DPIとは

公開日:2023-07-01

dpi(Dots Per Inch=ドット・パー・インチ)とは、
1インチ(2.54cm)の1辺にドットが何個並べる事が出来るかを示し、

現在では印刷解像度(印字解像度)あるいは、
イメージスキャナによる走査解像度に用いる事が多い。

●プリンターの場合

 1インチ(2.54cm)の幅の中にインクの粒をいくつ打てるかを示します。

 最近では高解像度の製品が当たり前の様になっていますが、
 注意したい点として、1ピクセル=1ドットではないという事です。

 画面の1マスは1ピクセルで表現され、
 最大1677万7216色もの色表現が可能です。

 印刷の1ドットは通常4色(C/M/U/BK)の内、
 1色しか表現できません。

 プリンターのインクは混ぜ合わす事ができないので、
 複数ドットの集まりで1ピクセルの色を表現する事になります。

 なので画面解像度<印刷解像度である必要があります。

 ※一部のプリンタでは最大8色まで表現可能です。
 ※昇華型プリンタなど一部の印刷方式ではインクの混ぜ合わせが可能となり、
  より少ない密度での印刷が可能です。

●スキャナーの場合

 1インチ(2.54cm)の幅を何分割の細かさで読み取る事が出来るかを示します。

 印刷や画面表示にも共通で言える事ですが、
 人の網膜で認識できる解像度は300dpiくらいなので、
 電子書籍の様に拡大して読む場合を除いては300dpiまででよいです。

●ディスプレイの場合

 先でも述べましたがディスプレイの場合、
 点(ドット)ではなく画素(ピクセル)で表され、
 画面解像度はppi(Pixel Per Inch=ピクセル・パー・インチ)と表記されます。

 但し近年ではppi表記より
 一画面に何ピクセル表示できるかという表記が主流となっています。

 横640ピクセル、縦480ピクセルのVGAサイズを基準として、
 多種多様な画面解像度が派生してきましたが、

 地上デジタルテレビの登場依頼アスペクト比16:9が主流となり、
 今ではHD/2K/4Kなどが標準的なサイズとなっています。

 《参考》

  アスペクト比4:3

  VGA : 640×480
  SVGA: 800×600
  XGA :1024×768
  QVGA:1280×960

  アスペクト比16:9

  HD :1280×720
  FHD :1920×1080
  4K :3840×2160
  8K :7680×4320

  ※2K=Full-HD
  ※上記は画面解像度の一例でありアスピクト比についても、
   様々な比率があります。

●その他

 デジタルカメラや性能指標としても画素数が使用されています。

 《参考》

  30万画素 = 640× 480ピクセル
 100万画素 = 1280× 960ピクセル
 200万画素 = 1632×1224ピクセル
 300万画素 = 2048×1536ピクセル
 600万画素 = 2816×2112ピクセル
 800万画素 = 3264×2448ピクセル

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著者:デジタルハリウッド スクール 編集部