Webデザイナーは海外で働ける?需要・年収の実態から、日本にいながら案件を獲得する方法まで解説

公開日:2026-08-17

Webデザイナーは海外で働ける?需要・年収の実態から、日本にいながら案件を獲得する方法まで解説

Webデザイナーは海外で働ける?需要・年収の実態から、日本にいながら案件を獲得する方法まで解説

公開日:2026-08-17

「Webデザインのスキルを活かして海外で働きたい」「日本にいながら海外のクライアントと仕事がしたい」——そう考えるWebデザイナーや、これからWebデザインを学ぶ人が増えています。しかし一口に「海外で働く」といっても、現地企業に転職する、ワーキングホリデーで渡航してから就職先を探す、あるいは日本に住んだまま海外案件を受注するなど、選べる道はいくつもあり、必要な準備や語学力も道によって大きく異なります。本記事では、海外におけるWebデザイナーの需要や年収のリアル、日本との働き方の違いを整理したうえで、日本にいながら海外案件を獲得する具体的な方法、現地就職の進め方と必要な語学力、ワーキングホリデー・学生ビザといった選択肢までを、公的データと海外就職メディアの情報をもとに解説します。海外移住そのものを具体的に検討している方向けの、ビザの種類や移住準備のロードマップについては別記事で詳しく整理していますので、そちらもあわせてご覧ください。

この記事の要約

海外で働く方法 4つ(案件受注・就職・ワーホリ/学生ビザ・移住)
求められるスキル デザイン+コーディング+SEO・アクセス解析
Upworkの手数料 一律10%(出金方法により為替コストが変動)
ワーホリ協定国・地域 32カ国・地域(2026年4月時点)

Webデザイナーが「海外で働く」を実現する4つの選択肢

一言で「Webデザイナーとして海外で働く」といっても、実現の仕方は大きく4つに整理できます。1つ目は、日本に住んだまま海外のクライアントから案件を受注するフリーランスの働き方です。2つ目は、海外の現地企業や日系企業の現地法人に就職・転職する方法です。3つ目は、ワーキングホリデービザや学生ビザを使って渡航し、現地でのインターンや実務経験を積んでからキャリアをスタートさせる方法です。4つ目は、これらを発展させて生活拠点そのものを海外に移す「海外移住」です。

選択肢 生活拠点 必要なビザ 向いている人
日本にいながら海外案件を受注 日本 基本的に不要(就労ビザ等は不要) まず海外の仕事に挑戦したい人、語学力に自信がない人
海外企業への就職・転職 海外 就労ビザ(企業のスポンサーが必要) 年収アップ・キャリアアップを目指す現役デザイナー
ワーホリ・学生ビザ→インターン 海外 ワーキングホリデービザ/学生ビザ 実務経験や語学力を積みながら段階的に挑戦したい人
海外移住(上記の発展形) 海外 就労ビザ/デジタルノマドビザ等 生活そのものを海外に移すことを決めている人

このうち「海外移住」を前提としたビザの種類や税金、移住準備のロードマップについては情報量が多いため、別記事で詳しく解説しています。本記事では、移住するかどうかにかかわらずまず知っておきたい「需要・年収・働き方の違い」と、比較的ハードルの低い「日本にいながら海外案件を獲得する方法」「現地就職の進め方」を中心に見ていきます。

海外Webデザイナーの需要は本当に高いのか

Webサイトを持つ企業は業種・規模を問わず広がり続けており、Webデザイナーへのニーズそのものが縮小する見通しは立てにくいというのが業界メディアの共通認識です。海外就職メディアの記事でも「大企業から中小企業まですべての組織がWebサイトを必要としており、Webデザイナーの仕事は今後も残り続ける」と紹介されており、国・地域によっては日本以上に採用ニーズが強いとされる市場もあります。

出典:海外でWebデザイナーとして働くために|WEBCAMP MEDIA

ただし「需要がある」ことと「未経験からすぐに採用される」ことはイコールではありません。海外の採用市場では即戦力採用が基本で、入社後の研修体制が手厚いとは限らないため、応募の時点である程度のスキルと実績(ポートフォリオ)を示せることが前提になります。需要の高さを追い風にするためにも、次章以降で紹介するスキルと語学力の準備が欠かせません。

出典:デジタルハリウッド 働き方図鑑(海外就職)

また、企業側がリモートワークを前提に人材を採用する動きが世界的に広がっていることも、Webデザイナーにとっては追い風です。特にIT・スタートアップ業界では、国内に限定せずグローバルで人材を採用する企業が増えており、こうした企業では「どこに住んでいるか」よりも「どんな課題を解決できるか」が重視される傾向があります。日本に住みながら海外企業のリモートポジションに応募する、あるいは海外クライアントのプロジェクト単位で参画するといった働き方も、就職・移住とは別の現実的な選択肢として広がりつつあります。

海外Webデザイナーの年収相場|日本との比較

日本国内の年収相場としては、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、Webデザイナー(Web制作会社勤務)の平均年収は539.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査、平均年齢39.1歳時点)とされています。

出典:Webデザイナー(Web制作会社)|job tag/厚生労働省

海外の年収水準については、公的統計による国際比較データは限定的なため、民間メディアの調査値を参考情報として紹介します。あるプログラミングスクール系メディアの記事では、日本のWebデザイナーの平均年収を約447万円とする一方(job tagとは算出基準・調査対象が異なる別基準の数値です)、アメリカ約780万円、オーストラリア約670万円、カナダ約580万円、ニュージーランド約590万円という水準を紹介しています。一方、別の海外就職メディアの記事では、日本約426万円に対してアメリカ約463万円、イギリス約497万円、オーストラリア約424万円、ニュージーランド約370万円という、より近い水準の数値も紹介されており「日本と比べてあまり大きな差はない」と結論づけています。

出典:海外でWebデザイナーとして働くために|WEBCAMP MEDIA レバテッククリエイター「Webデザイナーが海外で働くには?」

このように、参照するメディアや調査基準によって数値には幅があります。共通して言えるのは、経験年数や職種(デザイナーかUI/UXデザイナーか等)、都市部か地方か、為替レートによっても実際の手取りは大きく変動するということです。「海外=高年収」と単純に捉えるのではなく、応募する企業や職種ごとの求人情報で個別に確認することが実践的です。

海外の採用市場で評価されるスキルを、体系的に身につけるという選択肢

海外の採用市場では、デザインだけでなくコーディングやSEOまで含めた「Web全般の専門性」が問われる傾向があります。まずは無料の資料請求で、コース内容を確認してみませんか。

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求められるスキル・働き方は日本とどう違うのか

海外でWebデザイナーとして働く場合、日本国内で評価されるスキルセットだけでは不十分になりやすい点に注意が必要です。デジタルハリウッドの働き方図鑑では、海外でのWebデザイナー就職について「デザインだけではなく、プログラミング、SEO、アクセス解析など、Web全般の専門性が問われる傾向が高くなっています」と紹介されています。日本ではデザイナー・コーダー・SEO担当と役割が分業されている制作会社も多い一方、海外、特に人員が少ないスタートアップや制作会社では、1人のWebデザイナーがデザインからコーディング、公開後の効果測定・改善提案までを幅広く担うケースが珍しくありません。

出典:デジタルハリウッド 働き方図鑑(海外就職)

厚生労働省の職業情報でも、日本国内のWebデザイナーの主要業務としてコンセプト決定(実施率90.0%)やHTML・CSSを用いたコーディング(同80.0%)が挙げられており、日本国内であってもデザインとコーディングの両方を扱える人材はすでに評価されやすい傾向にあります。海外を目指すのであれば、この「デザイン+コーディング+運用知識」という土台を、より意識して固めておくとよいでしょう。

出典:Webデザイナー(Web制作会社)|job tag/厚生労働省

語学力についても、目指す働き方によって求められる水準が異なります。日系企業や日本企業の現地法人であれば、基本的にそれほど高い英語力を求められないケースもありますが、現地企業への直接応募や外資系企業への転職では、応募時点でビジネスレベルの語学力が求められることが一般的です。応募書類も、英語のポートフォリオ・レジュメ(履歴書)・カバーレターの3点セットを用意する必要があり、Web上で閲覧できる形式に加えてPDF版も準備しておくと、採用担当者に伝わりやすくなります。

出典:デジタルハリウッド 働き方図鑑(海外就職)

日本にいながら海外案件を獲得する方法(フリーランス編)

「まずは海外の仕事に挑戦してみたいが、渡航や就労ビザはハードルが高い」という場合には、日本に住んだまま海外のクライアントから案件を受注するフリーランスという選択肢があります。Webデザイナーはパソコンとインターネット環境があれば場所を選ばずに働きやすい職種のため、このスタイルとの相性は比較的良いといえます。

代表的な入り口が、Upworkに代表される海外のフリーランスマッチングプラットフォームです。Upworkでは公式サイトで「I'm a freelancer, looking for work」を選び、名前・メールアドレス・国などを登録してアカウントを作成します。「Find work」からカテゴリ検索やキーワード検索で案件を探し、「Submit a Proposal」で提案文(カバーレター)を作成して応募する流れが基本です。応募には「Connects」と呼ばれるポイントを消費するため、実績のない最初のうちは、受注できる可能性が高い案件に絞って応募するのが効率的だとされています。

出典:Upworkの始め方完全ガイド|Wise

初めて案件を獲得するためのポイントとして、資格や実績を漏れなく記載してプロフィールを充実させること、案件ごとの課題に寄り添った個別の提案文を作成すること(定型文の使い回しは避ける)、自分のスキルが相手の課題をどう解決できるかを具体的に示すことの3点が挙げられています。不採用が続く場合は、競合するフリーランスのプロフィールをリサーチして改善を重ねることも有効です。

出典:Upworkの始め方完全ガイド|Wise

報酬の受け取り方法も事前に把握しておきたいポイントです。Upworkでは銀行振込・PayPal・Payoneer・Wiseなど複数の出金方法が用意されていますが、サービス手数料は一律で報酬額の10%が差し引かれます(1,000ドルの案件なら手取りは900ドル)。出金方法ごとに為替コストと着金までの日数が異なり、銀行電信送金は1回あたり30ドルの手数料に加えて為替コストも高めで着金まで3〜5営業日かかる一方、Wiseは出金手数料が無料で為替コストも実勢レート+0.4〜0.7%程度、着金も1〜2営業日と比較的コストを抑えやすいとされています。デザイン・IT関連の案件の時給相場は15〜120ドル程度と職種によって幅があり、経験や実績を積むことで単価が上がっていく傾向にあります。

出典:Upworkの手数料はいくら?2026年版|@SOHO

案件を獲得したあとのやり取りにも、日本国内の制作業務とは異なる勘所があります。時差の大きいクライアントとはリアルタイムのやり取りが難しいため、SlackやNotionなどの非同期コミュニケーションツールで進捗や意図を丁寧に文章化しておくこと、Figmaなどのデザインツールでコメント機能を使いながら認識をすり合わせることが、スムーズな進行のコツです。またUpwork以外にも、Freelancer.comやデザイン特化の99designs、より上級者向けのToptalなど、プラットフォームによって案件の傾向や単価帯が異なります。最初はUpworkのように案件数が多く実績を積みやすいプラットフォームから始め、実績が増えてきた段階でより単価の高いプラットフォームに挑戦する、という進め方も現実的です。

日本にいながら海外案件に挑戦する場合のおおまかな流れは、次の3ステップで整理できます。最初の1件を獲得するまでに時間がかかることも珍しくないため、本業や日本国内の案件と並行しながら、焦らず実績を積んでいく姿勢が大切です。

1

ポートフォリオを英語対応にする

英語(または挑戦したい言語)で自分のスキルと制作事例を説明できるポートフォリオを用意する。

2

プロフィールを整え、小規模案件に応募する

UpworkなどのプラットフォームでプロフィールとConnectsを整え、受注しやすい小規模案件に複数応募してみる。

3

実績を積み、単価の高い案件につなげる

受注した案件を丁寧にこなして評価(レビュー)を積み重ね、単価の高い案件や継続案件につなげていく。

なお、日本に住んだまま海外案件を受注する場合、居住者として通常の確定申告(総合課税)の対象になるのが基本で、生活拠点を海外に移す「移住」のケースで問題になりやすい非居住者判定や租税条約の適用といった論点は基本的に発生しません。この点は、海外に生活拠点そのものを移す場合の税務と大きく異なるポイントです。

海外企業への就職・転職活動の進め方と必要な語学力

現地企業や日系企業の現地法人への就職・転職を目指す場合、活動の進め方は大きく3つの入り口に分けられます。1つ目は、勤務先に海外拠点がある場合の社内転勤で、会社側が就労ビザ取得の手続きをサポートしてくれるケースが多く、英語力がそれほど高くなくても実現しやすいとされています。2つ目は、外資系企業や海外拠点を持つ企業へ転職したうえでの海外赴任で、チャンスは比較的多いものの入社時点でビジネスレベルの英語力を求められることが一般的です。3つ目は、現地企業へ直接応募・採用される方法で、就労ビザのスポンサーになってもらう必要があるため難易度は高くなりますが、その分、現地での生活・キャリアをゼロから自分で選べる自由度があります。

出典:レバテッククリエイター「Webデザイナーが海外で働くには?」

求人の探し方としては、iconicJobやキャリアクロス、Daijobといった海外就職に特化した転職サイト、LinkedInやWantedlyといったビジネスSNS、JAC Recruitmentやパソナキャリア、マイケルペイジ、Hays(ヘイズ)といった転職エージェントの活用が挙げられます。エージェントは非公開求人の紹介や条件交渉のサポートも行っているため、初めて海外就職に挑戦する場合は、複数のエージェントに登録して情報収集の幅を広げておくと安心です。

出典:海外でWebデザイナーとして働くために|WEBCAMP MEDIA

応募書類は、日本の転職活動とは異なり英語版のポートフォリオ・レジュメ・カバーレターが基本セットになります。ポートフォリオは制作物を並べるだけでなく、「どのような課題をどう解決したデザインなのか」を英語で説明できる構成に整えておくことが重要です。面接では、日本国内の面接と同様にこれまでの実績やキャリアプランを問われることに加え、英語(または現地語)でのコミュニケーション力そのものも評価対象になります。オンライン面接が中心になるケースも多いため、通信環境や画面共有を使った作品説明のシミュレーションも事前に済ませておくとよいでしょう。

出典:デジタルハリウッド 働き方図鑑(海外就職)

選考プロセスの大まかな流れも、日本国内の転職活動とは多少異なります。一般的には、英語レジュメとポートフォリオによる書類選考のあと、実務に近い課題を提示される簡単なデザインテストやポートフォリオレビュー、そして1〜2回のオンライン面接(現場の担当者・マネージャー等)を経てオファーに至るケースが多く見られます。面接では過去の制作物について「なぜそのデザインにしたのか」「どんな制約の中で何を優先したのか」といった意思決定のプロセスを問われることが多いため、代表的な制作物を2〜3点、英語でストーリーとして語れるように準備しておくと安心です。就労ビザのスポンサーが必要な現地企業への応募では、選考の早い段階でビザサポートの有無を確認しておくと、後になって「ビザが出せない」という理由で内定が流れるリスクを避けやすくなります。

ワーキングホリデー・学生ビザからのインターン、現地採用という道

「いきなり就職・転職に挑戦するのは難しいが、現地での実務経験や語学力を積んでからキャリアをスタートさせたい」という場合に選ばれるのが、ワーキングホリデービザや学生ビザを使って渡航し、現地でのインターンや実務経験を積んでから就労につなげるルートです。

ワーキングホリデービザは、日本と協定を結ぶ国・地域で休暇を過ごしながら就労・就学もできる制度で、2026年4月1日時点で32の国・地域と協定が結ばれています。対象年齢は原則18歳以上30歳以下ですが、オーストラリア・カナダ・韓国・アイルランドの4カ国は原則18歳以上25歳以下とやや若く設定されています。国によっては受け入れ人数の枠が設けられており、渡航先ごとの最新の条件を外務省の公式情報で確認しておくことが欠かせません。

出典:外務省「ワーキング・ホリデー制度」

海外の専門学校が用意する「Co-op(コーオプ)留学制度」のように、学生ビザを起点として就学期間中に有給インターンとして現地企業で働ける制度もあります。学業と並行して実務経験を積み、卒業後に就労ビザへ切り替えていく道筋を描きやすい点が特徴です。ワーキングホリデー・学生ビザともに年齢や在籍状況などの条件があるため、渡航を決めたら早めに情報収集を始めることが重要です。これらのビザの詳しい要件や、実際に移住まで実現したデジタルハリウッド卒業生の事例については、海外移住をテーマにした別記事で詳しく紹介しています。

未経験・初学者が海外を目指すために必要な準備

Webデザイン未経験から海外を目指す場合、優先順位をつけて準備を進めることが遠回りを防ぐポイントです。まず土台になるのは、デザインの基礎に加えてHTML・CSSなどのコーディング、SEOやアクセス解析の基礎知識まで含めた「Web全般のスキル」です。独学でも学べる範囲はありますが、実務レベルのフィードバックを受けながら体系的に学びたい場合は、就職・転職からフリーランスまでを見据えたスクールを活用するという方法もあります。

出典:Webデザイナー(Web制作会社)|job tag/厚生労働省 デジタルハリウッド 働き方図鑑(海外就職) Webデザイナー専攻|デジタルハリウッド

スキルの土台と並行して進めたいのが、英語(または志望する国・地域の公用語)でのコミュニケーション力の強化と、ポートフォリオの英語対応です。最初から現地企業への直接応募を目指すのではなく、まずは日本にいながら海外のフリーランス案件に挑戦して実績を積み、そこから現地就職やワーキングホリデーへとステップアップしていくという段階的なアプローチも、無理なく海外に近づく現実的な方法の一つです。

出典:デジタルハリウッド 働き方図鑑(海外就職)

よくある質問

英語が話せなくてもWebデザイナーとして海外の仕事はできますか?
日本に住んだままUpworkなどで海外案件を受注する場合、案件によっては最低限のやり取りができれば挑戦できるケースもあります。ただし、現地企業への就職や外資系企業への転職を目指す場合は、入社時点でビジネスレベルの語学力が求められることが一般的です。日系企業の現地法人であれば、必ずしも高い英語力が最初から必須とは限りません。
未経験からでも海外Webデザイナーを目指せますか?
海外の採用市場は即戦力採用が基本で、入社後の研修が手厚いとは限らないため、応募の時点である程度のスキルと実績(ポートフォリオ)を示せることが前提になります。未経験の場合は、まずスキルの土台を固め、日本にいながら小さな海外案件で実績を積むところから始めるのが現実的な進め方です。
現地就職と、日本にいながらの海外案件受注、どちらが年収は高いですか?
一概には言えません。現地企業への就職は現地の給与水準がそのまま適用される一方、日本にいながらの受注は案件の単価や受注件数によって収入が変動します。海外の年収水準は調査によって数値に幅があるため、応募する企業や案件ごとの条件で個別に確認することをおすすめします。
日本に住んだまま海外案件を受注した場合、確定申告は必要ですか?
居住者として通常のフリーランス収入と同様に、確定申告(総合課税)の対象になるのが基本です。海外に生活拠点そのものを移す「移住」の場合に問題になりやすい非居住者判定や租税条約の適用といった論点は、日本在住のまま働く場合は基本的に発生しません。個別の状況によって扱いが異なる場合もあるため、詳しくは税理士等の専門家にご確認ください。
会社員として働きながら、副業で海外案件に挑戦することはできますか?
Upworkなどのプラットフォームで受注する案件の多くは、時差やコミュニケーションの取り方さえ工夫できれば、副業として日本国内の勤務時間外に対応することも可能です。ただし、勤務先の就業規則で副業が制限されている場合や、競業に該当する業務を受けてしまう場合もあるため、事前に自社の副業に関する規定を確認しておくことをおすすめします。
海外で働くには、必ず海外移住が必要ですか?
必須ではありません。本記事で紹介したとおり、日本にいながら海外案件を受注する働き方や、ワーキングホリデー・学生ビザで一定期間だけ渡航する働き方もあります。生活拠点を本格的に海外へ移す「移住」を検討する場合のビザの種類や税金、準備のロードマップについては、別記事で詳しく解説しています。

まとめ

Webデザイナーが海外で働く方法は、日本にいながら海外案件を受注するフリーランス、現地企業・日系企業への就職・転職、ワーキングホリデーや学生ビザからのインターンを経由するルート、そして生活拠点そのものを海外に移す移住まで、複数の選択肢に整理できます。海外の需要や年収は日本と単純に比較できるものではなく、参照する情報源によって数値にも幅がありますが、共通して求められるのは、デザインだけでなくコーディングやSEOまで含めた「Web全般のスキル」と、目指す働き方に応じた語学力です。まずは日本にいながら挑戦できるフリーランス案件から実績を積み、自分に合ったルートを見極めていくことが、無理なく海外に近づくための現実的な一歩になるでしょう。

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デジタルハリウッドSTUDIO編集部

全国に展開する「デジタルハリウッドSTUDIO」の運営・広報チームです。Web・映像・デザインを学ぶ受講生一人ひとりの挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、現場のリアルな声や最新の学習トピックスを発信しています。