GPT Image 2とは?新機能・料金・使い方を解説

公開日:2026-09-10

GPT Image 2とは?新機能・料金・使い方を解説

GPT Image 2とは?新機能・料金・使い方を解説

公開日:2026-09-10

「GPT Image 2」や「gpt-image-2」という名前を見かけたものの、これが何のツールで、これまでの画像生成AIと何が違うのか、料金や商用利用の可否まではよく分からないという方も多いのではないでしょうか。gpt-image-2は、OpenAIが2026年4月21日に提供を開始した画像生成AIモデルです。本記事では、gpt-image-2の主な新機能、DALL-Eシリーズとの違い、料金体系、使い方、商用利用時の注意点まで、グラフィックデザインの学習・実務に関心がある方向けに順を追って解説します。

この記事の要約

実体 OpenAIが2026年4月21日に提供開始した画像生成AIモデル
新機能 推論型のThinking mode、最大2K解像度、多言語テキスト精度向上
料金 トークン従量課金制。画像入力・キャッシュ入力・画像出力で単価が異なる
商用利用 規約上ユーザーに所有権。第三者権利侵害の利用は禁止

gpt-image-2とは?

gpt-image-2とは、OpenAIが提供する画像生成AIモデルです。デフォルトのスナップショットはgpt-image-2-2026-04-21として位置づけられており、2026年4月21日にAPIおよびCodex上で利用が開始されました。

基本的な処理の流れは、テキストや画像を入力すると、それに応じた画像が出力されるというものです。テキストだけでなく既存の画像も入力に使えるため、ゼロから画像を作る場合だけでなく、手元の画像を元に加工・編集したい場合にも活用できます。

名称に含まれる「2」という数字が示すとおり、gpt-image-2はOpenAIの画像生成モデルの中でも新しい世代にあたるモデルです。旧世代にあたるgpt-image-1や、後述するDALL-Eシリーズとの位置づけの違いは、次の見出し以降で整理します。

生成AI関連の用語に馴染みがない方は、クリエイティブ用語辞典であわせて基礎用語を確認しておくと、以降の解説がスムーズに理解できます。

gpt-image-2の主な新機能とできること

gpt-image-2では、従来モデルから複数の点で機能が強化されています。ここでは、推論の仕組み、対応解像度・アスペクト比、構造化された生成物の精度という3つの観点から、主な新機能を整理します。

推論型のThinking mode

gpt-image-2は、推論モデルとしての性質を持つ「Thinking mode」を搭載しています。画像を生成する前に、依頼内容をリサーチし、入力内容を変換し、複数のバリエーションを生成した上で、自己検証を行うというプロセスを経るとされています。

この仕組みにより、指示があいまいな場合でも、一度の生成で意図に近い結果が得られやすくなると考えられます。以前のモデルで「思っていたのと違う画像が出てくる」という経験をしたことがある方にとっては、体感しやすい変化のひとつになりそうです。

高解像度・柔軟なアスペクト比

対応解像度は最大2Kまで拡充されており、アプリ・広告・商品訴求・SNS投稿・プレゼン資料など、用途に応じたアスペクト比の選択肢も増えています。

グラフィックデザインの実務では、掲載先の媒体によって求められる縦横比が異なる場面が多くあります。あらかじめ複数のアスペクト比に対応できる点は、SNS用の正方形画像や、Webバナー用の横長画像など、用途に応じた出し分けをしたい場合に扱いやすい特徴といえます。

構造化生成・多言語テキストの精度向上

gpt-image-2では、図表・インフォグラフィック・チャート・ポスター・コミックといった、要素の配置や構造が重要になる生成物の精度が向上しているとされています。あわせて、複数の言語でのテキストレンダリング(画像内に文字を正確に描画すること)の精度も改善されています。

従来の画像生成AIでは、画像内の文字が崩れたり、意図しない言語で表示されたりすることが課題として指摘されてきました。この点が改善されていることは、プレゼン資料や商品パッケージのモックアップなど、テキストを含むデザイン制作での活用の幅を広げる要素になります。

gpt-image-2とDALL-E 2/3・gpt-image-1との違い

OpenAIは、DALL-E 2およびDALL-E 3について、2026年5月12日にAPIからの提供を終了することをアナウンスしています。この移行案内では、gpt-image-1.5またはgpt-image-1-miniへの切り替えが案内されています。

これからOpenAIの画像生成AIを使い始める場合、提供終了が予定されているDALL-Eシリーズよりも、gpt-image-2をはじめとする現行の画像生成モデルを基準に学び始めるほうが無駄が少ないと考えられます。

機能面では、gpt-image-2はinpainting(画像の一部分だけを指定して編集する機能)に対応しています。画像全体を作り直すのではなく、気になる部分だけを修正したいというニーズに対応しやすい点は、旧モデルとの違いのひとつです。

なお、DALL-EからGPT Image系への移行時期や具体的な移行手順は、利用しているシステムの状況によって異なります。実務でAPIを利用している場合は、提供終了時期が近づく前に、公式のアナウンスを確認しておくことをおすすめします。

gpt-image-2の料金体系(トークン課金)

gpt-image-2の利用料金は、処理量を示す「トークン」単位での従量課金です。2026年4月21日時点の公式発表によれば、料金は次のとおりです。

項目 料金(100万トークンあたり)
画像入力 8.00米ドル
キャッシュされた画像入力 2.00米ドル
画像出力 30.00米ドル

入力する画像を繰り返し使う場合はキャッシュ料金が適用されるため、同じ画像素材を元に複数パターンを生成するような使い方では、コストを抑えやすい料金設計になっていると考えられます。

実際のトークン消費量は画像のサイズや内容によって変動するため、個人でアイデア出しに使う程度か、大量生成を行う実務利用かによって、想定コストは大きく変わります。利用前に想定コストを試算しておくと安心です。

AI関連サービスの料金は改定されることがあるため、実際に利用する際は、最新の料金がOpenAIの公式ページに掲載されている数値と一致しているかを、都度確認することをおすすめします。

gpt-image-2の使い方(API・Codexでの利用)

gpt-image-2は、2026年4月21日の発表当日から、APIおよびCodex(OpenAIが提供するコーディング支援ツール)で利用できるようになりました。対話型のアプリよりも、開発者がプログラムから呼び出して使うAPIが前提のモデルである点は、押さえておきたいポイントです。

用意されているエンドポイント(APIの呼び出し窓口)は、主に次の3種類です。

  • 画像生成用エンドポイント(/v1/images/generations)
  • 画像編集用エンドポイント(/v1/images/edits)
  • 複数の画像をまとめて処理するバッチ処理

画像生成用のエンドポイントにテキストの指示を送ると新しい画像が生成され、画像編集用のエンドポイントに既存の画像と指示を送ると、その画像の一部を修正できます。

API経由での利用が前提となるため、実際に使うにはプログラミングの基礎的な知識があるとスムーズです。AI総合クリエイティブ講座のように、生成AIへの指示の出し方を体系的に学べる講座で基礎を身につけておくと、API経由でgpt-image-2を扱う際にも応用が利きやすくなります。

gpt-image-2は商用利用できる?著作権・利用時の注意点

gpt-image-2で生成した画像は、OpenAIの利用規約上、商用利用ができるとされています。ユーザーは生成物(Output)の所有権を持ち、複製・販売・マーチャンダイズ化を含む権利を有するとされているためです。

一方で、無制限に何でも生成・利用してよいわけではありません。第三者の著作権・商標権・肖像権・プライバシー権を侵害するような利用や、実在の人物やブランドと誤認させるような生成物の利用は、コンテンツポリシー上禁止されています。たとえば、実在の有名キャラクターやブランドロゴに酷似した画像をそのまま商用の成果物として使用することは、規約違反やトラブルにつながるおそれがあります。

また、AI関連サービスの利用規約やコンテンツポリシーは、時間の経過とともに改定されることがあります。クライアントワークなど責任の重い場面で利用する際は、その都度、OpenAIの公式な利用規約・コンテンツポリシーを確認したうえで判断することをおすすめします。

グラフィックデザインの学習・実務におけるgpt-image-2の活用シーン

gpt-image-2のような画像生成AIは、グラフィックデザインの学習や実務の中でも、活用の場面が広がっていくと考えられます。

具体的には、デザイン案を検討する初期段階でラフ案を複数パターン素早く出す用途や、プレゼン資料・商品パッケージのモックアップに使うテキスト入りビジュアルの下書き、多言語対応が必要な販促物のたたき台作りなどが考えられます。特に、構造化された生成物の精度や多言語テキストの表現力が向上している点は、こうした実務寄りの用途と相性がよい特徴です。

ただし、AIが生成した画像はあくまで方向性を検討するためのたたき台であり、最終的な仕上げや、著作権・商標権に触れていないかの確認には、デザインの基礎知識と判断力が欠かせません。個人差はありますが、こうした基礎スキルとAIツールの使い方をあわせて体系的に学ぶことで、実務で通用する制作力を身につけやすくなります。

AIツールも取り入れながらグラフィックデザインの基礎から学びたい方は、グラフィックデザイン講座(短期)の詳細や、クリエイターのお仕事図鑑でどのような職種・働き方があるかもあわせて確認してみるとよいでしょう。個別のキャリア相談は、無料のスクール説明会でも受け付けています。

AIを活かしたグラフィックデザインをこれから学ぶなら

gpt-image-2のような画像生成AIは、今後のグラフィックデザイン制作でも活用の場面が広がっていくと考えられます。デジタルハリウッドのグラフィックデザイン講座では、AIツールも取り入れた実践的な制作スキルを学ぶことができます。まずは無料のスクール説明会で、学び方や講座内容を個別に相談してみませんか。

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デジタルハリウッド 編集部

クリエイティブ分野の学び直し・スキルアップに役立つ情報を発信。AIツールの実務活用からキャリア形成まで、専門スクール運営で培った知見をもとに解説しています。