グラフィックデザイナー専攻

鄭 智子さん
技術だけでは選ばれない。卒業生が実感した、デザインの仕事で本当に役立つ力とは

卒業生のプロフィール

PROFILE

鄭 智子さん

グラフィックデザイナー専攻卒業

プロフィール
大学卒業後、デジハリで学んだのち、デザイナーとして約8年間積み重ねる。現在はフリーランスとして活動し、化粧品や食品のパッケージデザイン、Webサイト制作など、さまざまな企業のクリエイティブに携わっている。

卒業生インタビュー

INTERVIEW

  • グラフィックデザイナー専攻を受講されたキッカケは何だったのでしょうか?

    学生時代の夢を捨てきれず、デザイナーを目指すことに

    学生時代からデザインに興味を持ち、将来的にはデザイン業界で活躍したいと考えていました。その想いを実現するため、デジタルハリウッドへの入学を決意しました。
    デジタルハリウッドを選んだ理由は、業界で活躍する多くのクリエイターやデザイナーとのつながりがあり、実践的なスキルを身につけられる環境が整っていると感じたからです。
    現場に近い学びを通じて、デザインの基礎から実務レベルまで幅広く習得することができました。

  • 約8年ぶりですね!お久しぶりです!
    現在は日本と韓国での2拠点生活をスタートされているとのことですが、いかがお過ごしでしょうか?

    本当に久しぶりですね!校舎がいろいろ変わっていて、なんだか緊張しております。
    近況としては4年ほど在籍したブランディング会社を退職し、 フリーランスのデザイナーとして、グラフィックとWebの両方の領域で活動しています。
    現在は、日本と韓国の2拠点で活動しているって感じですかね(ノマドワーカーみたいな働き方をしています)。海外案件は挑戦したいですが、言語の壁があるので、まずは日本の案件でじっくり実績を積まないとですね。



  • 今の仕事に活きている学びについて教えてください。

    デジタル領域をマルチに身に着けられたことが強みに

    デジタルハリウッド卒業後、Web制作会社3社、ブランディング会社2社を経験し、Webから各種印刷物まで本当に幅広いデザインに携わってきました。キャリアを重ねる中で、ヒアリングやディレクションのスキルも磨かれましたね。
    現在のキャリアに生きている経験はたくさんありますが、特にデジハリで培ったコーディングやプログラミングの知識は今でも大きな武器になっています。最近はAIやノーコードツールも普及していますが、裏側の構造や仕組みを理解できているからこそ、どんな案件もスムーズに進行できています。
    グラフィック業界では美大・芸大出身者が王道とされがちですが、デジタル媒体の重要性が増している今の時代、デジハリというデジタル領域の原点からスタートし、マルチなスキルを身につけられたこと自体が、私の強みになっていると感じています。
  • これまでのキャリアの中で、特に成長につながった経験はありますか?

    失敗って成長するチャンス

    私は小規模なデザイン事務所で働いてきたので、デザイナーになりたての頃から、デザイン業務だけでなく、クライアントとのやり取りや進行管理、見積書・請求書の作成、提案資料づくりなど、幅広い業務を経験してきました。最初は慣れないことばかりで、毎日必死でしたね(笑)。
    その後、ブランディング会社では撮影案件も多く、撮影資料の作成や香盤表づくり、ロケハンはもちろん、1人でクライアント相手に撮影ディレクションし、現場のカメラマン・スタイリスト・フードコーディネータと一緒に現場経験を積みました。
    撮影現場の流れが分からないと現場がスムーズに進まないため、最初は本当に苦労しました。
    また、紙媒体の制作では色校正の確認や印刷立ち会いなども担当しました。
    印刷に関する知識は、印刷会社やパッケージメーカー、フィルムメーカーなど、さまざまな専門分野の方々との仕事を通じて学びました。特に現場に立ち会った際には、色の再現や素材による見え方の違いなど、多くの発見がありました。 振り返ると、成長につながったのは成功体験よりも、むしろ失敗や反省の経験だったと思います。



  • 今後挑戦したいことについて教えてください。

    まずは独立したばかりなのでデザイナーとして、コツコツお仕事しつつ信頼をいただくことですね。

    将来的には、日本市場への進出を目指す韓国企業や、韓国市場への展開を考える日本企業の橋渡しとなるような事業に携わりたいと考えています。デザインやクリエイティブの力を活かしながら、企業のコミュニケーションやブランドづくりを支援し、両国のビジネスをつなぐ存在になることが目標です。
    また、人が集まる場所をいつか作りたいなとは思ってまして、ギャラリーカフェのようなお店を開いたら楽しそうだなと思います。韓国のカフェからインスパイアされたんですが、韓国のカフェってそれぞれ個性があって、居心地がよくおしゃれで可愛いんですよね。
    人がふらっと気軽に来れるような憩いの場所を作りたいななんて。
    前職場がただのデザイン事務所ではなく、商品販売や店舗運営もしていたので、商品が世の中に出回る仕組みや店舗運営などある程度理解しているので、今までの知識や経験が活きるかなと思っています。

  • これからデザインを学びたいという方へ
    「今まず優先して取り組むべきこと」は何だと思いますか?

    良いデザインの模写と“言語化”が成長を加速させる

    まず優先して取り組むべきなのは、「良いデザインを真似ること」「なぜ良いのかを言葉で説明できるようになること」です。私自身、デザイナーになりたての頃は長く愛されているデザインと呼ばれるデザインを数多く模写していました。ただ真似るだけでなく、「なぜこのレイアウトなのか」「なぜこの色なのか」と理由を考えながら言語化することで、デザインの構造が理解できるようになります。
    また、良いデザインを真似ることも大切ですが、それ以上に「なぜそのデザインが必要なのか」を考える習慣をつけることが重要だと思います。
    見た目だけを追うのではなく、「誰に何を伝えるためのデザインなのか」という目的まで考えることで、デザインの捉え方が大きく変わります。実際、私も当初は自分のデザインをうまく説明できず、提案が苦手でした。しかし、優れたデザインの意図を分析し、言葉で説明する習慣を続けたことで、提案の説得力が大きく向上しました。
    また、HTML/CSSなど実装の基本知識も早い段階で学んでおくことをおすすめします。
    実務ではエンジニアとの連携が欠かせないため、実装を理解して会話できるデザイナーは現場でも重宝されます。

*本サイトはパスワードが必要です。気になる方はshinjuku@dhw.co.jpへご連絡ください。