GUI(グラフィカルユーザインタフェース)とは?CUIとの違いやメリット・デメリットを紹介

GUIとは

公開日:2023-07-01

目次

GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)とは
 ユーザ
 インターフェイス
 ユーザインターフェイス
GUIの要素
GUIの歴史
GUIとCUIの違い
GUIのメリット・デメリット
まとめ

GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)とは

「GUI(ジーユーアイ・グイ・グーイ)」とは、「Graphical User Interface(グラフィカルユーザーインターフェース)」の略であり、ユーザーの使いやすさを重視し、アイコンやボタンなどを用いて直感的にわかりやすくコンピューターに指令を出せるようにしたユーザーインターフェースです。GUIではキーボードに加えてマウスなどのポインティングデバイスやタッチパネルによって視覚的に操作ができます。


ユーザー

ユーザーとは、一般的には、何かを利用する人を指します。ビジネスの中で商品を使う人をユーザーと定義し、ユーザーの視点に立った体験のことをユーザー体験(UX/User Experience)と言ったりします。

インターフェース

インターフェース(interface)とは、もともと”接点”や”境界面”を意味する言葉です。IT用語としてよく使われています。コンピューターシステムにおける接続する部分を指して使われ、情報のやりとりなUSBなども該当します。人とコンピューター、コンピューターとコンピューターの接点はインターフェースといえますが、人と人との接点は該当しません。

ユーザーインターフェース

インターフェースの中でも特に人とコンピューターの接点となる入出力システムをユーザーインターフェースと呼びます。User Interfaceの頭文字をとってUIといいます。Webサイトやアプリでいうとフォントやボタン、レイアウトなどの画面上の情報のすべてを指します。UIはiPhoneをはじめとしたスマートフォンの普及で注目されるようになりました。違和感なく使用することができる、ボタンなどはわかりやすく見つけることができるなど、UIの配慮を考えようとするときにUXを考える必要がでてくるため、一緒に語られることが多いですが、考え方としてはUXの中にUIがある、という位置づけです。

GUIの要素

アイコン、メニュー、ウィンドウ、ボタン、チェックボックス、ラジオボタン、テキストボックス、スクロールバーなどの要素があります。 コンピューターの画面上に表示されたボタンをマウスで押して処理の選択をすることや、ドラッグアンドドロップでフォルダ間のデータを移動することなどが可能です。

GUIの歴史

1984年に誕生したアメリカのApple社の一般ユーザー向けパーソナル・コンピューター「Macintosh(マッキントッシュ:通称Mac)」に初めて本格的なGUIが標準搭載されたことにより注目を集めました。多くの人にとってパーソナル・コンピューターが身近な存在となり、現在では標準化されています。 またゲーム機やスマートフォン、銀行の現金自動預け払い機やカーナビなど多くの製品に影響を与え、現代のユーザーインターフェースの先駆けになりました。

GUIとCUIの違い

GUIが登場する以前のコンピューターにはマウスがなく、キーボードだけで操作をしていました。具体的にはWindowsのコマンドプロンプトなどの黒い画面にコマンド入力を行いコンピューターに指令を出します。これを「CUI(シーユーアイ)」といいます。CUIは「Character User Interface(キャラクターユーザーインターフェース)」を略したもので、キーボードで文字だけを扱い、メモリーやストレージの消費も減らすこともできます。プログラミングのシーンではCUIで操作をする人も多いですが、知識がない人には操作が難しいです。

GUIのメリット・デメリット

GUIは視覚的に何を操作しているかわかりやすく、コマンドラインを知らなくてもアイコンなどを通じて同じ様な操作を直感的に実現できます。また、複数のアプリケーションを同時に操作する場合もウィンドウの切り替えで操作ができます。

反面、メモリーやストレージの消費量が多くなり、コマンドで扱える一部の機能が使えないなどのデメリットもあります。

まとめ

GUIについて説明してきました。最近はスマートフォンなども普及し、目で見て直観的に操作できることの需要が高まっています。GUIで操作できることで、幼い子供でも簡単に操作するといったことも当然になってきました。色やレイアウトの勉強、UXの知識などを身に着けることで、違和感のない使いやすいGUIをデザインできるでしょう。

関連ワード

著者:デジタルハリウッド スクール 編集部