰でもフリーランスWebデザイナーを名乗ることはできます。しかし、Webデザインの仕事がなければ、名ばかりのWebデザイナーになってしまいます。正真正銘のフリーランスWebデザイナーになるためには、十分な準備が必要です。仕事を得るための人脈作りやポートフォリオの作成、運営資金を確保しておくなど、事前に準備をしておくことが「いい仕事」をしていくことにつながるのです。何も準備をしないでなんとなくフリーランスになっても、仕事がなくて軌道に乗る前に廃業…ということになりかねません。誰でもフリーランスを名乗ることはできても、「仕事」を続けていくことは簡単なことではありません。そこで、ここでは事前に準備しておきたいことについてご紹介します。

 - 固定客を得られるように「人脈」を作っておく

前述しましたが、仕事を得るためには、人とのつながりが重要になってきます。学生時代の友人やちょっとした集まりで知り合った人など、「この人からなら、仕事を受けたい」と思えるような人を人脈にして、長く付き合える関係性を作っておきましょう。そうした人脈の中から、「固定客」が見つかれば、安定した収入にもつながります。また、一度、仕事をして信頼を得られれば、口コミで仕事が舞い込むこともあります。人脈を大切にして、どんな仕事も丁寧に、お客様の立場に立って取り組めば、仕事が絶えることはないでしょう。また、WEBデザインの勉強をしていたときの先生や友人との交流も絶やさないようにして、情報交換やときには仕事の相談ができるような関係性を保っておくとよいでしょう。

- ポートフォリオ・自身のWebサイトの作成

自分には何ができるのか、どんな技術を持っているのか、どんなセンスでデザインをするのか。自分の「能力」をアピールしなければ、仕事を発注したくても不安でできません。そのために作っておいたほうがよいのが「ポートフォリオ」です。ポートフォリオとは、いわゆる「作品集」のこと。自分が作ったクリエイティブ作品を、プリントアウトしてファイルにまとめておきます。1回作って終わりというものではなく、中身はこまめにアップデートするようにしましょう。自身のwebサイトを作っておくのもおすすめです。どんな人間か、どんなモノを作るのかといったことがすぐにわかるサイトがあれば、仕事を依頼する側の理解も早く、自分に向いた仕事を受注できる機会も増えます。

 - 仕事の取り方を増やす(クラウドソーシングへの登録、SNSでの発信等)

フリーランスとして有効活用したいのが、クラウドソーシングへの登録です。クラウドソーシングとは、企業が不特定多数の人にネットを介して仕事を発注する仕組みのこと。「クラウドワークス」、「ランサーズ」といった、クラウドソーシングの大手サイトに登録すれば受注のチャンスが増えます。また、SNSでの発信も積極的にするとよいでしょう。FacebookやInstagram、Twitterなどで、自分の仕事や取り組んでいることを共有すれば、多くの人にアピールできます。投稿記事を見て、「この人に発注してみたい」と思ってくれる人がいるかもしれません。つながっている友人が、クライアントを紹介してくれる可能性もあります。SNSを営業ツールのひとつとしておおいに活用して、仕事が取れるフリーランスになりましょう。

- 運営資金の準備

フリーランスになったら、サラリーマンのように安定した収入はありません。しばらくの間は収入がなくても生活ができるようにお金を貯めておくようにしましょう。フリーランスで仕事を受注できたとしても、納品するまでは報酬は得られません。仕事をしている間の交通費や資料代などは、立て替えておくことになるので、そういう意味でも、ある程度の資金を用意しておく必要があります。WEBデザイナーであれば、レンタルサーバー代や使用するソフトの料金も必要になります。当然のことですが、一人暮らしをしているなら、家賃も考えなければなりません。自身のひと月の生活費を今一度、見直して、「このぐらいあれば安心」という額を資金として用意しておきましょう。

フリーランスなってから活躍するためのポイント

フリーランスになってから、バリバリ活躍するためには、相応の努力が必要です。何もしなければ、仕事は舞い込んではきません。ここでは、活躍できるためのポイントをご紹介します。

 - クライアントのニーズを把握出来るようになる

仕事はクライアントがいるからこそ、受注できるものです。まずはクライアントのニーズを把握出来るようになることが重要です。クライアントが本当に望んでいることは何か。たとえば、ひとつのサイトを制作するとき、クライアントは誰に何を伝えたいと考えているのか。サイトを作ることで、何を達成したいのか。目標を明確にし、目標達成のためにどんなデザインが適切なのかを提案するのがWEBデザイナーです。サイトができあがったら終わり、ではなく、その後のフォローをすることも念頭に入れておきましょう。

 - 仕事のスケジュール管理を行えるようになる

こなせばこなすほど収入を得られるからといって、やみくもに仕事を受けて、納期に間に合わなかった、ということがあってはなりません。納期を厳守できないようでは、フリーランスとして活躍はできません。ときには断ることも必要です。納期に間に合うよう、自身でスケジュールをしっかり管理してこそ、プロのデザイナーです。

 - 常にスキルアップをする

WEB業界は日々、進歩しています。昨日まで新しいとされていたデザインも、今日には古くなっているということもあります。HTMLやJavaScript、PHPといったプログラミングの知識も、常に新しい情報をキャッチして更新していかなければ、フリーランスではやっていけません。WEB関連のサイトをチェックしたり、関連のセミナーに参加するなど、常にスキルアップを意識して学びの精神を忘れないようにしましょう。


まとめ

フリーランスWEBデザイナーは、一見、かっこよく見える仕事です。しかし、名実ともにプロのフリーランスWEBデザイナーとなるためには、ゆるぎない覚悟とたゆまぬ努力が必要です。万全の準備をした上で、クライアントニーズに応えられるWEBデザイナーを目指しましょう。

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