近年、AI技術の進化に伴い、画像生成AIが注目を集めています。特に「Midjourney」は、その高品質な画像生成能力で多くのクリエイターやデザイナーに利用されています。本記事では、Midjourneyがどのようなサービスなのか、使い方や料金プラン、登録方法などを詳しく解説します。これからMidjourneyを始めたい方や、興味がある方は是非ご覧ください!
【目次】
そもそも画像生成AIとは?
画像生成AIとは、人工知能を活用して自動的に画像を作成する技術のことです。膨大なデータを学習したAIが入力されたテキストや条件に基づいて画像を生成してくれます。近年、デザインやクリエイティブな現場でこの技術は広く利用されるようになってきており、アート作品やプロダクトデザイン、広告素材の制作など、多岐にわたる分野で活躍しています。また、この技術の進化により、専門知識がない人でも手軽に高品質なビジュアルコンテンツを作成できるようになりました。
Midjourneyとは?
Midjourneyと呼ばれる画像生成AIは、特にアートやデザインの分野で注目されており、クリエイターやデザイナーの間で話題になっています。ユーザーは簡単なテキストを入力するだけで、独自のスタイルやテーマに基づいた画像を生成でき、商業利用にも対応可能な高解像度の画像を作成できます。新たなクリエイティブツールとして、個人や企業にわたり、幅広い用途で使用されています。
対応言語について
Midjourneyは主に英語をベースにしていますが、日本語を含むいくつかの言語にも対応しています。日本語での入力も可能なため、日本のユーザーにも使いやすい点が魅力です。ただし、英語で入力した方がより精度の高い結果が得られることが多いため、英語のスキルがあるとさらに便利に活用できます。今後のアップデートでさらに多言語対応が進むことに期待ですね。
商用利用について
Midjourneyで生成された画像は商用利用が可能です。ただし、しっかりとMidjourneyの利用規約をよく読みましょう。また、利用するプランによっては商用利用に関する制限が異なる場合があるため、事前にプラン内容を確認しておきましょう。特に、商用で使用する場合は、生成された画像が他の著作権で保護された素材を含まないか確認することが重要です。また、公式サイトで最新の情報をチェックすることも忘れずに行いましょう。
Midjourneyの料金形態
Midjourneyは、ユーザーに合わせた複数の料金プランを提供しています。各プランには異なる機能や特典が含まれています。それぞれのプランの違いを理解して自分に最適なものを選びましょう。
Basic Plan
Basic Planは、月額10ドルで、毎月200枚の画像を生成することができます。このプランでは、基本的な画像生成機能が利用でき、クリエイティブな趣味を楽しみたい方や、ちょっとしたプロジェクトに画像を使用したい方におすすめです。また、基本的なカスタマイズ機能も付いているため、初めての方でも使いやすい内容となっています。
Standard Plan
Standard Planは、月額30ドルで、毎月600枚の画像を生成でき、商用利用も許可されています。また、アップスケールやバリエーション生成などの追加機能が利用できるため、より高品質な画像制作が行えます。デザイナーやアーティストなど、頻繁に画像を作成する方におすすめです。
Pro Plan
Pro Planは、月額60ドルで、無制限の画像生成が可能なプランです。このプランは、プロフェッショナルなクリエイターや企業向けに設計されています。商用利用が許可されているだけでなく、優先的なサポートや、新機能への早期アクセスも含まれています。特に、多くのプロジェクトを抱える方や、クオリティにこだわりたい方に最適なプランです。
Mega Plan
Mega Planは、月額120ドルで、無制限の画像生成に加え、チームでのコラボレーション機能や高度なカスタマイズオプションも利用できます。企業や大規模なプロジェクトに対応しており、必要なサポートも充実しています。多くのメンバーでの利用を想定している場合に最適なプランです。
Midjourneyの登録方法の流れについて
Midjourneyを利用するためには、まずアカウントを作成する必要があります。Discordアカウントを作成後、Midjourneyのサーバーに参加することで、すぐに画像生成が可能になります。具体的な手順を見ていきましょう。
前提準備|Discordのアカウント作成
Midjourneyを利用するためには、まずDiscordのアカウントを作成する必要があります。Discordは、オンラインでのコミュニケーションツールとして広く使用されており、Midjourneyもこのプラットフォーム上で機能しています。Discord公式サイトにアクセスし、ログイン、登録をクリックします。その後、メールアドレスやユーザー名、パスワードを入力するだけでアカウントが作成されます。登録後、メールで送信された確認リンクをクリックしてアカウントを有効化します。
Midjourneyの公式サイトにアクセス、招待を受ける
Discordアカウントを作成したら、次はMidjourneyの公式サイトにアクセスして、サービスに参加するための招待を受ける必要があります。Midjourneyの公式サイトには、ユーザーが簡単にサーバーに参加できるリンクが用意されています。サイトにアクセスしたら、専用の招待リンクをクリックすることで、MidjourneyのDiscordサーバーに参加することができます。このリンクをクリックすると、自動的にDiscordが開き、参加するチャンネルが表示されます。初めて参加する場合、サーバーのルールやガイドラインに目を通すことが求められますので、しっかりと確認しておきましょう。
利用規約の確認・同意
MidjourneyのDiscordサーバーに参加したら、利用規約を確認し、同意する必要があります。利用規約は、サービスの利用に関する重要な情報を含んでおり、特に商用利用や著作権に関するルールが定められています。これを無視してしまうと、後々トラブルになる可能性がありますので、必ず目を通して理解しておくことが大切です。利用規約は、Discordのサーバー内の指定されたチャンネルに掲載されていることが多いです。内容を確認したら、同意するためのリアクションやコマンドを入力することで、正式にサービスを利用することができます。
自分に合ったプランの選択
Midjourneyには、複数の料金プランが用意されています。それぞれのプランには異なる機能と制限があり、自分に最適なものを選ぶようにしましょう。例えば、趣味で楽しむ場合はBasic Plan(月額10ドル)。商業利用やより多くの画像生成が必要な場合は、Standard Plan(30ドル)やPro Plan(60ドル)をおすすめします。これらの有料プランでは、商用利用が可能で、アップスケール機能や優先サポートなど、追加機能も利用できるため、プロフェッショナルな活動にも対応しています。各プランを比較し、自分に合ったプランを選ぶようにしましょう。
※年間100万ドル以上の総収入がある企業が商用利用をする際はPro PlanまたはMega Planに加入する必要があります。
無料画像生成AIサービス おすすめ3選
近年、画像生成AIの技術が急速に進化し、クリエイティブな作業を支援するツールが続々と登場しています。特に無料で利用できるサービスは、プロから初心者まで幅広い層に人気です。今回は、おすすめの無料画像生成AIサービスを3つ紹介します。
Bing Image Creator
Bing Image Creatorは、Microsoftが提供する無料の画像生成AIで、簡単に高品質な画像を作ることができます。DALL·Eという画像生成の技術を基にしており、短い文章を入力するだけで、画像が生成されます。Microsoftアカウントさえあれば誰でも利用でき、BingのAIチャットから画像を生成できたり、操作もシンプルで、アイデアをすぐ形にしたいときに役立つツールです。
Canva
Canvaは、グラフィックデザインが簡単にできるオンラインツールとして知られていますが、最近はAIによる画像生成機能も追加されました。プレゼンテーションやSNS投稿用のデザインをすばやく仕上げるのに便利で、生成した画像はそのままCanva内のテンプレートに組み込むこともできます。直感的な操作性と豊富な機能により、初心者でも短時間で魅力的なデザインを完成させることができるのが魅力です。無料プランでも十分な機能が利用でき、より高度なオプションが必要な場合は有料プランへのアップグレードが可能です。
Meitu
Meituは、主にモバイルアプリで知られる無料の画像編集および生成ツールです。特に、美肌効果やフィルターを駆使した自撮り編集が得意で、簡単に魅力的な画像を作成できます。最近ではAIを活用した画像生成機能も追加され、テキストを入力したり、テンプレートを使用することでおもしろかわいい画像を生成してくれます。生成した画像は、SNSやブログ投稿に直接利用できます。無料プランでも多くの機能が利用できますが、追加機能を使いたい場合はプレミアムプランへのアップグレードも可能です。
有料画像生成AIサービス おすすめ3選
「もっとクリエイティブな画像を作りたい」「商業利用にも安心して使えるAIを探している」という方には、有料サービスがおすすめです。無料プランでは得られない高品質な出力や、細かな調整機能が魅力のこれらのサービスは、クリエイターにとって心強い味方となります。ここでは、特に人気の高い3つの有料画像生成AIサービスをご紹介します。
Runway
Runwayは、画像生成だけでなく動画生成にも対応する多機能なAIツールです。テキスト入力から静止画・動画を簡単に生成できます。注目される「AIビデオ編集」機能では、背景の自動削除やスタイル変換、エフェクトの適用が素早く行え、手軽に高度な映像作品を作成できます。
さらに、動画生成にはプロンプトを使い、ストーリー性のあるショートムービーやSNS向けコンテンツも制作可能です。ただし、日本語対応がないのが注意点になります。料金プランは月額制で、様々なプランが用意されているので用途に応じて選択しましょう。
Leonald AI
Leonald AIは、ユーザーの細かな指示に応じて、カスタマイズ可能な画像を生成することが得意なサービスです。高度な調整機能があり、広告制作など、商業利用を前提としたプロジェクトでも活躍します。具体的な色味やスタイルの指定ができるため、独創的なビジュアルを作り上げることができます。また、サポートも手厚く、困ったときには迅速に対応してくれるのも安心できるポイントです。料金体系は月額制と従量課金制が用意され、プロジェクトに応じて使い分けができます。
SeaArt
SeaArtは、特にアート寄りの作品や抽象的なデザインを求める人におすすめの画像生成AIです。NFTアートやデジタル作品の制作に対応しており、多彩なエフェクトやスタイルを駆使して、唯一無二のビジュアルを作り出します。その自由度の高さから、個性的な作品を追求するアーティストにも人気があります。基本は有料プランですが、初めての利用者向けに無料トライアルも提供されているので、気軽に試してから本格的な活用を検討することができます。
画像生成AIについて詳しく学ぶならデジタルハリウッド専門スクール
デジタルハリウッド専門スクールでは、プロンプトエンジニアリングがクリエイターにとって標準的なスキルになると考え、2023年9月から本講座と前身となる「クリエイターのためのプロンプトエンジニアリング講座」の提供を開始しました。毎月1日に開講しています。
ビジネスシーン、クリエイティブ制作シーンでのAI活用を想定し、陳腐化しない原理原則と豊富なケーススタディを体系的にカリキュラム化、「 軸となる6つのAI活用スキル 」と「 65のTips 」の習得を目指すことができます。
生成AIに馴染みのない方でも、優れたプロンプトを操る能力を身に付けることを目標としているカリキュラムとなっています。何か質問のある方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
Midjourneyは、直感的に画像を生成できる強力なAIツールで、多くのクリエイターに支持されています。有料プランでは基本的に商用利用ができ、幅広い用途に対応しています。Discordを通じてすぐに始められるのも魅力です。今後もAI技術が進化する中で、Midjourneyはさらなる成長が期待されるサービスと言えるでしょう。興味がある方は、ぜひ一度試してみてください。